傑作官能短編小説集

テーマは、近親相姦です。是非、お楽しみください。

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結婚

結婚

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御礼とお願い

                        御礼とお願い^l^







 長いあいだご訪問いただき、本当にありがとうございました。

 今度こそ、ここでお別れです。

 ただし、また新たな作品を書きましたら、発表させていただきますので、その時は、是非またご訪問く

ださい。

 ところで、誠にかってながら、最後にお願いがございます。

 今までの作品の中で、面白かった、あるいは、印象に残っている作品がございましたら、それらの作品

名をお教えいただけないでしょうか? 今後書く時の参考にさせていただきたい、と思うのです。どう

ぞ、よろしくお願い致します。



  ―作品名―

 短編
(近親相姦)

・ 早熟な息子

・ 黒い神秘

・ 双丘の狭間

・ 幸せになりたい

・ 双子の妹

・ パパは名監督

・ お兄ちゃん抱いて

・ 眠る美少女

・ 弟の裏切り者

・ 密かなプライド

・ 妹が三人

・ 逢いたい

・ 聖水

・ 不登校の弟

・ お仕置き

・ 揺れる大観覧車

・ いい夢なら何度でも

・ 復讐

・ 新米女教師

・ 遥かなるXmas Eve

・ トラウマ

・ 見果てぬ夢

・ 堅物教師の素顔



(非近親相姦)
・ 禁断の肉芽

・ 小学校の同級生

・ いい気なエース

・ 真昼の教室

・ 学者の血

・ FP



 長編
(非近親相姦)
・ 美少女の聖水

・ 先生の罪と罰








 また、たとえばこのような人間関係の、そしてこのようなシテュエイションの物語があれば面白いんじ

ゃないか、というようなご希望があれば、それらもお教えください。深く、また細かく考えなくて結構で

す。大雑把に、で結構ですので……。参考にさせていただければ、と思っております。

 こちらの方も、どうぞよろしくお願い致します。





                        ー終わりー

先生の罪と罰(34)

                          先生の罪と罰




                           エピローグ




                           (最終回)







 二学期が始まり、2Aは中年に近い男性教師を新たな担任として迎えていたが、みんなの――風岡を慕

っていた少なくとも十二人の生徒達の気分は、まるで冴えないようだった。

 胸にぽっかり穴が開いたとでも言うのか、何とも表現しがたい寂しさが、彼女達の表情にはっきりと浮

かんでいるのだ。風岡のいない白女は何とも言えず殺風景で、スペインふうの立派な校舎までおそらく色

褪せて見えていることだろう。

 絵美にはそれがよくわかる。自分がまさにそういう状態なのだから。

 九月も終わりに近づくに連れ、絵美はしだいに怒りっぽくなっていた。

 原因はもちろん、風岡だ。九月中に必ず一度は来る、と言ったのに、全く連絡がないのである。一年

前、突如絵美の前から姿を消してしまったことがあるだけに、絵美が疑心暗鬼になるのも無理からぬこと

ではあった。

 九月三十日の土曜日、夜の十時を回った頃――。

 堪りかねた絵美は、神戸に電話を入れていた。一年前と同じことをしているようでいやな気分だった

が、とにかく風岡の声が聞きたくてどうにもならないのだ。

「はい、風岡ですが」

 母親、素子の声だった。

「こんばんは。夜分恐れ入ります。夏休みにお世話になった、白女の花田と申しますが、先生はいらっし

ゃいますでしょうか……?」

「まあまあ、花田さん。ちょっとお待ちくださいね……」

「はい、すみません……」

 最悪の予想だけは外れてくれた。一年前とは違って、とにかく風岡は家にいるのだ。

 絵美が心臓をどきどきさせながら待っていると、

「はい、もしもし」

 と、相変わらず元気な風岡の声が、絵美の耳に懐かしく響いた。

「こんばんは……。あたしです……」

「おおっ、どうした?」

「……どうした、って言われても困るけど……」

 風岡の声を聞いただけで、もう濡らしている絵美だ。もっと気の利いた言い方があるんじゃないの……

と心の中で呟く。

「わかってるよ……。必ず行く。今、子育ての真っ最中で、そっちまで手が回らないんだ」

「子育てぇ……? 誰が、誰の子を……?」

「おれが、おれの子供を育ててるんだ」

 風岡は平然とそんなことを言ったが、まさかそんなバカなことがあるわけない。

「何を言ってるのかわからないわ……」

「逢った時に話そうと思ってたんだけど……この際だから、確認だけでもしておこうか」

 風岡の声に交じって、ほんとうに赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた時、絵美の頭は少々混乱しかけてい

