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大きな被害を出した東日本大震災。地震と津波で2万人を超える死者と行方不明者を出してしまいました。大変な災害でしたが、もしそれで終わっていれば、日本という国の復興は十分に可能性が残っていたかと思います。災害時に略奪や騒ぎが起こらなかった日本に対して、世界中はその意識の高さに驚嘆していたくらいだったのです。
ところが、その好印象を一片に吹き飛ばしてしまった事態が生じてしまいました。そう、福島原発の大事故です。これまで絶対に安全・安心だからといって、その管理能力の高さを信じて、中国からもたくさんの研修生が日本の原子力発電所を視察に訪れていました。
絶対に起きないと強く主張してきた原発事故、そしてその後のお粗末な処理。さらに根回しなしの汚染水の海洋投棄。もう誰も日本の言うことを信じません。日本の技術や管理能力の高さという話は、もう伝説の中に消え去ってしまいました。
いまだに日本の技術力は高い、管理能力は凄いと思っている経済人や官僚は少なくありませんが、もう世界はそれを認めない状況になりつつあるのです。日本経済の復興を信じて、今後も新興国で技術力を活かした事業展開をしようとしても、どれだけ現地が日本を受け入れてくれるのでしょうか?
それでも、進出する国や国民を信じて、誠心誠意事業を行ってきたのならまだしも、利益追求ばかりを狙って、自分たちの利益のために現地を利用してきた企業との間では信頼関係も形成されておらず、こうした危機的な状況にあっては、現地からの支援・協力を得ることは難しいでしょう。打算だけが現地との間をつないでいたのだから、打算が狂えばそれで関係はお終いになります。
今回の原発事故は、経済に対して思わぬ効果を来たすことになります。表面的な関係は終わり、本質的な関係だけが残っていきます。中身のない形だけの世界は崩れ、これからは本質的なところが表に出てきます。努力せず、人の犠牲の上に生きてきた人は、これからはますます苦しくなっていくでしょう。努力し、頑張ってきた人たちこそが、それに見合った世界に行くことができる。それが本当の宇宙の姿なのです。
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そうですね。ポチ
トラバックさせて頂きます。
2011/4/9(土) 午後 7:46 [ 太郎 ]
太郎さん、ありがとうございます。ブログ拝見しました。日本経済は大打撃です。基本である農業や漁業がダメになれば、すべてが失われます。農業は国の本なり。この言葉を身にしみて感じることはありません。
2011/4/9(土) 午後 8:53 [ taka ]