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http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php いきなりこう説明するのは、さすがにちょっと恥ずかしい(苦笑) 時は1937年。「日本少国民文庫」の中で配本された。 時代的にも、シリーズ名的にも、戦前っぽさが漂っている。 故にこの本のタイトルもかなり硬そうで、知らない人から見れば、教訓めいたというかお説教めいた内容ばかりが並んでいると思うに違いない。 しかし、この本が驚異的なのは、 戦前、 しかもこれから日本が軍国主義に走っている世の中で、少年少女向けに書かれたこのようなタイトルの本であるにもかかわらず、非常に人(他国)との関係を説き、自分たちを戒める内容である点だと思う。 内容は至ってシンプルで、 中学1年生の少年(コペル君)が、学校や生活で考えたこと、起きた問題について、 大学を出たばかりの叔父さんとの往復ノートでの交流を通じて、 その精神的成長を描いた読み物語。 その日常レベルでの事件・出来事への対処や考え、感想を通じて、多少の「人生をいかに生きていくか」というメッセージが多少付いてきている…。 個人的にとても秀逸で希有な本であると思うし 実のところ、今でもたまに思い出したかのように読んでいたりする(苦笑) まったく、 この本に出てくる「叔父さん」は、学部を出たての人で自分より遥かに年下なのにとても適わないなと、いつも反省しきりになる。 昔に読んで頭に入っていたことが、歳を重ねて経験を積んで、「あぁこういうことが言いたかったのか」と目から鱗が落ちると思うことがよくある。 いろいろ深刻に悩んで迷っていても、「意外と近くにこういうものあったのか(しかも昔から傍に!)」って考えると、何だか笑っちゃうけど。 それくらい馴染んでいる本。 元々の出会いは、高校を卒業して、一旦農協に就職した時だったと思う。 高校生活の勉強から解放されて、自由に好きなように読む本がとても面白くて、松下圭一の本と並んでこの本を読んだんだったと思う。 本が想定しているのは中学生だから、結構遅い出会いだったかな。 でも内容は完全に、当時読んでいた別の本なんかの内容よりも濃く、しかも読みやすくやさしい表現で、心に訴えかけてきていた。 発想のコペルニクス的転換−−これによりコペル君というあだ名になる 人間分子の法則−−社会の中で人は一人では生きていけない。必然的に他人(他国)と関わっていることを日常でどこまで自覚できるか。他者と巧みに関わり合いながら上手く生きていくために努力と知恵を絞って行くにはどうしたらいいか。 他者への謝ることについて−−悪いことをしたならば、まず誠心誠意謝ること。それで他者が許してくれるかどうかはそれから先の話。結果ばかり考えて、許してくれないから謝らない、というのでは精神的成長はない。それは2者間ではそれで良いかもしれないが、第3者にはそれでは通じないし、既に「謝らない」と言うことを身につけてしまっているため、余計にうまくいかなくなる。 ・・・などなど、示唆に富む。 卑怯なことや、ひねくれたことを憎んで、真っ直ぐな精神を尊敬している、そんな人に育って欲しい。 当たり前だけど、難しいこと。 この本が何年経っても、そんな思いの両親や教師から読書感想文なんかの指定文庫に使われているのは、当然のことだと思う。 巻末の丸山真男『君たちはどういう生きるか』をめぐる回想−吉野さんの霊にささげる−、も必読!
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2010年02月20日
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映画自体は、昔のフジテレビ深夜枠の1時間ドラマを映画としてDVD化されただけの物なんだけど 映像美溢れる内容で、若い頃の浅野忠信を十分に堪能するような映画。 岩井俊二ファンでは、この作品の「ナツロウ」が関わっている世界観を広げていって、それが『スワロウテイル』になったというのは有名な話。 一瞬出てくる「Bye Bye POO.」の文字が、終わり方としてとても締め付けられるような思いになる。 この曲もとても合っている。 美しく、鮮やかな去り方、だな。 …なんか映画のプレビューっぽくなっちゃったけど(苦笑 この曲を聴いていると、東京湾のコンクリートで固められた湾岸の海を見たくなる。 ん〜そいういう所に「向かっている時」に聞く曲かなw マラソンとか走っている時にも良さそう。
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