た。

「また泣き出しやがったか……。ま、いいや。絵美は神戸の大学を受験するんだったな?」

「はい、そのつもりですけど……」

 絵美にはまだ生徒気分の抜け切らないところがあるので、風岡の話の内容しだいで、言葉遣いも変わ

る。しかし、それにしても赤ちゃんの泣き声が気に掛かる。

「ボランティア活動をしたいんだろう?」

「はい……」

「合格したら、おれの家に下宿しないか? 家賃も飯代もいらない。おまけに、すぐにボランティア活動

を始められるぞ」

「ほんとにぃ? ……何か、夢みたいな話……。ボランティア、ってそんなにすぐにあるものなんです

か……?」

「ああ、子育てのボランティアだけど」

「……もしかして……今そこで泣いてる赤ちゃんのことぉ……?」

 絵美は、汚い物を指先で摘み上げて立ち往生している時のような声を出した。

「そう。おれの子だ」

「もおぅ……ほんとのことを言って!」

「名前は波留、にするつもりだ。波に留まると書く。可愛いぞぉ」

 ――波留……ハル……HULL? ジェニファーさんのフルネームは、確かJENNIFER HUL

Lだったはず……!! 

「その赤ちゃん、て……ジェニファーさんの!?」

「いい勘してるじゃないか……」

 受話器の向こうで泣いているのは、あのジェニファーが産んだチャールズなのだ。

「……でも、どうして……」

 驚きを通り越した絵美の声は、沈着だった。

「十八日にヴァージニアへ行って、ジェニファーに会ってきたよ……。悲惨だった……」

「……どうしたんですか……?」

「彼女、精神科の病院に入院していたよ……。八月頃から、チャールズを見ると怖い、って言うようにな

ったらしいんだ……」

 風岡の話を聞く絵美の脚は、微かに震えていた。何か言おうとしても言葉にならない。

「ちょっと面会をさせてもらったけど、何も思い出してくれなかった……。怖がられることもなかったけ

どな」

 風岡の寂しそうな笑い顔が、受話器の向こうに浮かぶ。

「ドクターも首を捻ってたけど、チャールズがいないと何とか落ち着いてるんだ。意識のない時でも頭の

どこかが働いてて、何かを直感してるのかもしれない。……ま、そんなわけで一時預かってきたんだけ

ど、たぶんこのままおれの子供になってしまうだろう……。どうだ? いいボランティアになると思うん

だけどな……」

「……いつも急なんだから……」

 絵美の頬を、一筋の涙が伝う。

「自信ないけど……それでも、いいですか……?」

「やってくれるか?」

「……はい」

「そうか! おまえの頑張り精神があれば充分やれるさ。ありがとう、絵美」

「ありがとう、なんてそんな……」

 絵美はその時、この心優しい風岡に一生ついてゆきたい、と心から思った。

「受験のことはまた話したいと思ってるけど、心理学なんかどうだ。興味ないか?」

「心理学……。ジェニファーさんのために?」

「それもある。それに、子供の成長には幼少期からの環境がとても大事だ。思春期も来る。自分の出生の

秘密を知る日が来ないとは限らない。その時のためにもだ」

「でもそれだったら……ずっと波留君のそばにいてあげないと……」

「ずっといてくれればいいじゃないか……。いやなのか?」

「……う、ううん……。そんなこと、ないけど……」

 絵美がそう答えた時、赤ちゃんの――波留の泣き声が一段と大きくなった。

「おれがあやしてやらないと駄目なんだ。向こうでの話もまだいろいろあるから、十月には必ず行く。き

ょうはもう切るぞ」

「……うん。お休みなさい……裕一さん」

「ン……裕一さん、か。じゃあ……お休み、絵美ちゃん」

「うふ……絵美ちゃん? バイバーイ!」

「ああ、バーイ」

 受話器を置いた絵美は、涙のあとをハンカチで拭う。

 あの卑劣な二人の犯罪行為に怒りを覚えている絵美は、法学部受験を考えていたが、風岡の話を聞いた

今、心理学教育の充実している大学を探す決意を固めていた。

 生まれてきたチャールズには、何の責任もないのだ。一人の人間として、胸を張って生きてゆけばい

い。父親は岩下でも西崎でもなく、風岡裕一なのだ。きちんとした環境の下で育ててゆけば、きっと立派

な人間になってくれるに違いない。

(でも、あれってプロポーズだったのかな……? だとしたら、あたし、あれで答えたことになる

の……? 何か変なのぉ)

 ――ずっといてくれればいいじゃないか……。いやなのか?

