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僕は小さい頃からいわゆる「テレビっ子」でしてね。アニメやヒーローもの、それにバラエティー番組と何でも観てましたが、親の影響もあって時代劇も好きでした。その点では他の同年代の子と違っていたかもしれませんね。 「入口」となったのは、やはり月曜夜8時の「ナショナル劇場」でしょうね。僕が物心ついた頃は、『水戸黄門』と『江戸を斬る』を交互にやってました。『水戸黄門』は、黄門さまが最初の東野英治郎で、助さんが里見浩太朗、格さんが大和田伸也。風車の弥七の中谷一郎もうっかり八兵衛の高橋元太郎も当たり前だけど若々しかったし、助さんの奥さん役で山口いづみも出てた。ご家老役で大友柳太朗も出てたなあ。『江戸を斬る』は、西郷輝彦が遠山金四郎の役で、「遊び人」ではなくて「大工」と書かれた半纏を着ている金さん。ここでの金四郎にはおゆきという奥さんがいて、これが松坂慶子なんだけど、彼女のもう一つの顔が「紫頭巾」と言って、金四郎と一緒に悪人たちをやっつける訳。この頃の松坂慶子は本当に綺麗だったなあ。綺麗と言えば、ジュディ・オングが女岡っ引きで出てましたね。他にも松山英太郎が鼠小僧次郎吉で出てたし、そうそう、関口宏が同心役で出てたんだ。俳優の関口宏を見ていたなんて、今からすれば貴重でしょうね。 この時間枠では『大岡越前』もありますが、僕が観たのは夕方の再放送が最初。夕方の再放送と言えば、『水戸黄門』も『江戸を斬る』も、後に夕方の再放送でも熱心に見てました。 NHKの大河ドラマも幼稚園の頃から見てましたが、その頃は日曜夜8時は欽ちゃん司会の『オールスター家族対抗歌合戦』とか『西部警察』とかを見ていたので、土曜の昼間の再放送で見てました。今は1時のニュースの後すぐにやってるけど、昔は昼1時半頃からの放送でした。『おんな太閤記』(昭和56年)とか『峠の群像』(昭和57年)とか題名は覚えていたけど、今思えば内容とかは全く分からずに見てましたね。土曜日と言えば、夕方には『大江戸捜査網』もやってましたね。「隠密同心」って懐かしいなあ。 大河ドラマに話を戻すと、熱心に見るようになったのは、やっぱり『独眼竜政宗』(昭和62年)辺りからですね。大河ドラマはしばらく明治から昭和にかけての物語をやっていたのが、『政宗』からまた元の時代物に戻ったんです。ついでに言うと、この年の春に僕は中学生になりました。 小さい頃の時代劇と言うと、大川橋蔵の『銭形平次』やら、高橋英樹の『桃太郎侍』やら、杉良太郎の『遠山の金さん』やら、里見浩太朗の「長七郎」なんかよく見てたし、松平健の『暴れん坊将軍』が僕の住んでる尾道でロケーションをやったことがあって、その回は同じ時間(土曜夜8時)にやってた『8時だヨ!全員集合』そっちのけでお婆ちゃんの家で家族で見たのを覚えてます。 さっき再放送の話が出ましたが、ここで初めて見た時代劇も結構あって、中村梅之助の『伝七捕物帳』だとか、萬屋錦之介の『破れ傘刀舟・悪人狩り』だとか、学校帰りや夏休みとかによく見てました。『必殺』シリーズの最初の頃の作品も、夏休みの午前中に再放送してた。加山雄三の『江戸の旋風(かぜ)』っていうのも再放送で見てたけど、これが刑事ドラマっぽい時代劇で、オープニングで加山雄三たちが横一列になって江戸の町を歩いてたのを今でも覚えてます。『大江戸捜査網』も隠密同心たちが横一列で歩いてたけど、こっちは夜で、『江戸の旋風』は昼間の江戸の町だった。 こうやって時代劇の話を始めると、次から次へと思い出して止まらなくなりますね…。(続く)
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