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奴隷貿易船ブルークス

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(出典 下記参照)



みなさん

いちばん上の画像がなんだかわかりますか?

これはブルークスという奴隷船の断面図です。奴隷を運ぶ船です。

茶色くぎっしりとすきまなく詰まって見えるのは、黒人の体です。

このポスターは人々の心に強く衝撃を与えました。

もう済んだけど、2007年3月25日は何の日か知る人は多くないと思います。

200年前のこの日、イギリス帝国での奴隷貿易は禁止されました。

200年前というと日本では寛政9年、江戸幕府、将軍は徳川家斉のころです。



次の画像はキーパーソンの、クラークソン氏とイクイアノ氏です。

一番下は、鎖につながれた奴隷を彫ったメダルです。

「我々は人間じゃないのか?兄弟じゃないのか?」と書いてあります。



頑張って訳してみたので、

少し長いけど、ぜひ全文読んでみてね。

みなさんはホワイトバンドって知ってますよね?

何か悪いことをした会社の製品は買わないでおきますか?

訳した記事は、どのようにしてイギリスの人々が

自国の植民地での奴隷貿易禁止にこぎつけたか

その活動家やキャンペーンについて書いてあります。




Anti−slavery pioneers
(アンチ奴隷制の先駆者達)


2007年3月25日は

世界中にあったイギリスの植民地において

奴隷貿易が禁止されてからちょうど200年の日に当たります。

そして、実際に禁止される20年前から、奴隷貿易禁止のキャンペーンは始まります。

それは間違いなく、初の巨大な政治的キャンペーンでした。


1792年、350,000人以上の人々が奴隷貿易禁止の請願書にサインをしました。

そのためのサポートは国中を巡り、

詩人のワーズワーフは、そのときのことを

「a whole nation crying with one voice」と述べています。

(一つの声に泣いている国中の人々)

国民感情はイギリスの歴史だけでなく人類の歴史として、空前のものでした。

ロビー活動の5年後、ついに法案は奴隷貿易の終焉を迎える鐘と共に、下院を通過しました。

ところが、この法案は上院によって妨げられ、その後、15年の歳月を要しました。


18世紀後半は馬車が主な交通手段、羽ペンとインクがコミュニケーションの手段です。

でもそんなのんびりは、活動している人々にとって問題になることはごく一部に過ぎず、

彼らは1787年、ロンドンの本屋さんでミーティングし活動を開始しました。

いちばんの障害はイギリス人の深くかたくなな意見でした。


奴隷制度は1700年代の後半、甘受されていた生活の部分というだけでなく、

ルーチンでした。

アダム・ホックスチャイルドは彼の本『Bury the chains(鎖の埋葬)』でこう述べています。

「その時代、地球上の4分の3の人々があれやこれやの奴隷の身分だった。

大陸間の奴隷貿易の主唱国であるイギリスにおいて、奴隷制度は、教会と国家を

支えるものであり、イギリスの富と経済繁栄、そして大規模に広がる帝国は、奴隷制度に

頼っていた。」

ホックスチャイルドは言います。

「もし、1787年以前にこの奴隷制を変えるなんてことを言い出すものなら、

10人中9人は、おまえ気が狂ったかと笑い飛ばしただろう。そして10番目の人は、

奴隷制度は心地よいものではないと認めるにしても、奴隷制度が終わるということは

イギリス帝国経済の崩壊である、と言うだろう。ちょうどこの時代に、もう車に乗るなと言われても、

そういうわけには行かないと主張するのと同じように。」

奴隷制廃止が1792年。1787年以前にはまだそんな状況だったのに、

そんなに短期間でどのようにして世論は根本的に変化したのでしょう?

奴隷制度禁止派の驚異的な成功から、現代のキャンペーンが学ぶことはどんなことでしょう、、、。




Driving force (ドライヴィング・フォース)