 やけにあっさりそう言った風岡の言葉が、耳の奧にこびりついているのだ。

 風岡の生き方は、目まぐるしいばかりに変化を繰り返すが、そのたびにきちんとした答を出す。たぶ

ん、これからも……。

 絵美は、ぼんやりと形の見えかけてきた自分の未来を想像していた。そして、風岡のあのどでかい男の

シンボルを思い、うふっ、とはにかんだ笑いを浮かべ、一人頬を染めていた。




                               ー終わりー

先生の罪と罰(33)

                          先生の罪と罰




                      第六章 手淫被視姦恥辱の陶酔




                              6







「こんな気分でヤれるのは、一生に一度だ。そうだろう?」

 唇を離し、風岡はにっと笑う。

「隣の陰険な女子大生、ってもしかして……」

「嘘だ」

「やっぱりぃ……? 何となく変だとは思ってたけど……」

「一応は気になっただろう?」

「ふっ……。でもぉ……これから、どうなるのかな……」

 それを思うと、風岡に教えられた涙が滲んできそうになるが、それをぐっと堪え、絵美は独り言のよう

に呟く。

「あの日、言っただろう。遠距離恋愛ってやつになる、って……」

 風岡はついばむように絵美の唇をチュチュッと吸い、その反応を見守る。

「月に一度か二度……?」

「そう。学生時代におれがたまたま発掘した仕事がこっちにあるんだ。どういうわけか、これがうまくい

っててな。しかし、最低月に一度は来なくちゃならない。親父の代わりにおれが担当することになってる

から、二、三時間くらい何とでもなるさ」

 最後の台詞を、風岡は少々いやらしい笑みを浮かべて言った。

「二、三時間……。どこでぇ……?」

「車で来るよ」

「ドライブ?」

「ああ、それでもいいし……」

「いいし、ってぇ……?」

 絵美は掠れたような甘ったるいような、何とも色っぽい声を出した。

「絵美は練習があるから、逢うのは夜だな。飯を食ってもいいし、カラオケでもいいぞ」

「お互いに、心の安らぐ存在……」

 あの日、風岡が真剣な顔で言った言葉を、絵美はぽつんと呟く。

「よく覚えてるじゃないか。そのとおりだ。ま……おれにとって、絵美はとっくにそういう存在になって

るけどな」

「……とっくに?」

「ああ。学校へ行く楽しみの半分以上は、2Aに花田絵美がいることだった。だから、これからは少し寂

しくなるな……」

「あたしも……。抱いて、先生……」

「もう先生じゃない。ほかの呼び方をしろよ」

「……フェロモン……」

 絵美は、即座にそう答えていた。

「フェロモン?」

「そう……フェロモン風岡……。うふっ」

「どういうことだ、それ……。あのフェロモンのことか?」

 絵美は頷き、初めて会ったあの日、風岡の全身から強力なフェロモンを感じたことを、少し笑いながら

話す。

「自然に、女の人が寄ってくるでしょ……?」

「そんな夢みたいな話が、あるか」

 乳房を揉みながら、風岡は一笑に付した。

「ううん、うちのクラスだけでも十二人。ほかのクラスとかいろいろ入れたら、先せ……あ……と、とに

かく、片思いの子はいっぱいよ。目移りして困ったでしょ……?」

「バカ。おれには絵美しかいなかった」

「……ハッタンは……?」

 最大のライバルとして、絵美は彼女を意識していたのだ。

「ン……? 畑野か……。まあ、可愛い子には違いないが、ただそれだけのことだ」

「ほんと……?」

「当たり前だろう。おれはそんな浮気性じゃないぞ」

「嬉しい、先生」

「先生、じゃない」

「あ……ゆう、裕一、さん……」

「ああ、それがいい」

 風岡は、絵美を強く抱き締める。

 風岡の肉棒が屹立し、絵美の腹をつつく。絵美はいとおしくなって、ソレを擦る。

(今度逢った時も、こんなことしてくれますか……?)

