|
リビアのカダフィ政権が事実上崩壊した。
アラブ諸国での市民革命が続いている。
“市民革命”とはフランス革命的要素を持つという意味である。
もちろん時代は21世紀だが、初めて一般の市民が社会改革に立ち上がったという意味で。
ベトナム戦争はこうではなかった。アフガンで起こっていることとも違う。
ならず者による専制支配を脱して市民社会の仲間入りをしようとする民衆の意思が窺われる。
もちろんこれからどういう紆余曲折があるかは分からない。
手放しで評価するわけではないが、単なる権力闘争扱いするのには違和感を覚える。
日本のマスゴミは、良識派と言われる評論家を含めリビア革命に冷淡である。
単なる市民革命ではなく国際的な石油利権をめぐる抗争だそうだ。
文明社会で踏ん反り返ったブタによくそんなことが言えるものだ。
利権が絡むのは当たり前。“美しい革命”などそもそもありえない。程度の差だけだ。
中道は程度の差を重視する。人間の理想と現実の接点に視点を置く。
表面的な現象と本質との両方に目を向ける。そのバランスの差に個性が出る。
したがって中道の概念は相対的であり、時代と共に変わる。
たえず人間の洞察力と倫理観が試されることになる。
南北戦争は奴隷解放をめぐるだけの戦いであったわけではない。
今風に言えば実態は“北と南の利権争い”だった。
「風と共に去りぬ」などを読むと心情的には南軍に共鳴する部分もあるだろう。
それでもやはり勝つべき側が勝ったとしか言えない。偶然ではないと思う。
日本のマスゴミに欠けているのはその部分ではなかろうか。
自分の損得しか考えない。どちらが勝った方が自分に得か。そればかりだ。
対テロ戦争でカダフィには世話になった恩義があるからか米国は腰が引けていた。
その影響が日本のマスゴミに強く影響しているせいかも知れない。
西のカダフィ東の菅ダフィと言われていたが、東はジョンイルだろう。
必ず近いうちに変化が起こる。そのとき東アジアがどうなるか。
韓国が危なくなったら?大量の難民が日本を含む周辺国に押し寄せたら?
そのとき日本のマスゴミはどういう報道をするだろうか。
|