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昔、職場にリウマチで手足が不自由な女性がいました。自力で歩けるのは歩けるんですが、腕が上まで上がらなかったり、足の長さも左右違っていて歩きにくそうでした。
ある日、私と男性の上司が幹事で日帰り旅行をすることになりました。
バスから降りて、観光地を長い距離歩いて散策するツアーでした。
わたしは、その距離は彼女には無理かなと思ったので、車いすの手配をしましょうか?と訊きました。
車いすを使ってでも彼女を連れて行きたかったからです。
そしたら、怒られました。
「私がやってみようとチャレンジしてみようと思っているのに、どうして余計なことをするの?」
と。
健常者の私には理解できませんでした。
「ごめんなさい・・・あの距離はきついかなと思って・・・でも一緒に行きたくて・・・」
彼女(わたしより20も30も年上でしたが)は、
「そういう話を腹を割ってしたいのよ、私たち障害者はね。」
と言いました。
あとは、自身も肢体不自由な年上の男性が説得にあたることになりました。
彼女は旅行に参加して、無事に道のりをみんなとともに歩きました。
とてもうれしかったです。
今、自分が障害者になってみて初めて彼女の気持ちが分かりました。
上司の言い分だと、私が障害者なので一人で電車を乗り継いで社外への用務をすることは危ないから、健常者に代わってもらいなさい。
ということなのです。
自力で歩いて行こうとしている私に、車いすにお乗りなさい。と言っているのです。
上司は親切で言っているのでしょうね。でもlこうやって、自分のできることが減っていくのは悲しいです。かといって無理に苦手なタクシーに乗って発作が出たら外出すらできなくなりそうで・・・
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