最強オヤジ伝説

多忙、放置ごめんなさい、、(/ω\)

番外編

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妹よ(完)

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妹は、私の顔を見た瞬間、顔面蒼白になった・・・



『お兄ちゃん・・・』



『車に乗れ、話しをしよう・・・!』



私は車に乗った妹に、心を鬼にして言った・・・





あほかぁー!!おまえは!!

どんだけ俺やおかんが心配してたかわかってんのかぁ!



妹はシクシク泣きだした・・・



私は追い討ちをかけるように更に言った・・・!


お前を連れて帰ろうなんて思ってない!最後通告に来たんや!

まさるでは子供を満足に育てられへんし、田舎に帰ると言うとる

おかんも俺も、もう限界や!

子供は施設に入れる段取りしてる!それを言いに来たんや!!



それを聞いて妹は号泣しだした・・・!




俺はそれを言いに来たんや!わかったら車から降りろぉ!!





私は心で泣いた・・・




本当は抱きしめて、一緒に泣いてやりたかった・・・





だが、妹にはこうするより他はなかった・・・





しばらくして、妹はしゃくりながらこう言った・・・



お兄ちゃん・・・ 子供の事は一日たりとも忘れた事はなかったよ・・・



・・・・もう一日だけ時間ちょうだい・・帰るために決意するから・・・





明らかに妹は、自分でしでかしたことだが、後悔し始めていた感があった・・・



事の重大さに、もう帰れないと思っていたが、子供の事が頭から離れず

人知れず毎日泣いていたらしい・・・




私は妹の言葉に、これからまた始まる現実との闘いに

挑むための心の準備だと思い、一日の猶予を与え、明日迎えに行くと言った・・・!










そして次ぎの日、約束どおり私が迎えに行き、家に連れて帰ってくると

旦那はそこそこに、母に両手をついて、泣きながら土下座をするのだった・・・


母は、『お帰り、もういいからご飯食べなさい・・』

と言って妹を労うのだった・・・


奥に居た子供達は、『ママっ!!』と言って泣きながら抱きついてきた・・・!


蚊帳の外に置かれた旦那は、ちょっと可哀そうだったが



私は『お前にも責任があるんじゃ!ぼけぇ!一から十まで俺にさせやがって!』と


口から出そうになるのをグッとこらえ、



頼むから今度はしっかり、妹を守ってや!』と念押しをするのだった・・・!











それから幾星霜が経っただろうか・・・




その間も様々な難関が妹を襲ったが、妹はそれらを、すべて乗り越えるのだった・・・!




今では上の子は21歳になり、まさるくんが経営している設備会社で働き

下の子は高校2年になり、難病も手術をして後遺症もなく、元気に学校に通っている・・・!


また家も購入し、妹は昔そんな事があったのかというぐらい、明るく元気に

毎日切り盛りして、幸せな家庭を築くまでになった・・・!










私は思う・・・



人生、悩みや障害があるから不幸なのではなく

悩みに負けてしまうから不幸なのだ!


生きていく上で、悩みは避けて通れない・・・

であれば、悩みに負けない自分を創り上げていくしかない・・・!




幾多の試練を乗り越えた妹は、これからもさらに逞しくなっていくだろう・・・!




私も負けてはいられない・・・





最近悩みは多いけど、妹に笑われないよう勇猛精進し

お兄ちゃんも頑張るぞー!!・・・・・・・・ _| ̄|○ガックシ。。←なぁ〜んやそれwww




                 〜     妹よ 完     〜

妹よ8

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私は取り寄せた通信記録を詳細に分析し、絞り込んでいった・・・


すると、ある地方の市外局番の電話番号が浮かび上がった・・・!



調べていくと、兵庫県のとある街の市外局番だった・・・


私は『この番号は怪しい・・・』と思い、早速電話を架けてみた・・・



『ルルルルルッー、ガチャ、はい!○○工業ですが!』



なにやら、電気工事会社のようだった・・・



『すいませんが、そちらに○○洋子というものがいませんか・・・』



『はい、いますが・・・どちら様ですか・・・』



居た!!


こんな所に居た・・・!



どうやら、兵庫県の山奥にある、住み込みの電気工事会社に勤めているようだった・・・



私は妹の行動力に、驚きを感じながらも、はやる心を抑えながら

その事務員さんに、事の事情を諄々に説明すると少し待って

男の責任者が電話口出た・・・!



事情を理解したその責任者は、本人には内緒で一度私に会いたいというので

至急私は、母やまさるに伝える暇なく、現地に飛んだ!!





その日の夕方、指定された喫茶店に行くと、その責任者の方がもうすでに着いていた・・・!


