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2011年02月

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小学五年生

作家・重松清氏の著書に感銘を受ける
特に、著書、「青い鳥」「小学五年生」は興味深い
 
「青い鳥」は中学2年生をテーマに、「小学五年生」はタイトル通り、小学5年生をテーマにした内容となっており、感受性豊かないわゆる「思春期」に焦点を当て、日常の些細な出会いや家族、友人、先生、あるいは社会のあらゆる大人たちとの人間関係、恋愛、勉強、遊びなどを通して、中学生、小学生の感受性の針を如実に映し出し、誰しもが通った唯一無二の機会に改めて触れ、郷愁の心を思い起こさせる
 
 
自分自身のフィードバックを楽しむ部分もあるが、著書は我が息子、娘の心情を探る参考書として大いに興味を抱き、貪るようにがしがしと読み進めている
 
「青い鳥」は8話、「小学五年生」は17話の短編小説で構成されており、その中で、特に、「小学五年生」の『バスに乗って』は感動し、目頭を熱くした
 
母が入院する病院に向けてたった一人でバスを乗り継ぐ小学5年生の少年
母への愛と病状を案じる悲しみと寂しさ
車中での無愛想なバスの運転手との人間関係
母に会いたくて、何度も何度も病院を訪れる
父から渡された回数券があと2枚だけとなる
病院行きの1枚を使い、バスに乗り込む
回数券は残りあと1枚 
帰りは父が迎えに来てくれる約束だった
回数券は1枚残るはずだった
しかし、父は会社の残業で急遽来れなくなる
最後の回数券を使いたくない
使ってしまえば母と会えなくなるかもしれない
しかし、バスに乗らなければ帰宅できない
バスの車中で悲しくて悲しくて大粒の涙を流してしまった
自宅近くの降車場に着いた
運転席横の運賃箱にゆっくりと近づく
「お願い、いつもの運転手でありませんように」
運転手はいつもの無愛想な運転手だった
すべてが辛く悲しく厳しい現実
あまりにも辛い現実に少年の脆い心は悲しくて悲しくて折れてしまった
その時、いつもの無愛想な運転手が少年に声をかけた…
 
 
大人たちが日常で経験する小さな事件でさえ、小学5年生にとっては大事件であり、脆く儚い少年少女の心が受ける影響は実に、鋭利なナイフで切り裂かれたように深く大きな傷として残る
 
 
そんな純真無垢で薄っぺらな小さな小さな心を作品は実にリアルに映し出しており、読み進めるごとに息子や娘たちの心情に触れ、なんだが急に胸がキュッと締めつけられてしまう
 
 
作品に触れて 厳しい戦いの最中に共に戦う家族への思いをほんの短い再会の中であらためて存在価値を実感できた
 
現場で力を最大限に引き出せるのも、きっと、日常の現実と必死に戦う家族の力強さが支えてくれるのであろう
そう改めて思う 
 
 
 
MANI
 
 

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