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ウルトラセブン
ウルトラセブンVOL.1−狙われた星− 実相寺昭雄 スーパークエスト文庫 小学館 1995年2月
イラスト 増尾隆幸
眠らない街で、次々と起こった謎の失踪事件。
だが、失踪者たちは再び戻ってきた。
奇妙な共通点を持って……。
目に見えない宇宙からの侵略か?
それともただの偶然なのか!?
人々が熱望してやまない「ウルトラセブン」の世界を、ウルトラシリーズ監督・実相寺昭雄が現代に甦らせる!
名作「狙われた街」の姉妹編ともいえる、幻のシナリオをもとに、完全書下ろしの小説として登場!!
目次
発端と予感
第一章 また新たな侵略が
第二章 怪獣に映る月
第三章 ここは「狙われた星」
第四章 フルハシ暴走す
第五章 巨大獣出現
第六章 ついに、セブン登場!
エピローグ 夢か現か幻か
実相寺監督が「狙われた街」の撮影の際に使わなかったエピソードを元に書かれたリメイク的な小説。
侵略するはアルベリッヒ星人ではあるのだが、「地球は狙われている……」で始まるウルトラセブンの際限のない侵略世界を、揶揄しているような話でもある。
興味のある人は深読みすればよい作品であるが、後年「ウルトラマンマックス」において「狙われた街」の続編を描いている事を考えると、まだ1995年の段階では地球は狙われている、まだ地球はウルトラマンたちが守るだけの価値があるかもしれないと思っていたようである。
侵略する価値と守る価値は同じ重さではないけれど、侵略される地球こそが宇宙における地球の優越的な存在感であるなら、侵略される地球を描く事は人間のエゴに過ぎないと言う事でもあるのだ。
ウルトラマンの護っているものは地球などではなく、人間の優越的な自尊心である。
だからこそ、メトロン星人は故郷に帰っていったのだ。
実相寺監督作品は映像や演出に奇異な部分に目を奪われがちだが、単純に人類の未来を憂いていただけかもしれない。
そんな監督も星の舟に乗られてしまった。
心からご冥福を祈りたい。
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ヒーローの主人公をやってた俳優の方を見てみるとかなり年配になられてますね・・一人だけ抜かして(笑。。モロボシダンやってた人なんかかなり年取ってましたよ・・。
2006/12/2(土) 午後 2:13 [ SKA ]
skazunori様。皆さん年をとってきていますね。即ち、ファンも年をとってきているわけです。
2006/12/2(土) 午後 3:13 [ ほしの ]
実相寺監督お亡くなりになられたのですね・・・・・
2006/12/2(土) 午後 7:31
クリーミー様。はい、残念ですね。
2006/12/2(土) 午後 7:58 [ ほしの ]
傑作ポチッ!表紙もなかなかいい感じです。 実相寺氏は監督業以外に脚本もいくつか書いていますね(テレスドン登場の地上破壊工作は、佐々木守氏脚本になっていますが、実は実相寺氏が書いたものだそうです)。
2006/12/3(日) 午後 9:32
館長様。そうですね。映像化されなかったものもあるようですし、まとめて脚本を読んでみたいです。
2006/12/4(月) 午前 0:53 [ ほしの ]
残念ですね、あの才能が。実相寺氏の文による小説版があるなんて全然知りませんでした。「狙われた町」の話は好きだったんで、これは読んでみたいです。第一僕は、じわじわ隣人達が入れ替わって行く恐い侵略SFって目がないですから。
2006/12/5(火) 午前 0:43 [ Ken ]
Ken様。ウルトラセブンなら「あなたはだあれ」、SF ならジャック・フィニィ「盗まれた街」といった所でしょうか。実相寺さんは以外に小説の本を出しています。ウルトラマンの小説もあります。
2006/12/5(火) 午前 1:06 [ ほしの ]
トラバさせてもらいまーす。よろしくー。
2010/11/18(木) 午前 1:00