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原則として「聖書でドイツ語」では、Luther 2017と新共同訳を使い、2018年12月からは聖書協会共同訳も利用しています。

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2015年10月に刊行された、ルター訳聖書の改訂版は、元のヘブル語とギリシャ語の最新の研究結果を反映したということだ。
そのため、以前とは使用する単語が変わった部分がある。

例えば、以前の記事でも紹介したように、マタイによる福音書第8章24節 「そのとき、湖に激しいが起こり、舟は波にのまれそうになった。」(新共同訳) では、「嵐(Sturm)」の部分がギリシャ語では seismos であり、改訂版では 「震動/地震(Beben)」 に変更された。

また、パウロの手紙に出てくる呼びかけの 「adelphoi (兄弟たち、engl.: brothers)」  は、当時の教会では男女の区別なく使われていたため、今回の改訂版では、「Brüder und Schwerstern」 になっている。

2018年12月刊行予定の聖書協会共同訳では、「きょうだいたち」 と、ひらがな書きにして、男女両方を含めた表現にするそうだ。

ということで、日本語訳での問題点として、例えば、名詞が単数なのか複数なのか、動詞が過去形なのか現在完了形なのか、へブル語とギリシャ語では読めない場合でも、ドイツ語聖書を介して確認することができる。

厳密には、原文を読まなければならないが、それは今後の課題ということで、今はドイツ語の知識を利用して聖書を読むことを優先している。

英語ではなくてドイツ語の聖書を使うのは、例えば、今回示すように、動詞の命令形が2人称単数なのか2人称複数なのかを確認したいからだ。

現代の英語では、2人称は単数も複数も you であり、文脈で判断するしかない。
そして、命令形での動詞は、原形と同形のため、同様に単数か複数か、文脈で判断するしかない。

それに対してドイツ語では、例えば、「飲む trinken」 の命令形は、2人称単数の du に対しては trink〔e〕 で、2人称複数の ihr に対しては trinkt と異なるので区別できる。

例えば、テサロニケの信徒への手紙I 第5章16節 「いつも喜んでいなさい。」 は、英語・欽定訳では、Rejoyce always, で、人称変化がなく、日本語でも英語でも、文脈で複数が対象だと考える。

ドイツ語では、Seid allezeit frölich,  と、2人称複数 ihr に対する命令形であることが確認できた。
ギリシャ語でも、2人称複数に対する命令形になっているそうだ。

このように、英語以外の言語も使える方が情報量が増えるので、英語一辺倒の意識を変えてほしいものだ。

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