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×月○日 NHK教育テレビで放送されている『日本の話芸』は、全国ネットのテレビ番組の中で、現在唯一落語をたっぷりと聴ける番組である。平成3年頃にスタートして、初めは小沢昭一のナレーションがオープニングに流れていたのだが、いつの間にかそれが聴けなくなったことを今でも残念に思っている。 これまで本放送が土曜午後1時45分だったのが、この4月から何故か平日の火曜午後になってしまった。毎月第3週は上方落語で、日曜早朝の再放送を録画したものを観る。今回は、桂都丸の「桜の宮」。都丸という人は桂ざこば師の一番弟子であり、かつては昼のワイドショーでレポーターをやっていたこともあって、以前からよく知っている落語家さんである。今では上方落語界の中堅であり、『上方落語家名鑑ぷらす上方噺』(出版文化社)によると、大ネタの「地獄八景亡者戯」は、大師匠の桂米朝師に「閻魔大王も人呑鬼もそのままやれる」と言わしめるほどだという。 この「桜の宮」という噺は、江戸落語の「花見の仇討」を移植したものであり、上方では五代目笑福亭松鶴、その息子の六代目松鶴が演じ、現在ではその五代目松鶴の弟子である笑福亭松之助、桂南光などによって演じられている。南光師は松之助師から教わったという。おそらく都丸師も松之助師から教わったものと思われる。桜ノ宮と言えば、現在でも「桜の通り抜け」が大阪の春の風物詩として知られ、その名の通り、大阪を代表する桜の名所だが、僕は大学生活を大阪で過ごしている間、1度も「桜の通り抜け」には行かず仕舞いであった。 それにしても、「天満天神繁昌亭」の開場や朝のドラマ『ちりとてちん』の影響も相まって、上方落語界は以前よりも増して活気づいているように感じられる。もはや漫才に限らず、落語も上方がメッカになったと言っても過言ではないだろう。 ×月△日 山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審が開かれ、被告の「元・少年」に死刑判決が下される。当然の結果であると思う。 僕は「死刑制度」というものを以前から良く思ってはいないのだが、それと今回のこの裁判とは全くの別問題である。何故なら、これだけの兇悪な事件を起こしたにもかかわらず、事件当時「未成年」だったということをいわば「楯」にして、その罪を軽くしようとする弁護団の「思惑」があまりにもあからさまであり、また刑事裁判そのものを冒涜しているものと映ったからである。 妻子の命を理不尽な形で奪われた本村洋さんの怒りは、以前の被告人本人に対してのものから、今回彼が「死刑判決」を宣告されるまでに至った背景、そしてこうした人間を生み出してしまった世の中全体に対するものへと変化し、また拡がって行ったように思われる。本村さんの姿を見ていると、ケースは異なるが、これも理不尽な形で2人の幼い我が子の命を奪われた福岡の大上さん夫妻と重なるが、大上さん夫妻が再び新しい命を授かったのに対して、本村さんは永遠に「独り」なのである。この違いは大きい。 本村さんの会見を聞いて気付いたことは、この人自身「死刑」をいう刑罰が横行することを良くは思っておらず、寧ろそうした社会に対して「憂い」を抱いているという点である。そうした心中を理解しようとせず、ただひたすら被告人を「死刑」にしないことだけに時間と労力を費やしたことを、弁護団の諸氏は大いに反省すべきではないか。 ×月◎日
長野で北京オリンピック聖火リレーが予定通り開催。大きな混乱もなく終わる。 オリンピックも開催まで約百日となったが、特に今年に入ってからの中国を巡る不穏な情勢によって、聖火リレーもまた、各国で不穏な状況の中で行なわれる破目になった。今回のような形で聖火リレーが注目される結果になったのは本当に残念である。 僕は昭和50年生まれだが、「オリンピック」というものを初めて認識したのは、モントリオールで開催された昭和51年ではなく、モスクワで開催された昭和55年のことである。今でも覚えているのが、マスコットキャラクターが「ミーシャ」という子熊で、開催前には『こぐまのミーシャ』というテレビアニメも放送された。しかし、日本はこの大会をボイコット。自分にとって「初めて」のオリンピックは、同時に「幻」のオリンピックでもあったのだ。 僕は国際情勢には詳しくないので、今回のチベット問題についても語ることは出来ない。しかし、1つだけ言いたいのは、昭和55年の自分のような子供たちが出てこないで欲しいということである。 因みに、日本がモスクワオリンピックをボイコットした昭和55年と、今年平成20年の暦は、そっくり同じなのである。何とも嫌な偶然である。 |

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「スポーツに政治を持ち込まないでほしいですね」「オリンピックは、”平和の祭典”なのに・・」(ワイドショー)
「オリンピックは”政治そのものである”ということを、きちんと認識していないキャスターが多すぎる」(玉木正之)
私も「チベット云々」を語る資格の無い者のひとりですが(薄学)、「スポーツとは?」「スポーツの歴史とは?」「オリンピックとは?」という「基礎的な学習」をしているキャスター&メディア関係者は非常に少ない・・ということだけは、よくわかるような気が・・します。
埼玉FMの人気パーソナリティ・大野勢太郎氏は、「なんで政治を、オリンピックに持ち込むのでしょうか?」というリスナーの質問に対し、「政治が露骨に介入しなかったオリンピックというのは、実は東京五輪だけなのではないでしょうか」と、仰いました。
2008/5/7(水) 午後 11:45
『日本の話芸』平日に変更になったんでしたねぇ〜
これからは録画忘れないようにしなくちゃいけません
2008/5/10(土) 午前 9:35