うつ病治療18年の患者が考える 、精神疾患を生き残る戦法

長年立ち直れていない患者から、療養コツや就業経験の紹介。 コメント・質問、ウェルカム。

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うつ病で家族との関係が悪化するのは、患者の性格が変わってしまったようになる、

症状が大きな理由の一つだと以前書きました。

変わったように見える性格は、病気の治癒とともに元に戻って来ますが、戻る前に

家族と大変ないさかいを起こすと、病の回復後も関係がなおらず悩むことにも

なりかねません。



また家族関係というのは、医師やメンタルセラピストなどのアドバイスで、簡単に

修復できるものでもなく、決定的な解決策というものもありません。



ただ原因と言いますか、ザックリした傾向が認識できていると、少しは自分の

置かれた立場での、改善策なども模索しやすいかと思います。


なぜ親兄弟や、友人などとの関係が悪化するのか?



それは、一般的にうつ病になる人の性格が、元々は真面目でいい人だからです! (苦笑)


家族も友人も、いい人と付き合うのに慣れていて、うつ病で言動や精神状態が

アンバランスになったような、困りものの人間の扱いには、慣れていないのです。


「子は親の背中を見て育つ」 などと言いますが、子供がくそ真面目なのに、親は

完全にチャランポランのダメ人間という事は、100%でないにしろ、八割がたありえません。


また真面目な人間の友人は、十中八九真面目な人間です。

真面目人間にとって、真面目でない人間は理解ができないので付き合いにくく、

逆に不真面目な人間は、真面目な人間の堅苦しさに付き合い切れず、結局は

真面目人間は真面目人間どうし、ヤンキーはヤンキーどうし付き合う事になります。

馬鹿は馬鹿どうしでないと、天才は天才どうしでないと、話が合わないという分けです。



ここで、真面目人間として通っていた人間が、うつ病になって性格がヒネクレて来ると、

周囲はヒネクレタ人間に慣れていないので、どうしていいか分からないのです。





ではこの状況に、対策は 無いのでしょうか?


私は自分の性格がヒネクレた時期に、こういう事を考えて対策を練るような気力も、

思いやりも失っておりましたので、現在家族と穏やかにやっているのは、運が

良かったとしか言いようがありません。


しかし今から考えてみると、2つほど、やっておけば良かった事は思いつきます。



一つは性格がヒネクレテしまったのは、病気のせいであって、そのうち元の性格に戻る

という事を分かってもらい、多少気に障る争いが起こっても、一時的な事と信じて、

病気の回復を気長に待ってもらうよう、頼むことです。


これは初めてうつ病をわずらうと、そもそも性格の変化が病気のせいだと、考える

ことすらできないので、病気が治っても性格はこのまま良くならないと思いがちですが、

不思議なほどに病の改善とともに、性格も元のような状態に戻ります。


元からヒネクレテいた人も、病気でレベルの上がったヒネクレから、元のヒネクレに

戻るので、家族も慣れている程度のヒネクレになります。

慣れている程度のヒネクレた人なら、家族も友人も対応できますから、

大丈夫です。(苦笑)




そもそも家族に迷惑をそんなにかけないように、くそ真面目に生きて来たうつ病患者は、

あまり親に苦労をさせるお願いをした事もないので、話にくいとは思いますが・・・・

私自身は話せてなかったしねぇ (苦笑) ・・・・ うつ病の治療中に、家族と仲たがいを

起こす事は、よけいにストレスを増やすことになりますので、治療の妨げです。


また治療後の家族関係も、良好に保つためには、早めの対策を取るのが有効だと

思います。





もう一つは、早めの薬の変更です。 もしくは医師への相談とも言えます。


実は争いごとになるような、家族や友人への憎しみと言いますか、恨み事が

次々と頭に浮かんで、そればかり考えているような時期がありまして、、、、 後で

考えてみると、脳へ作用するうつ病の薬は、病気で活動が滞る脳の機能を、

なんやかやして回復させる薬なので、怒りや恨みつらみを制御するような脳の

部分へ、より強く作用するような種類の薬もあったのかも知れないと思います。


ともかく、「家族と喧嘩した」 などといった事を、精神科医に相談してどうなるもんでも

なかろうと当時は思っておりましたが、薬を変えてもらったとたん・・・・ と言っても

薬の効果が表れるまでは 2 〜 3週間かかったと思いますが・・・・・ 徐々に、怒りを

覚えるような出来事などを、それほど思い出さない状態になりました。

無論、不平不満は生きている限りありますが、怒り狂うほどではなく、家族とぶつかる

事も無くなりました。


怒ったり恨んだりする気持ちが、口から飲む薬で変わるとは、なんだか眉ツバな話ですが、

実際にあった話です。 


病気になる前は、そんなに仲良し家族ではないけど、まずまず折り合いをつけて、

平和に暮らしていたのに、ある時、急に険悪なムードになってしまった、、、、 という

ような事がありましたら、薬との相性が悪いという可能性がありますので、ぜひ医師に

相談してみて欲しいと思います。






お大事にどうぞ。





《あとがき》

う〜ん、また 「性格は元に戻るから、心配するな」 という話に落ち着いてしまった。(笑)

突き詰めると、うつ病に端を発する精神的な問題って、かなりの部分で 「性格の変化が、

元に戻らないかも。」 という誤解から、生じてしまうような気がする。



経済的にひっ迫するとか、就職が決まらないという物理的な問題は、今は除外して

いますが、そのうち考えたいです、、、、、

 これも私は運でなんとかして来たので、あんまりいい案がないのだなぁ。









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こんばんは。
主さんの考察は、すごく面白い視点で、引き込まれます。
そうですね、病気によって性格が変わる…しかしそれは、回復によって元に戻る。
このことが理解出来ているだけで、患者本人も家族も、とても救われる気がします。
難しい学会で、経験者の論文として発表して欲しいです!
それと、私も、うつ病患者としては運が良かったと思えます。50歳を過ぎての発病で、子育ても終わっていたし、夫婦の歴史もそれなりに長く、絆が堅かったこと。家族には感謝しかないです。

話は変わりますが、主さんがお好きな太陽の塔の近くに我が家はあります。
この地に住んで40年以上、縁あって同じ地元の夫と結婚できました。太陽の塔は改装されて、内部に入れるようになるそうです。
それまで頑張って生きて、もう一度行ってみたいな〜と思っています。 削除

2017/4/17(月) 午前 0:46 [ otto ] 返信する

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コメントありがとうございます!
面白く読める闘病記を目指しているので、とても嬉しいです。

うつ病を病んでいると、ただでさえ文章が読みにくいですものねぇ。
できたらもっと、簡素に説明したいですが・・・

中高年で発病というのは、確かにお子さんがそれなりに大きいという、
ラッキーポイントはありますね。
若いうつの方など、結婚もできず、貯金もなく・・・・という悲しい話を
SNSで読むので、私もかなり恵まれた病人だと思っておりますが、
しかし、状況は受け入れてその中で最善をつくすのが、闘病のコツかとも
思います。

太陽の塔は私も、実際に訪れてみたいと思っておりますが、ちょっと遠いです。
東京の改装終了を待っていた美術館が、オープンして長らく経ちますが、
まだ行けていません。

でも元気になったら、行きたいところが沢山あって楽しみでもあります。
頑張って、ダラダラして行きましょう!

2017/4/17(月) 午後 1:37 [ 主婦の方 ] 返信する

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