映画日記

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「戦場のピアニスト」

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札幌時代から見たかった作品。
TSUTAYAが日曜半額だったので借りてくる。(つーか、210円は高いよ。ベスティちゃんみたく100円にしてくれ笑)


思っていたよりも「感動もの」ではなかった。
確かにユダヤ人に対する仕打ちや、悲惨さ。
ほんの些細なことで生死を分ける理不尽さなどはよく描かれているとは思うが、それを強調しても主人公自体は幸運にも、或いは一芸に秀でていて有名だったが故に助かっているのであり。
やや悲惨なトーンは落ちている感じがする。

特に残念だったのは、ドイツ人将校の扱いについてである。
登場した当初は、かなり颯爽としていて清々しい印象を持った人も多いはず。
またドイツ人の中でも人道的な人がいたということでこの将校に好感を持った人も多いと思う。

ついでにいうと、私なんかはこの将校とのドラマチックな最後を期待してしまったクチである。

しかし展開はそのようなものではなかった。
颯爽とした将校は、「今度は俺の命を救ってくれ」とすがるふつーの人に成り下がっていたし。
結局二人が出会うことはなかった。
その将校の命運は最後のテロップで描かれたのみである。

またストーリーでの残念な点をもう一つ上げれば、
女性チェロ奏者(だっけ?)とのからみでも、何か進展があれば更にドラマチックになったのにと思ったりした。
例えば、夫がいる身でありながら、やはり昔から主人公のことが好きだった、主人公の方も彼女の夫にかくまって貰っている身でありながら彼女に応えようとした、とか、こんな展開を予想していたわけである。
→なんにもなし。眺めているだけ。

全般的に、はっとするような映像がきれいなのはよいし、展開もテンポ良く進むから決して飽きさせなかったのだが、もうちょっとシナリオにひねりがあった方がよかったかも知れない。



以下、映画批評空間より引用

Le Pianiste(The Pianist)
製作総指揮 ティモシー・バーリル / ルー・ライウィン / ヘニング・モルフェンター
製作 ロベール・バンミュッサ / ロマン・ポランスキー / アラン・サルド
監督 ロマン・ポランスキー
脚本 ロナルド・ハーウッド / ロマン・ポランスキー
原作 ウワディスワフ・シュピルマン
撮影 パーベル・エデルマン
美術 アラン・スタースキ
音楽 ボイチェフ・キラール
衣装 アンナ・B・シェパード
出演 エイドリアン・ブロディ / エミリア・フォックス / ジュリア・レイナー / トーマス・クレッチマン / フランク・フィンレイ
あらすじ
第二次世界大戦下のポーランド。実在のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの自伝をもとにした波乱の生涯を描く。ユダヤ人のシュピルマンは、ワルシャワのラジオ放送局でピアノ演奏中、ナチスドイツの侵攻に遭い、迫害を受ける生活を強いられる。監督のロマン・ポランスキーは、強制収容所で生き延びた経験を持ち、自らの経験を元に演出している。主演のエイドリアン・ブロディは、ピアノの特訓を受け、演奏シーンを代役なしでこなした。第55回カンヌ映画祭パルムドール受賞作。(148分)

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