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今日は、『プロ野球ユニフォーム物語』(ベースボール・マガジン社)という本を紹介するのですが、記事のタイトルに「再び」とあるのは、昨年、この本について一度紹介したことがあるからです。 この本が発売されたのは昨年4月のことでした。当初の予定では一昨年の夏に発売される予定だったのですが、日本中を揺るがしたあの「球界再編問題」の影響で、予定が大幅に遅れてしまいました。 僕は、最寄りの図書館でこの本を何度も貸し出して読んだのですが、常に手許に置いておきたいという気持ちが段々と強くなってきて、この連休明けにとうとう購入しました。 この本が生まれたきっかけは、雑誌「週刊ベースボール」に連載されていた「綱島理友のユニフォーム物語」というコーナーですが、著者の綱島理友さんが、ユニフォームについての記事を書こうと思い立ったのは、ある雑誌の取材でプロ野球のユニフォームについて調べるため、東京にある野球体育博物館へ行った所、ユニフォームに関する資料が殆ど無かったということにショックを受けたからだそうです。当初は「老後の楽しみ」のつもりでいたそうですが、特に草創期のユニフォームは白黒写真でしか残っていないため、色使いなどの詳しいディテールを今のうちに調べておく必要に迫られました。草創期からプロ野球界を支えてきた長老格の人々をはじめ、様々な関係者のもとを訪ね歩き、その取材を基にして出来上がったのが、『プロ野球ユニフォーム物語』という本であったという訳です。 初めてこの本を図書館で借りて以来、何度も目を通していますが、ひと口に「プロ野球70年分」と言っても、その間には各球団ごとに様々なユニフォームがあったこと、それにそれぞれの球団にそれぞれ波乱に満ちた歴史があること、更に今日では「忘却の彼方に」ある球団のユニフォームも詳細に紹介されており、日本のプロ野球の歴史が持つ重みや厚みと言ったものが、この一冊に詰まっているといった感があります。ユニフォームの中には、それそのものがチームの歴史や栄光を背負っているものから、他チームのファンからは頗る評判が悪いが、そのチームのファンの間では今でも絶大な支持を集めているもの、また「カルト」的なものまで幅広くあり、例えば、自分が生まれた年に12球団でそれぞれどんなユニフォームが使用されていたかを調べてみるのも面白い読み方だと思います。 以前にも書きましたが、これだけの労作を何も無い所から手間隙かけて作り上げた著者の綱島理友さんには、心より敬意を評したいと思います。
当ブログでも、この本を参考にした記事を書く予定ですので、どうぞお楽しみに。 |
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どこの球団だったか忘れましたが、何種類ものユニを一度に使用してたこととかあるんですよね。すぐやめたらしいですが。
2006/5/29(月) 午後 3:27
昭和48年の日拓ホームフライヤーズのことですね。「使用していた当時よりも現在の方が有名」と、『プロ野球ユニフォーム物語』の中で書かれていました。
2006/5/29(月) 午後 10:14 [ mannennetaro2005 ]
僕のブログも大部分がこの本がネタ元です。野球関係の本としては高価ですが、もう十分元は取りました(笑 何度読んでも新しい発見がある素晴らしい本です。本が出てから発表された新しいユニ(スワ、巨人など)を短期集中連載で紹介していましたが、いずれ改訂増補版を出して欲しいですね。
2006/5/31(水) 午前 4:40
やはり愛読されていましたか。仰る通り、何度読んでも新発見がありますね。改訂増補版の発売も期待しましょう。
2006/5/31(水) 午後 11:57 [ mannennetaro2005 ]
ユニフォームは選手達にとって、戦闘服・正装ですから、球史を語る上でたくさんの演出をしてますね。ファンにとっては懐かしいのもあったらいして・・。
2006/6/1(木) 午後 3:58
綱島理友さん。。20年ほど前に「プロ野球の友」という本を出版されたときに始めて知った方なのですが、その当時は「おチャラケ野球ファン」といった感じの記事ばかりで、まさか今宵にこれほど素晴らしい本を出版されるようになるとは、思ってもみませんでした・・。「”12球団の歴史の系譜”を、きちんと伝えてくれている」ことこそ、この本の最大の「功績」ですよね。
2006/7/16(日) 午前 1:13