悠々美術館通信

野球に青春を賭けている高校球児・中学球児をリスペクトしています。野球王国和歌山を復活させましょう!

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 第100回全国高等学校野球選手権記念大会で強豪・横浜(南神奈川)が登場し、愛産大三河(東愛知)に7-0で快勝した。2ランを放った斉藤大輝内野手(3年)らが前評判通りの高い能力を発揮し、12安打7得点と活発だった打線の中で、プロ注目の打者の一人である万波中正外野手(3年)は4打数無安打2三振。初戦で結果は出なかったが、高い潜在能力を持つ主砲について、プロはどう見たのか。
 名将・野村克也氏の“右腕“としてヤクルト、阪神、楽天でヘッドコーチや2軍監督を務めた松井優典氏は「今日は攻守に渡ってあまり目立つところがなかったですね。期待はしていますが、評価は難しい試合でした」と振り返る。では、ドラフト候補でもある万波の現在地とは…。
  松井氏は「潜在能力はやはり抜群のものがある」と言い切る。「技術的にはグリップをやや低く構えて、それによって逆にバットのヘッドの走りが良くなっている」。まずは打撃の長所を挙げた上で、1ボールからチェンジアップを打ち、右飛に倒れた第1打席について「横浜はデータを重視するチームなので、相手のピッチャーを想像した中での打ち方。つまり、どういう打ち方をすればいいかという意識の中で変化球に詰まっている。考え方とすれば、内容については悪くない」と分析した。ただ、同時に「課題」も感じるという。
 3番の斉藤君あたりと比べると、思い切りのなさが出てしまっている。潜在能力の高さと、それをどういうふうに発揮するかという“発揮能力”、その2つの能力があって初めて結果になります。そう考えると、万波君は“発揮能力”というところが今後の課題です。2打席目の空振り三振、第3打席の三ゴロとか、この試合ではスイングが全て中途半端になってしまっていました。ヘッドの走りがいいのだから、そんなに必死になってピッチャーに向かっていくことはない。もっと自分のペースでバッティングするということが大切だと思います。
  一番気になったのは守備。最初はセンターを守って最後にライトに行きましたが、守っている万波君の姿が“見えない”ということです。打球が自分より遠いところ、例えばセンターを守っていて打球がライトに行った時にスタートする動きが弱い。潜在能力としては高いのですが、そういう部分は今後の課題になるでしょう。
 
  今後の課題は、結果を出すための考え方、ここが勝負どころだという“読み”を含めた取り組み、などになってきます。配球の読みはもちろんそうです。そちらの方の能力が備わってきた時に、潜在能力が結果として表れてくるはずです。ドラフトでは、プロでは時間がかかるかもしれないが素材の良さを取るのか、というところで各球団の意見が分かれるところでしょう」

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