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大江千里については前にも1度書きましたが、改めて彼の曲を聴いてみると、全体的に男の優しさや寂しさが漂っている作品が多いように思います。 曲の雰囲気は明るいものの、そこに描かれている世界には一種の「陰」が感じられて、この人の持つ世界の奥深さを感じることが出来ます。 CDのジャケットやコンサートなどの写真を見ると、デビュー当時の大江千里は、今よりも線が細く顔立ちも端整で、眼鏡を掛けている所為もあるでしょうが、ごく普通の「坊っちゃんタイプのインテリ青年」といった雰囲気があります。女性ファンの中には、このルックスに魅かれてファンになったという人も多いのではないでしょうか。 音楽性のセンスの良さは言うまでもありませんが、それ以外の分野でも優れたセンスを持っている人だと思います。映画やドラマ、バラエティー番組に積極的に出演したり、NHKの「トップランナー」(1997年〜2001年)のようなトーク番組の司会を務めたりしていたことに、この人の活動の幅広さをよく表われています。アーティストの中でも、これほど広範囲にわたって活動した人というのは珍しく、その意味では新しいタイプの存在だったのではないでしょうか。 彼の欠点は、作詞・作曲、それにピアノの腕前も優れていながら、歌声にやや問題があったことでしょう。初期から中期の頃はさほど気にはならなかったのですが、いつの頃からか喉を潰したような声を出すようになりました。この欠点さえなければ、もっと人気が出ていただろうと思っています。 2003年にEPICソニーから発売された「THE LEGEND―大江千里」は、1983年のデビューから93年までの約10年間に発表された作品から代表的な曲を選りすぐったベストアルバムですが、作品全体から切なさやほろ苦さ、それに一種の陰影が感じられるような気がします。
今、大江千里の曲を聴いていると「懐かしさ」というものを強く感じるのですが、それは曲そのものに対する懐かしさ以上に、自分にとってのもう戻ることが出来ない時代に対する懐かしさなのかも知れません。この人の曲の魅力は、やはりある年齢を超えないと分からないのではないでしょうか。本当に奥が深いなあと思います。 |

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はじめまして。大江千里で検索し、寄らせていただきました。 私は小学5年生の頃から現在まで、ずっと千里さんを応援しています。(現在28才)声の変化は本当にありました。でも、欠点ではありません!! この表現がひっかかって…失礼かと思いながらもコメントさせていただきました。過去も現在も全てがアーティスト大江千里だと思うのです。
2005/8/15(月) 午後 9:30 [ sloppy ]