読書日記

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 イギーを飼いはじめました

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アップしようとしたら、このブログが重いのか、我が家のADSLの回線が悪いのか、ページが表示されなくて消えてしまったので、2回目の感想文。
そんなんでかなり手抜きです。
くそ〜なんでこんな目に(×_×;)


電車の移動中に読んでた本。
外山氏の本はよく安く且つ深い内容のものが多いので、今回も好感触。

人生の「フィナーレ」に向かっていく人にはちょうどいい内容、だとおもう。

興味深いのはその文化論。
「”地酒”のすすめ」と題して薦めているものは本物の”地酒”ではなく、地酒=自前の文化である。

新しくデビューしたバー、モダン・ジャパンはカクテルが得意だ。

つまり適度に輸入酒を混合すれば、新しい酒のできあがり、である。
大抵の大学でも、教員でも、新聞でも、文化人でもそれぞれの輸入銘柄をもっているものである。
そして、折衷。カクテルばかりが上手くなる。

だから自分でいきなり酒を造れといわれても、当惑するものである。
が、そこからやってみよう。というのが外山氏の言い分。

こういう話は福沢や丸山などよく言われている話であるが、地酒って表現はおもしろいと思った。

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藤子不二雄A氏の妻との闘病記。

安孫子氏は誰に対しても「氏」を付けて呼ぶそうだが(例:藤本氏、石森氏)、それは友人の大橋巨泉氏によると恥ずかしがり屋でどういえばいいかを誤魔化すためだそうだ。
この本で明らかになったのは、なんと妻の和代さんにまで氏を付けて「和代氏」と呼んでいるそうだ。

内容はその和代氏が右脳の障害で急に左半身不随になり失語症まで併発し、リハビリを通して回復していく様を描いている。

身近にリハビリしたりした人がないので経験はないのだが、読む限り想像以上に大変そうだ。
本人も大変だろうが、周りも大変である。
何故ならば、本人が感情をコントロールできなくなっている場合もあるし、思うように改善されないものだからストレスも溜まる。

周囲は温かく見守れればいいのだけれども、長期間に及ぶし、なかなか「結果」が出ないと本人だけでなく周りの人のやる気にも影響が出る。

この本では、かなり詳細にリハビリの様子であったり、当時の気持ちというのが記録されていると思う。
いつも思うがA氏は、なかなか詳細に記録しておくのが好きなようだ。(『二人で少年漫画ばかり描いてきた』『トキワ荘青春日記』参照)

好調、不調の波が絶え間なく押し寄せてくるし、改善が見られたと思ったら一気に後退したり、本当に忍耐というのが要求されるものだと、しみじみと感じた。

ただ、辛さだけの暗い内容ではなく、所々でA氏の前向きな姿勢であったり、おもしろさもあって、大変なだけの看病の中でも明るさみたいなものがあっていい。
恐らく安孫子氏のパーソナリティによるものだろうけど、本人だけじゃなくて周りまでが具合悪く成っちゃいけないよな。


ちなみに私もよく人に「氏」を付けて呼ぶが、それはゼミやサークルの影響であって、安孫子氏の影響でないことを一応言っておこう。

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再読。

前回は合田雄一郎の活躍に、今回は「マークス」の心理状態に注目して読む。
高村氏の作品は細かい描写がすごすぎるというか、圧倒的分量なので数日かけてやっと読む。

しかしやはりわからないことは多い。謎が謎を呼ぶって程でもないことだけど、マークスが心に「暗い山」を宿した心理状態や、どんな気持ちで殺人を計画して実行したのか、もっとマークス自身を描いて欲しかったように思う。
断片的な「感想」みたいなものは得られるのだけど、やはりマークスのことはよくわからないまま終わった気がする。

そう思って読み出すと、警察だけの事件真相の推測や内部の話の詳細な記述の多さはだんだん邪魔(失礼!)になっていくし、丁寧に話が展開してたのが遺言状だけであっさりと事件全貌が明らかになったのは暴力的な終わらせ方のようにも映る。

マークスはMARKSだというのは前回読んでわかっていたので、その確認もする。この点は、わかってて読んでも別の意味でおもしろい。

元々これを読むきっかけになったのは某教授が授業中で登山の心理について言及した際に引用していたからだが、2回目の読書のせいか登山関係の話は前回以上に興味深く読めた。

