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欧米の先進国でも経済の衰退が始まった。
これまで先頭を切っていたのは日本だったが、これは先触れだったのだ。
特に米国は資源の豊かさと旺盛な人的エネルギーでここまで世界経済を牽引してきた。
しかし、ここにきて、その限界がはっきりと見えてきた感がある。
物質的な基本的欲求が満たされた段階まで来ると人間の行動に変化が現れて当然である。
欲望だけで永遠に突き進める訳がない。大いなる錯覚である。
米国人は固定観念にとらわれないとされてきた。
しかし、根本的な人間観においては固定観念二支配されていると言わざるを得ない。
ああいう自由な発想の国だからこれから新しいものが出てくるのかもしれない。
その一つが全米に広がりつつある反金融資本への市民の抗議活動である。
自由と平等だけではどうしようもない社会的現実がそこから見えてくる。
何でも米国化することが進歩だと信じ込んでいる日本の市場原理主義者への警鐘だ。
経済が無限に発展するものと考える方が無理な話だ。
掘っ立て小屋から高級住宅に移り住んだとき、掘っ立て小屋と同じ気持ちでいられるか。
あくなき強欲と言えども死と共に停止する。限界がある。
ねずみ講のようなもので経済成長主義はどこかで行き詰る。
物質的欲求が満たされる一方、技術革新で生産力は高まる。
IT化によって事務関係でも省力化が進むのは当然である。格差が生まれるのは必定。
富裕層はこれまでの収益を維持しようとし、役人は権益にしがみついて無駄を繰り返す。
今や日本も世界もがけっぷち。そしてもうすぐ2012年がやってくるのだ。Scary!
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