最強オヤジ伝説

多忙、放置ごめんなさい、、(/ω\)

不動産裏話

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現在、ファン限定ですが一部公開します。(^^ゞ
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彼女は気を取り戻し、すぐに母親の携帯に電話を掛けた・・・!




母親は

『いつでも荷物持って行けるようにしといた!まだ帰られへんから!』と

言って一方的に電話を切るのだった・・・!





彼女は電話を片手に、呆然としていた・・・・



私もひどいショックを受けた・・・





本当のところは、ここまでヒドイとは思ってもいなかった・・・



少し話に、誇張も入っているだろうと思っていた・・・・



しかし彼女の言っていたことは本当だったのだ!





どこに行くのかも母親は聞かない・・・





涙をグッとこらえる彼女に対して

私は何と声を掛けてあげたらいいのかわからなかった・・・・














荷物を車に積み、帰る車中しばらくすると、彼女が口を開いた・・・



『私、今日からお母さんのこと忘れます・・・ お母さんのこと恨んだりしません

これでよかったんです・・』




私の心に衝撃が走った!



『なんと心根の強い子なんだろう・・・』






一生懸命笑顔を作りながら話す彼女の横顔を見ていると

私は涙がこぼれそうになった・・・








彼女はもう何もなかったようにいろんな事を話しはじめた・・・



『実は私、不動産の勉強もしてるんですよ!』



『えっ!?』




意外な言葉に驚いた・・・!




『宅建の試験を受けようと思っているんです!難しいですけどわかり始めたらおもしろいですね!』



私はまたまたビックリした!!




宅建の内容なんてめちゃめちゃ難しい・・・



うちの社員でも頭を抱えながら、できれば避けたがることなのに・・・




私は言った!


『ようし!じゃあ、もし試験に受かったらうちで雇ってあげるよ!』


『ホントですかぁ!約束ですよ!じゃあ頑張りまーす!!』




彼女に笑顔が広がった・・・!























時は過ぎ、先日暑中お見舞いといって会社に顔を出してくれた・・・




彼女は今、二つのアルバイトをこなしながら宅建の勉強をしているそうだ・・・




もうその顔には悲哀感はない・・・・




若干17歳の女の子が、この世知辛い世の中を一人、一生懸命生きている・・・




そのうち彼女も成長して、立派な女性へと変わるだろう・・・



私は、足は短いが何か足長おじさんになったような気持ちだ・・・!







私の尊敬する師の言葉に



『闇が深ければ深いほど暁は近い』と








自らの宿命を呪うことなく、使命に変えて

どこまでも強く賢明な大人へと成長していってほしいと願う、昨今である・・・・(完)

亜麻色の髪の女の子3

私は今後の対応に悩みながらも

とりあえず、どの部屋を案内しようか考えた・・・



数ある管理物件の中でも、どれでもいいと言う訳にはいかなかった・・・




何せ事情があり未成年でもあるため

ある程度事情を理解してもらえる家主様でなければ後々トラブルの元になる・・・





幸い、日頃から懇意にさせて頂いている家主様のワンルームマンションが

一部屋空いていることがわかった・・・!





私は早速事情を説明すると、家主様は事情を汲んでくださり快諾してくれた!



私は早速彼女をその部屋に案内した・・・!



部屋の広さは8畳ぐらいだが綺麗に改装され、角部屋で風通しも日当たりも良かった!



『私、今日からここに住めるんですか??』



彼女の目がキラキラ光った・・・



今までの家は居場所がなかったのであろう、嬉しそうに部屋を見ていた・・・






会社に戻り、今後の打ち合わせをしていると、ふっと気づいたことがあった・・・


『あっそうだ! 荷物はどうするの?』



『今日、取りに行きます』



『どれぐらいあるの?』



『わかりませんが、ダンボール箱4、5個はあると思います』



『どうやって持ってくるの?』



『電車で、、、』



『はっ!? それは無理しょ、、ダンボール箱四つも五つも、、、』




ふっと見ると、事務員が私に目配せを盛んにしていた・・・・



『トホホホ。。。はいはい、、わかりましたよ、、じゃ僕が手伝ってあげるよ、、』



『ホントですか!』






もう後には引けない状況だった・・・



『参ったなぁ、、何かあれば事務員!お前も共同責任じゃ!』と

心で叫びながら、彼女と家に向かうのだった・・・







向かう車中、彼女に聞いた・・・



『家にお母さんがいれば、事情を聞いてもいい?』



『はい・・・でも男と誤解されて失礼な事を言うかもしれないですけど・・・』



『こんな親父が??あははっ!それは無いよ!ちゃんと話しをするから』





そうこうするうちに、彼女の家に着いた・・・!




ごく普通の一戸建て住宅だった・・・



私は家の前に車を停めると彼女が先に降りた・・・




後に続き、門をくぐると、何やらたくさんの箱のような物が目に入った!




ようく見ると、私はビックリした!!



なんと! 彼女の荷物が箱詰めされていたのだ!!