初対面の挨拶もそこそこに、話しを聞いてみると妹は、家族は誰もいない

独身と言っていたということだった・・・


私は兄で、大阪には旦那と子供が二人居ると言うと、ビックリした様子で

私が連れて帰ると言うと、快く承諾してくれたのだった・・・!



本人に言うと逃げるといけないので、所定の場所まで今晩連れてきてくれるらしい・・・



私は時間通り、所定の場所で待っていると、何も知らない妹が

ニコニコした顔で、その責任者とやってきた・・・



私は車の中から妹の、しばらく見ていなかった笑顔を見た時、なんともいえない気持ちになった・・・



妹は、若い時から旦那に苦労させられ、子供は難病で辛い日々だった・・・



私はこのまま妹を連れて帰らずに、そっとしといてやったほうがいいのかなと

気が沈んだ・・・



だが、だめだ! 妹には子供がいる!



このまま子供を見捨てて、妹が幸せになるはずがないではないか!


胸が張り裂けそうになりながらも、私は心を鬼にして妹に会った・・・!







洋子!!



・・・・えっ!? おっ・・お兄ちゃん!!

妹よ7

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父が亡くなって数年が経った頃、慌ただしかった毎日から

ようやく落ち着いた生活を取り戻しつつあったある日・・・



私の携帯電話が、けたたましく鳴った・・・



出ると妹だった・・・



お兄ちゃん、忙しい? たまにはカラオケでも連れていってなぁ・・・・



私は珍しいこと言うなぁと思い、近々行く約束をして電話を切った・・・



しかしなんかおかしい・・・ いつもより元気がない・・・



私は気になりながらも、多忙な日々を送っていた・・・




そんなある日、私が家でゆっくりしていると、妹の旦那が血相変えて飛び込んできた!




まなぶくん!洋子がおらん!出て行った!




なにぃ〜!!




私はあまりに突然のことでビックリした!




どういうことや???




そういえば、こないだの電話も元気がなかった・・・






実は、二人目に出来た子供が最近、病気だと言うことがわかったのだ・・・



脳の血管に疾患があり、普通の子供の脳の血管よりも数が少なく細いという難病なのだ!



今はいいが、体が大きくなってくると、脳の血管のバイパス手術をしなければ

脳に行く酸素や栄養が不足して、半身不随になってしまうという恐ろしい

国の難病指定されている病気にかかっていたのだ・・・!




病気が判明してからが大変だった・・・!



しょっちゅう病院に連れて行って治療しなくてはならない・・・


子供を走らしてはいけない、興奮させてもいけない

もしそんなことをすると、たちまち脳が酸欠状態になり、失神してしまう・・・!



そんな状態なのに、妹の旦那は、またしても毎日午前様をするようになっていたらしい・・・



妹は私に心配掛けまいと、黙っていたのだ・・・!



おそらく妹の精神状態は限界だったのであろう・・・




私はもう彼を、怒る気にはなれなかった・・・



そんなことよりも妹を探すことのほうが先決だ!

無いと思うが、自殺でもしたら大変だ・・・!



その日から私と彼は、猛烈に妹の身近な友人知人を訪ねて回った・・・!


来る日も来る日も探して回ったが、誰も居所を知る者がなく

いたずらに月日が経っていくばかりだった・・・




その間私は、朝は上の子を幼稚園に送って行き、夕方には母と交代で迎えに行き

又、私は下の子をおぶって何度病院に行ったかわからなかった・・・






やがて1ヶ月が過ぎようとしていた・・・




私たちは可能な限り方々手を打ち、探し回った・・・


しかし見つからない・・・


私も母もまさるも、疲れ果てていた・・・




だが、諦めるわけにはいかない・・・



私は無い知恵を絞って考えた・・・



妹は出て行く数日前、何も変わった事はなかったらしい・・・

すると、どうやって行く先を見つけたのか・・・・・・




そうだ! 電話だ!!



家の通信記録を調べれば、何かわかるかも知れない・・・!



私は早速電話局に問い合わせ、過去の通信記録を取り寄せた・・・








すると、見覚えの無い電話番号が、たくさん出てきたのだ!!

妹よ6

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その日は仕事があったため

一度家に帰ると、すぐに服に着替えて会社に行く事にした・・・


しばらくたち、私は会社から妹に電話をした・・・


今朝あったことを説明すると、妹は絶句し、電話口でワンワン泣き出した・・・



お兄ちゃん・・・・ごめん・・・ウゥ・・



私は妹を責めるつもりはなかった・・・



『まぁ別にいいよ・・・俺でよかった、まさるくんならどうなっていたか・・・』




電話口で泣きながら謝る妹を慰めるうち、段々まさるに腹が立ってきた・・・・









その日の夜、彼は血相変えて飛んできた・・・!



私は彼の顔を見た瞬間、一挙に捲くし立てるように爆発した・・・!





