万年寝太郎徒然日記

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『風林火山』序盤戦

今年最初の日曜日、1月7日にスタートした大河ドラマ『風林火山』も、早くも第1クールが終わろうとしています。
前回、このドラマについて初めて触れた時、「当初の予想以上の好感触」と書きましたが、それから1ヶ月以上が経過して、ますます見応えのあるドラマになっていると思います。

この第1クールでは、井上靖の原作にはないオリジナルストーリーとして、主人公・山本勘助(内野聖陽)の青年期と、後に勘助が仕えることになる武田晴信、後の信玄(市川亀治郎)の成長を並行して描きながら、戦国乱世の中でも最も熾烈な時期であったと言える当時の甲斐、信濃、それに駿河の情勢が描かれています。晴信と父・武田信虎(仲代達矢)との確執は、過去の大河ドラマでも描かれていましたが、駿河今川家の家督相続を巡る争いである「花倉の乱」が詳しく描かれたのは、大河ドラマは勿論、テレビドラマや映画を含めても今回初めてだと思われます。歴史、特に戦国時代に興味を持っている人にとっては応えられなかったでしょう。

3月に入ってからは、序盤での大きなヤマ場である晴信の父・信虎追放から、勘助の武田家への仕官へと物語が展開しています。先週3月11日と今週3月18日の放送では、信虎追放までの過程が描かれました。
武田信虎という人は「暴君」として知られ、甲斐でも評判の悪かった人物として伝えられています。大河ドラマでは、昭和63年の『武田信玄』で平幹二朗が演じ、主演の中井貴一を食うほどの強烈な印象を残しました。本作の仲代達矢は、当初はさほどインパクトを感じませんでしたが、ここへ来て流石に圧倒的な存在感を見せるようになりました。特に18日の放送では、最大のヤマ場である追放のシーンで、これまで「うつけ者」と公言して憚らなかった息子・晴信や、自分の意のままに操っていたはずの家臣たちに裏切られて甲斐を追われる姿に、哀れさや惨めさが漂っていました。この信虎を駿河まで送る役目を命じられたのが勘助で、恋人の仇である信虎との対決が終盤の見せ場となります。勘助との対決の後、「うつけ」呼ばわりしてきた晴信の器量を信虎が初めて認め、胸を打つシーンとなりました。
この回だけに限らず、本作は脚本がしっかりとしていて、それが「好感触」の最大の要因にもなっています。

役者陣では、勘助役の内野聖陽や晴信役の市川亀治郎は申し分なく、武田家臣団は千葉真一、竜雷太、加藤武のベテランに、金田明夫、田辺誠一、高橋和也と個性豊かな面々が揃い、それぞれの持ち味を出しています。今川義元役の谷原章介のクセのある切れ者ぶり、太原雪斎役の伊武雅刀の怪しい存在感、真田幸隆役の佐々木蔵之介のカッコ良さが目立ちます。女優陣は、ここ数年の大河と比較すると印象が薄い感もありますが、それでも晴信の正室・三条夫人役の池脇千鶴は、最初は「ミスキャストでは?」とも思いましたが、いかにも京から来た公家のお姫様といった雰囲気がここまでよく出ていると思います。

序盤の第1クールが終わり、4月からいよいよドラマは本格的に動き出します。
ここ数年は、1年間ダレることなく大河ドラマを見ることが少なかったので、『風林火山』には益々期待しています。
とりあえずは、本作で最大の目玉とされている上杉謙信の登場まではしっかり見ておきたいと思います。

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