 自分からは言い出せないことを、絵美は心の中で呟いていた。

 絵美にとっても、風岡はもちろん心の安らぐ存在である。しかし、肉体的な繋がりは、心の安らぎのた

めの大切な要素であるらしいことを、絵美はきょう知ったのだ。

(このエロい先生――いえ、フェロモン風岡が何もしないなんて、あり得る?)

 自然にそうなるにきまってるわ、と思い、絵美は一人はにかむ。

「どうしたんだ?」

 風岡が絵美の顔を見てそう言った時、隣の部屋で電話が鳴った。風岡はしばらく無視するが、一向に鳴

りやむ気配はない。

「ちょっと出てくるよ……」

 風岡は、腹にくっつかんばかりに肉棒を勃起させたまま、隣の部屋に行った。

 絵美はそれとなく、風岡の声に耳を傾ける。

「ああ、そのとおりだ。……そのことは始業式に話すから、きょうは勘弁してくれ」

 誰か知らないが、風岡が辞めると知って、驚いて電話を掛けてきたようだった。

(誰だろう……?)

 絵美はじっと聞き耳を立てる。

 押し殺した声が五、六分続いただろうか、突然風岡の苛ついたような声が響いてきた。

「いい加減にしないか、小南……。関係ない、と言ってるだろう」

 電話の相手は、何とあの詩織だった。絵美は呆然としていた。

 ようやく電話を終えた風岡は、すっかり萎えてしまった肉棒をぶらんぶらん揺らしながら部屋に戻って

くると、絵美の隣に大の字に寝ころんだ。

「あの手紙、詩織だったんですか?」

「ン……? 聞こえてたのか……」

 絵美は、哀しそうに頷く。

話の様子からして、自分の送った手紙のために、風岡が首になっていないか心配になった詩織は学校に

電話を掛け、風岡が辞めることを聞き出したという感じだった。

「信じられない……」

「そんな大袈裟に考えるな。……嫉妬心は誰にでもあるさ」

 詩織も風岡が好きだから、いっしょに神戸へ行きたかったのだろう。その気持ちは、絵美にも充分わか

る。

「親友だろう……?」

「うん……」

「わかってやれ」

 絵美は、大きく頷いていた。

「たぶん冗談か、言い出しっぺの樹理に対する当てつけみたいなつもりで、つい……。後悔してたでしょ

う……?」

 風岡は大きく頷き、絵美の頭を撫でる。絵美は恥ずかしそうに唇を噛んだ。

「あたしだって、偉そうなことは言えないです……」

「ン……?」

「いえ、何でも……」

 絵美も親友の詩織に、風岡のことをいまだに話してないのだ。

「先せ……あ、いやあン……癖になってるぅ」

「仕方ないな……。今のうちに早く直せよ」

「はい……。それで、あのぉ、まだ再来年のことですけど……あたし、神戸の大学を受験しようと思いま

す」

 風岡は一瞬体の動きを止め、絵美の顔を見詰める。

「可笑しいかな……?」

「いいや、ちっとも」

「あたし、ボランティア活動をしたいんです。二年経っても、たぶん個人個人の中には問題が残されてる

ような気がするんです。何ができるかはわかりませんけど、あたし頑張って探します」

 絵美は、避難所で見た光景を忘れることができないのだ。風岡の次に考えることといえば、それだっ

た。

「そうか……。神戸へ行ったことも、満更無駄じゃなかったようだな。好きなようにしろ」

 風岡は絵美の乳房を揉みながら、もう一方の手でクリトリスを弄り始めた。

 絵美は、柔らかくなってしまった肉棒を握り、上下に擦る。ゆっくりとではあったが、風岡の肉棒は

体積を増し、そして、例によって、臍を指して止まった。

 スタミナ抜群。しかも量感溢れる、素晴らしくセクシーな風岡の肉棒――。

「綺麗……!!」

 うっとり見惚れる絵美は、思わず呟いていた。

「ン……何て言った?」

 風岡は絵美の顔を見て、怪訝そうに尋ねた。





                              ー続くー

先生の罪と罰(32)