キャンペーンは鍵になる操縦力(先導力)がなければ成功しません。

その個人やグループは彼らの命をも、不当根絶のためにささげる用意がありました。

この1700年後半のアンチ・スレーバリー運動の場合は、

トーマス・クラークソン氏、あくなきキャンペーンの化身であります。

クラークソンがケンブリッジ大学の若手エッセイコンテストで、

奴隷制度の非道徳性を主題に取り上げた時、

ある教会の牧師はその非道徳性に興奮して赤くなりました。

コンテストに勝利した彼の頭はこの主題から離れませんでした。

そして馬に乗って家に変える夜、彼は圧倒されるのです。

呼び覚まされるのです。

「誰かが、この大不幸の終焉を見なければならない時が来た!」

彼は史上、最もよく組織された市民運動とは

どんなものかを現す発射台になる1787年ミーティングを扇動します。

キャンペーン中、彼は馬に乗って国中の集会をサポートして回り、

走行距離は56,000キロに達しました。

彼の残りの人生すべてをかけたキャンペーンは

世論を根本的に変えただけでなく、

歴史上初めて、自分のことではなく他人の権利のために、

人々を結びつけたのです。


禁止派の運動の中心はクラークソン率いるアンチ・スレーバリー・コミティーでした。

最初の仕事は奴隷貿易禁止のための証拠集めです。

今日のキャンペーンには情報宣伝にグローバルマスメディアがあります。

クラークソンと彼のコミティーは

ストーリーを物語るグラフのような目に見える手助けを国中探し回りました。

クラークソンはリバプールのお店で

足かせや、つまみネジや、奴隷を拷問したりする時に使う道具を買いました。

また、ハンガーストライキをしている彼らの口をテコで開いて物を食べさせるための

道具なども。

そして、鍵になるクラークソンの武器は、

奴隷貿易というホラーの最も耐え難いイメージの一つ

「ブルーキーズ」という奴隷船の図です。(上の図参照)

上から下まで482人の奴隷がまるでイワシのように舟に詰め込まれた図です。

これは奴隷船での旅の状況がはっきりわかります。

キャンペーン中、この図は700回も印刷されました。

(想像したくないですが、人間ですので、排泄もします。まりも)




Equiano's testimony(イクイアノの証言)

今日のキャンペーンではよく知られていますが、

個人の証言の表明は世論を動かすのに大切な役目を持っています。

1980年の反アパルトヘイトキャンペーンでは

スティーヴ・ビコ氏の話が世界中で有名になりました。

禁止派が使った鍵となる証言はアラウダー・イクイアノのものです。

虐待に苦しんだ詳細を書いた彼の伝記はベストセラーになりました。

イクイアノはたびたび個人的に大きなリスクを負いながら

彼の本と、アンチ・スレーバリーノメッセージを掲げながら

イギリスを旅してまわりました。

そして世間の人々の目を覚まさせました。

奴隷貿易の宣伝である、

アフリカ人の奴隷トレダーになる皆さんはアフリカから脱出する絶好の機会で、

それに西インドへの旅はあなた方の人生においてのもっとも幸福なことでしょう。

とういのはまったくうそであると。


イクイアノとコミティーは政治家のサポートを得ることが大事であるとわかりました。

イクイアノ彼自身は、いつもロビーイストであり、文筆家であります。

しかし、揺れ動く意見を助けるものは下院議員のウイリアム・イウルバーフォース氏でありました。

ウイルバーフォースは運動の鍵である国会でのスポークスマンになりました。

そして、奴隷貿易禁止のために大量の議案を上程しました。

最初のうちは政府内でのサポートは低く留まりました。

1791年になってでさえ、ウィルバーフォースの働きは法案を通すには十分でありませんでした。

そして、ついに世論を動かす波になり、その動きが大きく動いたキャンペーンの戦略は、、。

今日のNGOなどではいたって平凡なことです。

禁止派の人々は政治運動の場で広く行き渡るロゴの使用を思いつきました。

ひざまずく奴隷の姿。その上には

"Am I Not A Man And Brother?"(私は人間ではないのか?そして、兄弟ではないのか?)

これがメダルに刻まれました。カフスボタンに、ハットピンにもなりました。

これらは今日使われているリストバンドやバッジの先駆であります。



The sugar boycott(砂糖のボイコット)

アンチ・スレーバリー・コミティーは最初のダイレクトメール募金の手紙を手がけ、

また、最初のサポーターの最新ニュースのニュースレターを作りました。

さらに当時は誰も見たことがない戦略として、今ではおなじみのものがあります。

パンフレットです。パンフレットの主要目的は情報拡大です。

パンフレットは4ヶ月の間に70,000冊が売れました。

そして請願書の数はこれまでのすべての記録を破りました。

1788年の終わりには何万人もの署名による183の請願書が国会に送られました。

奴隷制の非道性は個人の感覚にとどまらず、

巨大な一般大衆をつないだのです。


キャンペーンの絶頂は草の根サポーターたちの砂糖ボイコットでした。

奴隷たちによって生産されている生産物のひとつです。

およそ300,000人の人々が砂糖を見捨て、売り上げは3分の1に落ち込みました。

その中で奴隷を使わずに砂糖を売り出す砂糖製造所は

「produced by the labour of freemen」(自由な人々によって生産されました。)

