|
妹は、私の顔を見た瞬間、顔面蒼白になった・・・
『お兄ちゃん・・・』
『車に乗れ、話しをしよう・・・!』
私は車に乗った妹に、心を鬼にして言った・・・
『あほかぁー!!おまえは!!』
『どんだけ俺やおかんが心配してたかわかってんのかぁ!』
妹はシクシク泣きだした・・・
私は追い討ちをかけるように更に言った・・・!
『お前を連れて帰ろうなんて思ってない!最後通告に来たんや!』
『まさるでは子供を満足に育てられへんし、田舎に帰ると言うとる』
『おかんも俺も、もう限界や!』
『子供は施設に入れる段取りしてる!それを言いに来たんや!!』
それを聞いて妹は号泣しだした・・・!
『俺はそれを言いに来たんや!わかったら車から降りろぉ!!』
私は心で泣いた・・・
本当は抱きしめて、一緒に泣いてやりたかった・・・
だが、妹にはこうするより他はなかった・・・
しばらくして、妹はしゃくりながらこう言った・・・
『お兄ちゃん・・・ 子供の事は一日たりとも忘れた事はなかったよ・・・』
『・・・・もう一日だけ時間ちょうだい・・帰るために決意するから・・・』
明らかに妹は、自分でしでかしたことだが、後悔し始めていた感があった・・・
事の重大さに、もう帰れないと思っていたが、子供の事が頭から離れず
人知れず毎日泣いていたらしい・・・
私は妹の言葉に、これからまた始まる現実との闘いに
挑むための心の準備だと思い、一日の猶予を与え、明日迎えに行くと言った・・・!
そして次ぎの日、約束どおり私が迎えに行き、家に連れて帰ってくると
旦那はそこそこに、母に両手をついて、泣きながら土下座をするのだった・・・
母は、『お帰り、もういいからご飯食べなさい・・』
と言って妹を労うのだった・・・
奥に居た子供達は、『ママっ!!』と言って泣きながら抱きついてきた・・・!
蚊帳の外に置かれた旦那は、ちょっと可哀そうだったが
私は『お前にも責任があるんじゃ!ぼけぇ!一から十まで俺にさせやがって!』と
口から出そうになるのをグッとこらえ、
『頼むから今度はしっかり、妹を守ってや!』と念押しをするのだった・・・!
それから幾星霜が経っただろうか・・・
その間も様々な難関が妹を襲ったが、妹はそれらを、すべて乗り越えるのだった・・・!
今では上の子は21歳になり、まさるくんが経営している設備会社で働き
下の子は高校2年になり、難病も手術をして後遺症もなく、元気に学校に通っている・・・!
また家も購入し、妹は昔そんな事があったのかというぐらい、明るく元気に
毎日切り盛りして、幸せな家庭を築くまでになった・・・!
私は思う・・・
人生、悩みや障害があるから不幸なのではなく
悩みに負けてしまうから不幸なのだ!
生きていく上で、悩みは避けて通れない・・・
であれば、悩みに負けない自分を創り上げていくしかない・・・!
幾多の試練を乗り越えた妹は、これからもさらに逞しくなっていくだろう・・・!
私も負けてはいられない・・・
最近悩みは多いけど、妹に笑われないよう勇猛精進し
お兄ちゃんも頑張るぞー!!・・・・・・・・ _| ̄|○ガックシ。。←なぁ〜んやそれwww
〜 妹よ 完 〜
|