それも庭に山積みで・・・・



『これはあまりにもひどい・・・』





玄関は鍵が掛かっており留守のようだった・・・








私と彼女は顔を見合わせたまま、ただ呆然とするのだった・・・・

亜麻色の髪の女の子2

私は彼女の年齢を聞いてビックリした!!


17歳!?


17歳といえばまだ子供じゃないか!



しかし見た目といい物腰、話し方といい、とても17歳には見えなかった・・・!



私はこれは、何か深い事情があると思い、部屋を借りるには借りるための条件があること

必要書類が要ることをひとつひとつ説明し、用意が出来るか確認していった・・・




保健証に住民票、勤務先の内容、部屋を借りるための資金等・・・・





大体が用意出来そうだったが、やはり未成年が契約するには親の同意書が必要だ・・



私はもう一度彼女に聞いてみた・・・



『書類とお金さえあれば今日からでも入居できる物件はあるけど

親の同意書がどうしてもいるよ・・・ どお?無理かな・・・?』



彼女の顔が曇った・・・



『前も部屋を借りようと思ってお母さんに頼んだけど、無理だったので絶対無理だと思います・・』


『なぜお母さんはそこまで固辞するの??』




私の追及に観念したのか重い口を開き、彼女はポツリ、ポツリと語りだした・・・




やはり彼女には、人には言えない家庭事情があったのだ・・・






複雑だが話を統合するとこうだった・・・





彼女は生まれてすぐに両親が離婚した・・



最初は母親に引き取られて一緒に暮らしていたが

そのうちに母親に彼氏ができて、まだ彼女が幼少の頃に親戚に預けられた・・



しかしその親戚に負担が掛かったのであろう、彼女は施設に預けられたのだ・・



高校途中まで施設にいた彼女に、ある日母親の居場所がわかったのだ!



東京の施設にいた彼女だったが、母親は大阪にいる事がわかった!



何度か連絡を取り合ううちに彼女は、母親と一緒に暮らしたいと強く思い始めた・・・




しかしそこには大きな問題があった!




実は母親には新しい家庭があったのだ!



今のご主人との間に一人子供がいたのだ・・・!



母親は今のご主人に、前の旦那との間には子供がいないと言って結婚していたのだ!



だから一緒に住む条件としては、当分の間は親戚の子を預かるという名目だったのだ!



時が経ち、言えるようになれば本当のことを話すという約束で・・・






彼女は大好きな母親と一緒に住めるなら、そんな条件などはどうでもよかった・・・!



そして念願の新しい生活が大阪で始まった・・・!



彼女は東京での高校生活を中断していたので、バイトをしながら通信教育を受けだした・・・!



親に迷惑を掛けたくない一心で、学費は一切頼らなかった・・・




しかしそんな彼女の身に、次第に暗雲が垂れ込めてくる・・・





同居して1年が経とうとしていた頃に

実は娘ではないのかと義父が疑い始めていたのだ・・・!




やはり実の娘に、親戚の子供というのには無理があった・・・




次第に夫婦仲に亀裂が入りはじめた・・・・




彼女は義父に何とか好かれようと

努力をしたが、次第に返事も挨拶もしてくれないようになっていった・・・・



一方、母親も彼女に対する態度が日増しにきつくなっていく・・・




母娘関係がギクシャクしていたある日、ささいなことでケンカをした・・・!




その時母親が

『あんたのせいで家がムチャクチャになった!もう家から出て行って!!』




彼女は耳を疑った・・・



『お母さん、、、本当に・・そう思ってるの・・?』



悲しくて悲しくて涙がとめどもなく流れた・・・




彼女は言った・・・

『お父さんに本当のことを言って・・・』



母親は言った!

『言うつもりはない!!』




彼女は谷底に落とされたような気持ちになった・・・





彼女は慟哭した・・・・









そして泪が枯れたある日、決意した!



『もう家を出よう・・ これ以上お母さんに迷惑を掛けれない・・』






そして電車を乗り継ぎ、不動産屋を探しているうちに、当社に辿り着いたとのことだった・・・!






応接でこの話を聞いていた私は

パーティーションの向こうで、鼻をグズグズいっている音が聞こえた・・・



見ると事務員が、シクシク泣いているではないか・・・!



『社長!可哀そうですね、、、、グスッ、、、何とかしてあげましょうよ!グスッ・・・』



事務員は聞こえていたのであろう、必死に私に訴えかけるのだった・・・









二人の女性に見つめられた私は、天を仰ぎながら、、、、


『う〜ん、、参ったなぁ。。。』と今後の対応に頭をフル回転さすのだった・・・

亜麻色の髪の女の子

駅前からさほど離れていない当社には、様々なお客様がご来訪されます・・・・




老若男女は問わず、ご年齢、ご職業、また家を探されるご事情も様々です・・・





個性的なお客様も昨今は多いですが

今回のケースは、あまりにも印象に残った

一人の女の子のケースをご紹介したいと思います











その日は朝から忙しい日だった・・・



日曜明けの月曜日は、前日に契約本数が多いと、朝から戦場のように忙しい・・・



社内の営業マンが、素早くデスクワークをこなすと、瞬く間に社外へ散っていった・・・



社内には事務員と私の二人になった・・・




その時だった・・・





『すいませーん!』




か細い女性の声が聞こえた・・・



社内には営業マンが誰も居ず、すぐさま事務員が応対に出た・・・!