というラベルを貼りました。

今ではフェアートレードの製品がそれと見分けるために同じ方法をとっていますね。


そのボイコットの大きさは、世論の転換がイギリス政府に政治的転換をもたらすかもしれない

と警告しました。

1792年に始まった奴隷貿易を終わらせる法案は1796年までに、

230議席中85の得票で、成立しました。

この法案は奴隷貿易をの終焉が始まったといえるわけで、

奴隷貿易がついに禁止されるまでさらに、15年がかかり、

そして、奴隷制度そのものが禁止されるまでさらに、30年がかかりました。

その間、禁止派の人々は絶え間なく精力的なキャンペーンを続けました。

そしてその遺産は、今の時代の何百万ものキャンペーン行動の中に、今も生きています。



原文(英語)

Clare Goff(クレア・ゴフ:現在カンボジアを拠点としているフリージャーナリスト)

New Internationalist NI398 March 2007 p24〜p26
  ↓
http://www.newint.org
  ↑
左翼です。定期購読できます。

上記記事の日本語訳  井上まりも

閉じる コメント(11)

歴史を変えるのは変えたいと思う思念からでしょう。私のブロクでも今日アメージンググレースとキング牧師・マハトマガンジー・マザーテレサの特集でした。特にアメージンググレースは奴隷商人の話ですよね。
例えばベトナム反戦のデモ行進などを見ても
市民の良心は死んでいないと安堵できます。
911のテロ事件でさえ報復を叫ばなかった市民もいます
または報復に反対した被害者の家族もいるそうです
憎むべきは貧困と無知。人ではないことを知っている人間が少なからずいることに頼もしささえ覚えます。

2007/5/26(土) 午後 10:59 がーでん

ガーデンさん、コメントありがとうございます。私は、人間の良心から起こるデモなどを見ると、体が振るえ感動がこみ上げます。ガーデンさん、お友達になりましょう!

2007/5/27(日) 午後 1:51 まりも

まりもさん。そうですね!お友達になりましょう。ポチっときます。

2007/5/27(日) 午後 5:38 がーでん

本当に変える事の難しさ、平和な日本でもありますね(--;)

2007/5/28(月) 午前 1:43 [ ]

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ひでっち:まったくです。変えるのはまず一人一人が持っている人間の良心ですね。そして、記事にもあったように、自分のことではなく他人のために、、、他人のことは自分のことなんですよ、きっと。

2007/5/28(月) 午後 2:02 まりも

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ボブマーリーのジャケットにも奴隷船が使われているのがありましたよね。アフリカへの回帰がレゲエです。

2007/6/9(土) 午後 10:36 NIKITA&LEON

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まさに!ニキータさん。ボブの曲はみんな素晴らしいです。なかでも「バッファローソツジャー」は感動しますね。アフリカから送られてきて、南北戦争でアメリカのために戦うのです。(涙)(あってますよね?)

2007/6/10(日) 午前 11:10 まりも

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今日エアメイジング・グレイスという映画を見たのですが
イギリスにおける奴隷制度反対の作品でした。
こちらの記事は訳されたのですか?
すごいです!!
よろしければ私の記事にTB張ってくださいませんか?

2011/3/7(月) 午後 10:39 car*ou*he*ak

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はい、、トラックバックの仕方わかりません><。

2011/3/8(火) 午後 8:08 まりも

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この名曲の背景にこういうエピソードがあるなんて思いも知りませんでした。
そして一人の若者の奮闘と人種差別への後悔の念とがこの曲に反映されていると思うとこの曲に対する想いがまた一段と増しました。
TBさせてください!

2011/6/5(日) 午前 11:48 かず

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かずさん:見てきました!予想通りでした。私のこの記事を読んでから見るととてもよくわかりますね。
2007年の記事ですが、ずっとロングセラーで皆さんに訪問いただきたいです。どうもありがとう

2011/6/16(木) 午後 4:37 まりも

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