                          先生の罪と罰




                      第六章 手淫被視姦恥辱の陶酔




                              5







 風岡の腰の動きに釣られるように、絵美もつい腰を振ってしまうが、話に聞くような快感は全くない。

ただ、痛いだけである。しかし、膣壁を無理やり押し広げ、激しく摩擦する風岡の肉棒の圧倒的な迫力

は、絵美に征服される悦びを教えてくれた。

「苦しい……?」

 風岡は唇を離し、絵美の顔をじっと見て訊く。

「……少し……」

「じゃあ、早くイった方がいいな」

 風岡は再び唇を求める。しかし、絵美はそれを躱した。

「あまり動かないんだったら……別に、早くなくても、いい……です……」

 そう言って、恥ずかしそうにしがみつく絵美の頭を、風岡は左手で抱え込み、改めてそのぽってりした

唇を優しく吸った。

 キッスを受けながら、絵美はこのままずっとこうしていたい、と思う。一生に一度のこの時を大切に心

に刻んでおきたいし、できるものなら、このままの姿で永遠に存在し続けたい、とさえ思う。

 初めて風岡の太い肉棒を目にした時、綺麗……と感じたあの絵美独特の美意識は今、自分達の体が繋が

っている姿を、きっと美しいに違いないわ……と思って、感動していた。

「じゃあ、少し動くぞ……」

 風岡は、少し速めに腰を動かし始めた。

 絵美は風岡の唇を積極的に吸う。

 処女膜を突き破られた痛みが思い出したようにぶり返し、絵美はくぐもった声を放つ。 膣壁を強引に

押し広げ、秘肉を擦りまくる風岡の肉棒。その圧倒的なパワーに耐える絵美は、思わず腰を小刻みに振っ

ていた。

「もう近いぞ……。絵美の中、よく動くからな。ほら、動いてる……。自分でもわかるだろう?」

 絵美は微かに頷き、その恥ずかしさから逃れるために、風岡の唇に吸いつく。

「うっ、来た……」

 風岡の腰が、絵美の腰に粘りつくようにして止まった。そしてその体全体が固く突っ張った途端、深々

と収まった肉棒が精液を噴射し始めた。

「ああっ……!」

「ううっ、絵、美……」

 風岡は絵美の唇を強烈に吸いながら、子宮目がけて熱い粘液を迸らせる。

 奧深くに精液を浴びる絵美の腰は、自然にくねくねと動いていた。

 熱い噴出がしばらく続いたあと、風岡の体からすうっと力が抜け、肉棒の激烈な痙攣発作は終わりを告

げた。

「フーッ……。よかったよ、絵美……」

「やン……先生……」

 絵美は風岡にしがみついたまま、まだその秘奧に埋め込まれた肉棒が小さく動くのを感じていた。  

 風岡はそんな絵美の髪にキッスをし、額にも優しくキッスをする。

 絵美の求めで、二人は再び唇を重ねた。

部屋の中に、チュチュッという粘っこい音がしばらく続いた。






 ようやくシャワーを浴びに行った絵美と風岡は、そこでまた三十分ほどほたえ合い、絡み合った。

 百八十三センチ、八十一キロの風岡が、百六十三センチの絵美を垂直に抱き上げ、真下から亀頭だけを

埋め込んだ。大木に止まった蝉のように風岡の体にしがみつき、浅い挿入に必死で耐える絵美は、クリト

リスを擦られながら、風岡とほとんど同時に昇り詰めた。





 絵美の乙女を証明する赤い小さな染みの付いた布団の上で、風岡と絵美は乳繰り合っていた。

「先生は、何があっても約束を守る人、だと思ってた……」

 絵美は風岡の短い胸毛を弄びながらそう言って、上目遣いに風岡の顔を見る。

「約束か……。ま、何とか守ったつもりだけどな……」

「嘘ばっかり……。こんなこと、したのにぃ?」

 風岡にすべてを捧げた絵美の言葉遣いは、明らかに変わっていた。

「教師と女生徒――。ちゃんと守ってきたじゃないか」

 風岡は絵美の乳首を指先で転がしながら、放課後にしか見せないあの独特の表情で言う。

「守ってきた、けど……きょう、破った……。でしょう?」

「どうかな……」

「もおぅ、変な先生……」

 絵美は、風岡の胸毛を爪の先で摘んで引っ張った。

「痛たた!」

「ふふ……変なこと言った罰よ」

「さっきの素振り三十本……。あれが、おれの白女での仕事納めだ……」

「えっ……?」