『あのぉー この辺でワンルームを探しているんですが・・・』



若い女性だった・・・





すぐに事務員が私のデスクまで来た・・・



『社長、お客様がお部屋を探しに来られてますが・・・』



『うん、わかった 僕が出るよ!』




営業マンがいない時は、私がお客様の対応をすることはよくあることだ・・・




私は早速お客様の前に出た・・・


『いらっしゃいませ!さぁ!どうぞこちらへお座りください!』



歳の頃なら20歳前後だろうか、亜麻色の髪の目の大きな可愛い女の子だった・・・



『ご予算はどれぐらいですか?』



『安いに越したことはないんですけど、、できれば今日から住みたいんです・・・。』



『はっ!?今日からですか??』




いきなりの言葉に、訳がありそうなのか静かに尋ねてみた・・・



『実は母親と朝ケンカをして、家を飛び出してきたんです、、、』



女の子は恥ずかしながら話した・・・




『でも謝れば家には入れてくれるんでしょう?』



『たぶん、、、謝っても入れてくれないと思います・・・』



『えっ!なんで??』



『ずっと、家を出て行けって言われてましたから・・・』






直感的に何か事情があるなと思った私は

差し出がましいようだが、いろいろと聞いてみた・・・




なぜかと言うと、何か事情がある場合などは、しっかりと内容を把握しておかないと

後で家主様などと、トラブルになったりするからだ!




『でも御両親には保証人になってもらえるよね?』



『無理・・・だと思います』



『家を出て行けと言われて、保証人にもなってもらえないの??』



『はい・・・。以前出て行けと言われた時に保証人にはならないと言われました・・・』




やはり何かあるな・・・




『何かお母さんに悪いことでもしたんでしょう??』



『いえ、何もしていません・・・』




何か話の内容が全然見えてこず、私は次第に困惑した・・・・




『じゃあ今日、部屋借りられなければどうするの?』



『どうしましょう・・・。』



私はますます困惑した・・・・






『あのぉ、、女の子の歳ってわからないんだけど、今いくつですか??』



『17です・・・。』




『げっ!!』








波乱の幕開けだった。。。。

銀行の大罪(完)

それは午前中の静寂を打ち破る、大音声だった!!



突然の宣言に次男は、父親に詰め寄った・・・!



『親父!どうゆうことや!』



父親は冷静にこう言った・・・



『この工場は俺が知り合いに頼んで買い取ってもらった!

だから今日からはお前には好きにさせん!』



そういうと次男の顔色がみるみる変わっていった・・・



次男は顔を真っ赤にして、こう言い放った!!



『お前なんか死ね!!』



耳を疑うような言葉だった・・・!




次男はそう言うと、仕事道具を放り投げ、身支度をしてサッサと工場を出て行った・・・


妹や母親も自失呆然として後に続いた・・・





完全に父親連合の手に戻った会社の経理を総点検してみると

会社のプールしていた資金の大半が次男連合に好きなように使われていた・・・



長男は怒りに震えていた・・・


『あいつら、、絶対に許さへん・・・』




















それから幾星霜か過ぎ去っていった・・・・






あれから妹と母親は連れだって家を出て行ったが

母親は脳梗塞を患い入退院の繰り返し・・・




次男は他府県に引越し、何か違う事業をやり始めたようだが

うまくいかず経済苦に喘ぐ毎日・・・





一方、父親と長男といえば、一時期次男の穴埋めで大変な時期もあったが

今では新しい人材も入社し工場経営も順調に進み、残った残債も長期分割で

何とか返済の目処がたち、工場の買戻しも現実味が出てきたのだ!







依頼者の父親はしみじみと語った・・・



『あの時は死のうかとも思いました・・・家族はバラバラになり家まで取られた・・・

工場が望みでした・・・本当にありがとうございました!』





また出て行った奥さんが闘病生活をしていて生活に困窮していることを聞くと



『いままで散々な事をされてきたけど、私も歳でんなぁ〜! あいつが帰りたいといえば

迎えてやろうと思っています』と屈託なく笑った・・・





家族がバラバラになった要因は、何も銀行だけが原因ではないだろう・・・



しかし引き金になったことは事実だ・・・



それにもし、工場までもが取られたりしたら

おそらくこの家族は相当な打撃を受けて、空中分解してしまっただろう・・・





私は前にも述べたが、経済の法則を否定するつもりは毛頭ない・・・



資本主義社会の中で、強者と弱者が生まれるのも必然といえば必然である・・・




こういう問題は、私のような仕事をしていれば嫌と言うほど見てしまう・・・






人は最初から、弱者になるために生まれてきたのではなく

幸せになるために生まれてきているのだと思う・・・






微力ながら私の仕事が

少しでもセーフティネットの役割を担えればと、願う日々である・・・(完)

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