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今日もいつもと同じ様に朝がきて、一日が始まる。 駅のホームで電車を待ちながらギャングスターを目指すポーズをとっていると、 フランスから来た旅行者に「漢字が難しいからと」道を尋ねられる。 オラオラするかアリアリするか迷ったが、電車が来たので、 「名乗らしていただこうっ!」と言っている最中だったが、、 ジッパーでフランス人を通過電車の中に閉じ込めた。 彼は世界を一巡するだろう。 ゆっくりと次の電車に乗ってると、混んでいる電車の中で 目の前の人間が、いつの間にか後ろに立っていることに気づいた。 何度も後ろに回りこむものの、気がつくと後ろを取られている。 でも気にせず乗っていることにした。 背中を見せて、魂を抜かれたかな? 立川で下車した。 降りるときボウリングピン型の爪切りを落として 女の子に「ダサイ」と言われているサラリーマンがいた。 邪魔だなぁと思いつつも、少しばかり同情する。 まぁ彼はきっとこの後、復讐と楽しい時間を過ごしそうだからいいか。 ロータリーから先、会社までの道のりに屋敷幽霊がある。 「幽霊屋敷」ではなく、「屋敷幽霊」。 なんでも元は地主の屋敷が建設途中で、鉄筋が足りないということが判明したらしく、 工事は中断。 建築物は取り壊され、更地にした後で今の商業ビルが建てられたらしい。 屋敷の幽霊は、そのビルの合間に入り口があって、 中に入ると普通の屋敷のように住むことができる。 夢二の絵を鑑賞しながら大きなステレオでクラッシクが聴ける(レコードだけど)。 ここで出勤時間まで本でも読みながら過ごすのが、最近の朝の楽しみだ。 ただ建物内の卵には手を出さない。 なぜって、太陽が東から昇って西に沈むっていうのと同じルールで、 この屋敷幽霊が、世の中に魂があふれないように掃除する場所になるからだ。 出勤したら、いくつか仕事を依頼されるが「だが断る」と言って丁重に引き取っていただく。 年上の後輩に、仕事の手順を聞かれるものの、 「いっぺんでいいものを何度でも言わなきゃいけないってことは、そいつが頭が悪いって事です」 「無駄無駄無駄無駄ぁっ!」 と逆に追い込んでみる。 昼には同僚とイタリアンに行く。 あまりお腹は減ってなかったので、コーヒーだけでいいっす、というものの。 目の前で同僚が、ズビズバーとうンまぁ〜いっ!!を連発するため、 一皿だけでも食べたくなった。 ただ、ここで食べると歯が飛んだりして周りのお客に迷惑をかけないか、 小心者の自分としては心配だ。 だって、もしその飛んだ歯が黄金長方形の回転を帯びていたら、 それこそ店を破壊しかねないから。 帰り際、同僚が「俺は人間をやめるぞ!」と叫びだす。 とりあえず、人間も訓練しだいで軽やかな身のかわしができるということを教えて、なだめておく。 家に帰る前に、靴のムカデ屋に行き、ドクロ猫柄のネクタイがないものか探してみる。 どうしても欲しい。 自分の意思で爪が伸びるのを止められないように、 妙な柄のネクタイがどうしても欲しくなってしまう。 今日も、これといった出来事は無い。平穏な日常と平穏な生活。 明日も、バイツァ・ダストが発動されて、同じように送るだろう。 |
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2007年12月15日
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