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灯かりと明りの違い。。
ココロにともす灯りは揺らいでも消さないで居たい。。。そうありたい。

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「…」


薄曇りの空がかぶさる
妙な食欲でバナナをほおばった
いつも通りのモニターの画面を眺めて
空白のスケジュール表を開く
今だからこうなのかな
それともこうしたからこうなのかな
無意味な自問自答
コーヒー注ぎ足して
時間を見ながら出かける用意をした

地下鉄を降りて改札を抜ける
地下街は通路一杯の人の波
目的のショップがあるビルへ向かう
そこらじゅうで
目で・口で
手で・唇で
身体で・顔で
声で・肌で
会話を交わす
賑やかな正月の街は
言葉が洪水のようにあふれ
雑踏はかき混ぜられる
流れは横穴のように並ぶ
Cafeやビルに少しづつ
吸い込まれたり溢れてみたり

街から離れ帰路につく
プラットホームも混雑
鼻を歪ませて電車を待つ美人さん
笑うことがどれだけうれしいのか
首がおかしくなる程上を仰ぐデート中の彼女
凍ってしまったの?
固く冷たい表情で乗り込むOL
ごちゃ混ぜの街から混ざったままの電車
何処までもドアが開かないで走り続けろ


「大丈夫?」


爪を噛むなんて子供のころ
指先に視線を落としながらため息をつく
冷え込みが指にしびれを思い出させる
視線の先に見えないはずの霧がかかる
部屋の中室温は18℃

ギターの音色がかすんでいる
心の渇きと体の渇きに音まで変わる
夢の中で見たことない女を抱いた
肌にまだ火照りが残る
要らない仮想のリアリティ感覚はやめてくれ
しまったはずの欲望が顔を出す

気が抜けたコーラでカプセルを飲む
胸の悪さと付き合いの悪い食欲
普段が特別に思えるようになったら
どこか遠くに行くほうがいいのかな
海を見たくなって車を走らせたとき
全然落ち着けなかった

逃げる夢ばかり見て汗をかいて目覚めた夏
置いてかれる音のない部屋にいた秋
歩き出してはこけて道が消える冬
なら春はどうなる?
時計の針を眺めるそれともデジタルの文字?
流れる時間にロープをかけて引きずられたい


安物のグラスに日本酒を注ぎ
氷を入れて舐めるように呑む
少し踊る心はアルコールの恩恵
強くないから酔うほどは飲まない
ただの気晴らし
TomWettzが飲みながら歌う光景
まだ瞼の裏に焼き付いている

進歩したはずの数十年は今進歩をやめた
逆戻りしているのに気が付かない
手にしたのは愚かな嘘で包まれた安定
足元が朽ちているのに笑うことの強制
隣を覗き込みながら作る優越感
すべてが虚空だって信じたくないんだね

誤魔化されて誤魔化して自分も誤魔化しちゃう
君の足元の枯葉の下に地面はないよ
大丈夫?


「いつまでも…」

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「いつまでも…」
 
 
 

真綿の様にふっくらと積もった雪
それに包まれた景色を眺める
穏やかに見えながら凍えている
ひんやりとして凍った空気が肌を刺す
痺れた足が感覚をなくしている
冷たいでしょうって足をからめて笑う
抱きしめたままで頷いた
吐息が白く浮かんでは消えた

青空の下に光が散らばって
色が撒き散らして落ちている
どの色を拾おうか迷っている間に消えてしまう
幸福に似ているとつぶやいた
探したり迷っていると見失う
知らない内に隣りにあるものが心を揺らしている
ちょっと光って僕を温めている

掌に光を溜めてそっと差し出す
そんな仕草にときめきが溢れる
今をまるごと抱えて時間を止める
刻みつけるだけで心は温まる
たくさんの優先事項をかき分けても大切な瞬間がある
優しく軽やかな空気をまとって
君の笑顔で僕のちっぽけな心は溢れちゃう
そのまま眠りに沈んでいく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「夢を見る」

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「夢を見る」
 
 
縮まる様な凍えを掌をこすり合わせ
ちょっとだけ温まる様息を吹きかける
待ち合わせ場所に外を選ぶんじゃなかった
少し後悔しながら君を待っている
時計の針よりも震える指先の方が早い
舞い散る雪の寂しさが胸の内を冷やす
待っていても来なかったらってフッと思う
そんな僕を夕日が赤くにじませている
 
 
イルミネーションが灯り始め
夕暮れの街に華やかさを演じている
肩を軽く叩かれ君に気づいた
笑顔で覗きこむ仕草に胸がキュンとなる
何時まで経っても変わらない君がそこにいた
早口に今日の出来事を僕に聞かせ
足早に凍てつく道を歩き始める
冷え切った身体を竦めながら歩調を合わせた
 
 
次第に雪は本降りになって
大粒の雪は行く手を霞ませている
イルミネーションが落ちてくる雪に反射して
光が散らばっていく
歩きだし寄り添うと温もりが感じれた
地下歩道の入り口までもう少し
二人で歩く雪の中も悪くはないな
つかの間孤独を忘れた
 
 
 
 
 
 

「秋」

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「秋」
 
 
煙が立ち上っている
グラスに残った氷を転がす
乾いた音が響く
ラウンジから人が出て来ていた
うす暗く明かりを落としたホール
闇に包まれたホテルのフロア
吸い込んだタバコの煙を吐き出す
 
 
温泉で火照った身体に
秋の空気が心地良い
音もなく過ぎる時間に身を浸す
空に輝く星にしばらく見入っていた
今は過ごしやすい静けさにも
季節が廻れば冷たく刺さる様な
空気の刃を何重にも衣をまとって
じっと堪える時が来る気配を忍ばしている
 
 
朝の空気が次第にヒンヤリして来て
窓を開けるのも躊躇う
出かける時に着衣にも気を使う
今年は少しだけ夏が長かった
何も過ぎてみればなかった事に気づく
アジサイの花を見ることはなく
いつの間にかトンボが飛んでいた
海にも行ったけど泳がなかった
次第に長くなった夜にもの思う
 
 

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