お前!ええ加減にせいよ!

俺は兄貴と言っても夫婦間には口出しはしたくなかったが、余りにもひどいやないか!

俺はお前が遊んでる間、ずっと妹を励ましてきたんや!でももう限界なんじゃ!

なんで俺がそんなんせなあかんねん!自分の女ぐらい自分で面倒みろ!

外に女がいて、妹と別れたいんやったら今すぐ別れろ!

子供はお前には渡さん!俺が面倒みる!!




本当はこんなことは言いたくはなかった・・・



しかし私の怒りは最高潮に達していてどうしようもなかったのだ・・・!



すると、うつむき加減で聞いていた彼が呟くようにポツリと言った・・・・



『まなぶくん・・・ごめん・・・でも俺別れたくないし、外に女もおらん・・・酒も控えようと思う

けど、どうしても呑んでまうねん・・・・』





私は一挙に怒りをぶちまけたのか、少し冷静になってきたので

ゆっくりと、また諭すようにして話していった・・・





今回は彼もこの事件と、私にかなり言われて相当にこたえたようだった・・・




それからしばらくは、彼も酒を控えるようになり

妹も落ち着き、平穏な日々を次第に取り戻していくのだった・・・




それから妹は二人目も妊娠し、無事出産をすると

親子4人仲睦まじい家族になっていった・・・




私はその間、父が亡くなり私の身辺も慌ただしさが増していたが

妹夫婦の平穏な生活に、心なしか安心するのだった・・・






だが、完全に安心するのには、まだ早かった・・・






二人目の子供が、大きくなるに連れて

またもや彼の、悪いクセが出だし、次第に暗雲が垂れ込めてくるのだった・・・

妹よ5

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どうやら話しを聞くと、妹の旦那はどこかの公衆電話BOXに
 
財布を置き忘れたみたいだった・・・ 



おそらく、本人は酔っ払ってそのままその事に気づかず、帰宅したのであろう・・・



その財布を拾ったヤクザは、何を思ったのか、たまたま私の電話番号が書いてある

メモがその財布にあったので、電話を架けてきたらしい・・・


私は急いで妹宅に電話をした・・・!


しかし時間は朝の6時前・・・


まだ寝ているのか、電話には出なかった・・・



何で俺がこんなことまでせなあかんねや〜!



とムカムカしながらも、仕方がないので急いで相手の指定する場所へと向かうのだった・・・!



私は『これは絶対にゆすられるな!』と思い、途中少し高そうな菓子箱を買い

必要最低限のお金だけを持参し、相手の待つ喫茶店へと入っていった・・・





案の定、眼つきが鋭く人相が悪い、一見してヤクザとわかる者が

奥のテーブルに座ってゲームをしていた・・・



目が合った瞬間、いきなり相手は私にこう言い放った!



おう!お前か、財布の持ち主の知り合いは!



『はい!どうしても本人と連絡が取れないので、僕が代わりにきました・・』



『お前!何時までかかっとんねん!お前が来るまでの間、ゲーム代ようさん使ってもうたわ!

お前払ってくれるんやろうなぁ!』



私は来たーっ!と思い、すかさずお礼を言い菓子箱を差し出すと


そんなんあたりまえやがなぁ!ゲーム代出さんかいなぁ!


と尚も食い下がってくるので

仕方なしに金額を聞くと、『3000円!』と言うので

しょぼい金額言いよるなぁ〜!

と心で思いながらも、渋々支払うのだった・・・・




私はそこで財布を返してくれるものと思っていたが

実は財布は組事務所に置いてあると言うのだ!



私は『もう〜!最悪やぁ〜!』と思いながらも返してくれるまで

帰るわけにはいかないから、仕方なしに付いて行くのだった・・・



私は行く道中

監禁されたらどうしよう・・・なんで俺があいつのケツ拭きせなあかんねん!


そんなことばかり考えていると、どうやら組事務所に着いた・・・


やっばいなぁ〜!やっぱ、逃げよっかなぁ〜!


と思っているとドアが『ガチャ!』と開き、中から親分さんらしき人が出てきた・・・


なんや!この坊主は?


その親分さんは、唐突にその組員に聞いた・・・!


『いや・・こいつの連れの財布を拾たんで返したろう思いまして。。。』


そうか!おいっ坊主!ヤクザもええことするやろう!わはははっ!』と


大声で笑いながら『ほんなら早よ、返したれ!』と言って奥に入って行くのだった・・・


その組員は、バツの悪そうな顔をして、私に財布を返してくれるのだった・・・



何とか事なきに終わったのだが、私の怒りは頂点に達していた・・・!



あのボケぇー!許さん〜!





私は怒りに震える手でハンドルを握りながら、急いで帰路に向かうのだった・・・

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