 絵美はきょとんとして、風岡の顔を見る。

「おれはもう白女の教師じゃない」

「何言ってるの、先生……」

「始業式に出て……九日の朝、神戸に帰る予定だ」

「嘘でしょう……?」

 まるで恐怖に出くわした時のような顔をして、絵美は風岡を見詰める。

 あまりに唐突すぎるが、絵美は風岡のことをそれなりに知っているつもりだ。出会いの日からきょうま

で、驚かされてばかりいるような気はするが、風岡が悪意で嘘をついたことは一度もない。

「振り出しに戻るんだ。初めて会ったあの日にな……」

 さすがの風岡も、ちょっぴり感傷的だった。

「でも、どうしてぇ? ジェニファーさんのこともちゃんと解決したのにぃ」

 風岡の真剣な表情を見る限り、もう避けることのできない事実なのだろう。しかしそれならそれで、絵

美は納得できる理由を知りたかった。

「ジェニファーのことは、一切関係ない。地震だ……」

風岡の重々しい言葉を聞いて、絵美の頭には神戸の町の様子――とりわけ、避難所で見たあの議論の場

面が即座に甦っていた。

「でも、家も会社も、みんな大丈夫だった、って……」

「実は、港にある倉庫が全壊したんだ……」

「ええっ?」

「おまえ達には関係のない話だから、言わなかっただけさ……」

「そんなぁ……」

「お陰で、リストラ中だった会社が大ピンチに陥ってしまってな。おれはこの教師の話を断って手伝う、

と言ったんだが……そんな不義理はアカン言うて、親父は聞かなんだ」

 つい神戸弁を使ってしまった風岡は、苦笑いを浮かべる。

「親父がワンマンの、中小企業だ。いざとなった時信頼すべき部下が育ってなかった、って今頃お袋に零

してるらしい」

 風岡の話の先は、もう読めた。夏休みを機に、どうしても会社を手伝うために帰る、と決意したという

のだろう。

 そして、風岡はそのとおりのことを、絵美に話した。

 風岡が辞めることを誰よりも早く知っていたアルコールは、たとえジェニファーの問題で退職に追い込

まれる結果になっても、風岡を絶対に信じてやってほしい、と訴えるために、2A委員長の絵美を呼んだ

らしいことも、風岡の話しぶりから伺えた。

「じゃあ……ちゃんと解決したから、アルコール、喜んでるでしょ……?」

 風岡はああ、と口許に僅かに笑みを浮かべた。

「だから、おれの一身上の都合で退職した、ってわけだ。八月末日付けでな……」

「……嘘みたい……」

「おれ達はもう教師と生徒じゃない。普通のカップルなのさ」

 心揺らぐ思いで、絵美はその言葉を聞いていた。一教師と一生徒としてこれからの一年半を過ごしてい

こう、と心に決めて神戸から帰ってきたばかりなのだから。そして、きょうのことは不倫の関係だと思い

込んでいたのだから。

「……どうして、話してくれなかったんですか……?」

 絵美には、何よりもそのことが不満だった。

「約束だっただろう? 辞めるまでは破りたくなかった」

「そんな大事なことなのに……」

「こう見えても、約束とか責任とか、そういうものは大事にする方だ」

「わかるけど、完璧すぎるわ……」

「おまえだって、完璧だったじゃないか」

「それは、先生が……」

 当初、絵美は風岡の徹底ぶりに呆れていたものだが、気が付くと自分もそのペースに填められていて、

みごとなまでに教師対一生徒、という関係が築き上げられていたのである。

「何か、いつも急に現れたり、急に消えたり。……忍者みたい」

「そういえば、そうだな……」

 風岡の、温かそうな目だけが笑った。

「でもさ……だったら、きょうは最初に話してくれてもよかったと思うけど……」

「不倫の関係なんて、ちょっとスリルがあるじゃないか……。違うかい?」

「やあン……そんなことのためにぃ……?」

「少しはどきどきしただろう? おれはしたぞ」

 風岡は絵美を抱き寄せ、そのぽってりした唇を吸う。絵美は目を閉じ、強く吸い返す。 我慢できなく

なった教師風岡が、我を忘れて挑みかかってきた。そう思っていたからこそ、絵美も一層昂ぶったことは

確かだった。





                                ー続くー

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