読書日記

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 イギーを飼いはじめました

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※mixiより引越し記事

所謂トキワ荘絡みの本。
 藤子不二雄を始め、漫画家側の立場からの記録はよく知られているのだが、当時の編集者はどう思っていたのかという観点からかかれているのがこの本の独自性。

 「手塚番」をしていた自身の経験によるだけに、なかなかに面白い。立派に、戦後初期編集史になっているような気がする。
 「張り込み」ネタは、後年藤子不二雄によってNHKスペシャル『トキワ荘の青春』でも取り上げられていたので知っていたが、確かに当時の編集者は売れっ子漫画家に対して警察並みの張り込みをしてたと言う事がよくわかる。 体力勝負の大変な稼業だ。
 貴重な記録と懐かしさに満腹。

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※mixiより引越し記事

刑務官のノンフィクション。

 著者自身が祖父から3代にわたる刑務官としての経歴を活かして書いている。まさに日本の刑務所の歴史とともに御方の本であり、法政大学の大先輩の本でもある。
 それだけに本人の体験を交えた生々しい内容になっており、死刑執行に携わったり、死刑囚との接し方、囚人との駆け引きなど、例えば法務教官の甘さが通じないようなすさまじい世界について書かれている。
 その中で刑務官は管理者として、教育者として、何より同じ一人の人間としてどう接するのか、という事に考えさせられる。

 著者は父や祖父からの伝聞もあり、通常伝え聞かれる事のない刑務所内部の変遷についても軽く触れられている。勿論昔(特に戦前)と比べて設備や囚人の待遇の面では大幅に改善したようだ。

 後半の基本的な内容は幹部の腐敗ぶりや、一律主義。
 各おもしろい話であるが、一律主義ではあっても刑務所毎に、もっといえば所長や幹部の裁量に任される事が多いので所長毎に刑務所の規律がまるで違うということである。
 そして内部で起きている事は、法務省の本省や弁護士・検察はもちろん所長であっても、内部で起きている事の全体を把握しているものがいないという奇妙な組織であるという。現場ももちろんセクショナリズムだしね。

 途中読んでてやや気持ち悪くなる描写も多かったが、現実を直視した貴重な記録であろう。

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※mixiより引越し記事

法務教官関係のルポ。

 セミ・ドキュメンタリーというかノンフィクションというか。これは、病院で働いていた看護婦が中途採用法務教官として採用され(騙され?)、医療少年院で実質的に看護婦として働くという話。
 そこでの少年少女と接する中での葛藤、どちらでもない立場ということで法務教官と看護婦との葛藤、同僚・上司たちとの衝突などが描かれている。

 少年院の院生は、従順そうな面を見せる反面非常にずるがしこく狡猾で、常に欺こうとしているし、わがままを通そうとしている。それに対して常に警戒の念を持って用心深く扱っていかなければいけない反面、よりよい更正の道を探る事のディレンマが存在する。
 大まかにいってそれに対する態度で施設を管理する大人の側の立場も2つに別れている。即ち、羊の皮をかぶったオオカミを扱うようにその場しのぎで扱う側と、どこまでいっても院生の可能性を信じて尽くす立場である。手法としては、前者は規律を身体に刻み込むやり方(フーコー)で社会人として慣らそうとしているのに対して、後者は、それでは反発するしもっと人間的に対話などをもちいて相互信頼など醸成しようとするやり方である。

 感想としては、予想されるように主人公は後者(いい子ちゃん)の立場である。
 徹底的に院生を凶悪なものと想定し管理している前者の立場に対して嫌悪感を抱きつつも、院内で問題が起きるたびに前者の立場を理解し始めたり、逆に自分が正しかった事を確認したりもする。それはそんな人がいてもいいと思うのだが、一つ気づいた事として、その献身的な看護のおかげで、よりエスカレートするパターンが多いという事である。つまり

・仮病などの問題を起こす
 →愛に飢えているからそんな事をするのだと思い、それとなく見抜いたりして何度でも問題に対処する。もし本当に病気だったら大変だから。

 →より本当っぽくしないと見向かれないと思い、危険な手法で仮病をしようとする

 →失敗して本当に病気になる(場合によっては死に至る)

主人公のやり方をみていると、毎度のようにこのパターンが少なからず観られるような気がして、後半はやや食傷気味^^;。
 これは明らかに主人公のやり方が愛情を注ぐという名目によって、逆に院生を死の危険に追いやっているような気がしてならなかった。まぁこんな主人公みたいな人とも仕事をしなきゃならない法務教官の大変そうな立場はわかってよかったという感じだが。

 個人的にはマンガJOJO6部の収容所の看守とかを想像していただけに、ちょっとイメージが違った。確かにあれは少女(?)であり普通の刑務所の話だけど、「ちゃんとした」刑務所の話だしね。そうっだったな。

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かなりライトなエッセイ。

 『まんが道』が好きなせいか「藤子不二雄」とか「トキワ荘」「手塚治虫」「石ノ森章太郎」「赤塚不二夫」とかいった単語に弱い。
 氏のいう「気楽」な人というものの魅力に引かれる。こういう内容の本がしみじみ入ってくるって、自覚はないけど最近疲れてるのかな!?汗
 非計画的で束縛やすべての感覚から開放された気ままに時間を過ごす「休感日」とやらは必要なんだろうなぁ。日々感覚を張りつめて暮らしている現代人にはなおさら必要に感じる。

 しかし極上の日というのは自分にとってどんな日なんだろうか、と考える。
 恐らくその答えは前から変ってない。朝から好きな本でも読んで過ごして、昼から知合いと集まってサッカーに興じ、夜はブリティッシュ・バブで安酒の麦酒で喉を潤しながら傍らで中継をやっている試合(特にプレミアリーグがよい)について応援したり深夜近くまで議論したりして、眠気が襲ってきたところで帰る。こんな日はいい日だったと感じるかな。

ふらっとどこか違うところに行ってみたり、そういう気分が起きるのはよくわかるが、この本を読んでて思ったのはそういった「共感」が笑うセールスマンなどに活かされてるんだと思う。途中で、これは文章版笑ウセールスマンかと思っちゃった(喪黒は出てこないが・・)。

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塩野七生短編三部作の最後の作品。

個人的には聖ヨハネ騎士団の話が一番面白かった気がするが、これもなかなかだった。
ヴェネツィアの存亡をかけた一戦に西欧諸国を動員していく過程や戦闘シーン、戦後処理のむなしさなど、小説でないのにとてもイキイキとしていた。

ちょっと疑問に思ったのは文庫の裏の内容解説には「スペイン王フェリペ二世率いる西欧連合艦隊は・・・」とあるが、率いたのは王弟ドン・ホアンであって、なんでこんな表記になっているのかちと疑問に思った。
こっちとしては、ヴェネツィアを利することに消極的だった王が何時直接乗り込んでくるのか、そして不本意ながらも歓待を率いて戦勝へと導く苦悩みたいなのが読めると楽しみにしながら読んでたのに。
結局読めず、だいなし。
まぁそれでも面白かったからいいのだが・・。

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