だたそうするとまたわからないのが、マークスが最後に山頂に向かっていく心理である。
まぁマークスを一般的な登山感覚で理解しようとする方が無理があるんだろうけど、最後まで謎の多い奴だったな、という感じ。
2回目にしてマークスの不可解な行動がどれだけ警察を悩ましたのか、やっとわかったような気がした。

ちなみに、今回私が再読した文庫版は連載版とハードカバー版とまた微妙に違うようである。「ほぼ違う作品だ」という人がいるくらいだ。
それに映画版もある(なんと合田が中井喜一らしい!)。
しばらくマークスにはまってみてもいいかもしれないと、ちょっと思った。

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奥様からみた夫としての手塚治虫の話。

わりと面白かった。
戦後漫画の黎明期に彗星のごとく登場し超売れっ子時代を迎えていたときのエピソードは色々知っていたが、まさか新婚旅行まですっぽかしてしまうとは、ただただ驚くばかり。

だが一番興味深かったのは「虫プロ倒産」「人気凋落」などの危機の時の手塚治虫である。
まさか神様だった手塚が何百ページも下書きを'''持ち込み'''してボツにされていたなんて驚きだった。それでもめげずに前向きにまた何百ページも書いて書いて持ち込んでの繰り返し。
恐るべき漫画に書ける情熱というか執念である。

それ故に、また神様として第一線に活躍するようになったというのもよくわかる。

また手塚治虫は元々アニメーションがやりたくて、デモできないから手軽な漫画を始めたということは知っていたが、その念願のアニメーションで--初期は大成功するものの--大きな痛手を負ってしまったというのは皮肉な話である。

他にも、手塚治虫の父母の話がでてくるが、ある意味興味深く、ある意味痛々しい話で、読んでて正直ちょっと辛い部分でもあった。まぁ現実ってのはこんな事もあるんだろうからね。

最後に思ったのは、常に時間に追われていた人の側に居るってことは奥さんにも並々ならぬ努力が要請されたと思う。
しかし前向きな旦那を支え続けて、追われる時間を共有してきたということで奥さんの文章には満足感が感じられたのはよかった。きっと手塚治虫なら天国で奥さんに謝ってるだろう。
編集者も憎めないあのやさしい笑顔で(笑)

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所謂藤子不二雄Aによる「まんが道」の続編に当たる連載漫画。
ビックコミックオリジナル増刊号で隔月ペースで連載が続いている。


以下、自己流(※ネタバレ)レビュー
夢の56:叔父きたる
二人とも連載を持っている満賀と才野は生活が安定したのを実感していた。
才野がお金を管理し二人平等に月給を配布しているのだが、ここ毎月ちゃんと貰っているし、大卒初任給以上の稼ぎになる。

一年前の失敗から干され、やっとカムバックしてきた。
二人とも一人前になってきたという実感に浸る。
しかし競争が激しい世界であることも改めて知った一年でもある。
いつまでも漫画が書き続けられるよう、気を引き締める二人であった。

そこに立山新聞の社長をしていた叔父から急遽東京に来たという電報を貰う。
なんと叔父は親会社との対立で新聞社を辞めるというのだ。

もし満賀があのまま新聞社で勤めていたとしたら、辞めた社長の甥ということで微妙な立場に立たされていたかもしれない。
そして、そうなってから漫画の世界に挑戦しても「時既に遅し」だったかもしれない。

満賀は叔父と飲みながら昔よく漫画の世界に飛び込んだものだと、自分の決断の運の良さに驚き。またその道へと後押ししてくれた才野への感謝を新たにするのだった。

まさに人生の分かれ道。
夜鳴きそばの音でテラさん、石森氏、赤塚氏と夜中に再開した満賀、才野は満足感に浸っていた。
自分自身の決断が正しかったとわかったからかもしれない。


感想
人生の分かれ道。その時の「決断」というのは誰もが意識的であれ、無意識的にであれ、行ってきたことである。
毎度の事ながら、しみじみよかった。
自分の決断が正しかったのか、否か。それは自分自身が正しかったことをこれから証明していくしかないんだろうなぁ。

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