うつ病治療18年の患者が考える 、精神疾患を生き残る戦法

立ち直れていない患者から、療養コツや就業経験の紹介。 (土・日曜定休)

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うつ病は 「心の病」 ではなく、「脳の病」 です。 脳内物質が正常に働かず、やる気が

出ない、通常の活動が出来ない、仕事に行けない、ご飯が食べられない・・・・ などなど

の症状がでる精神疾患です。 

脳内物質を、根性や気合でなんとか出来るわけがありませんので、『気の持ちよう』 などは

気にしても仕方がない病です。

 ・・・・・ という事は、このブログで何度かご紹介してきました。



しかし、本当に 「気の持ちよう」 を気にしなくていいのかと言うと、実は違う意味で

気にした方がいい場合もあると私は思います。


確かに、一旦うつ病と診断されて、仕事を休んだり、仕事量を減らしてもらっている場合、

「もう少し頑張ったら、もっと働けるかも?」 と言えば、、、、 結論は働けません。  

元気な時ならば、「今日は疲れがたまっていて、残業は辛いな〜・・・・・  でも、

これ終わらせたら週末ゆっくり休めるから、頑張てやっつけよう!」 というような、

気の持ちようでなんとかなる場合を、なんとか出来なくなってしまうのが、うつ病の

特徴だと思います。




とは言っても、うつ病の療養生活を少しでも楽に暮らそうと考えた場合、気の持ちようと

いうのは大切です。   ・・・・・



例えば仕事を休む事に対しても、「こんな重要な時期に病気にかかるなんて、私は

ダメな人間だな〜。 しかもタイミングも最悪で、生まれつき運が悪いのかもな〜。」

などと考えたら、よけいに休んでいる事が辛くなります。

「今まで真面目に頑張っちゃったから、こんな事になったんだな。 私は偉かったけど、

神様はそろそろ休めって言ってるんだ  〜」 などと、自分に甘い考えを持った方が、

同じ長期療養休暇でも、多少なりとも気楽に過ごせるのです。 



統計的には、うつ病にかかる人間は平均的に真面目で、責任感が強く、自分の仕事に

誇りを持っているので、完璧主義に走り勝ちとも言われます。

病気になった事すら、健康の自己管理不足として、自分を責める人も多いと思います。

理論的にはそれも、一つの正しい見方ですし、自分の責任を認めるのは、潔くて

人格としては誠にけっこうです。 



しかしこれを、『うつ病を治す』 という事を最大の目標として考えた場合、最善の

気の持ちようとは言えないと思います。

自己否定的な思考におちいりやすいのも、うつ病の特徴ですから、難しい場合も多いとは

言えるのですが、罪を他人になすり付けても、現実逃避してでもいいので、 

気持ちを楽にたもつのは、深く思い悩む事が治療をさまたげる、うつ病には大切です。



尚、よく発病の理由を人 のせいにすると、人間関係がこじれて大変な事になるから、

避けた方がいいとも言われますが、私の経験からすると、うつ病の症状がおさまって

来ると、恨みつらみも忘れて来ます。

これは不思議な現象ですが、実際にありました。

うつ病のために、脳のいつもは活発に働かない 「恨み・妬みセクション」 が、フル稼働する

時期があるようなのですが、脳内の情報伝達物質が悪さをしているだけで、病気の

治療が進むにつれて、怒りもおさまって来ます。


「残業をいつも私にばかり回す、上司が悪い 」 としか考えられなくなっていたハズなのに、

うつ病が治ってくれば 「出産前の高橋さんに、残業させられないから、私に回しちゃって

たんだもの。 仕方ないよね。」 などと、180度気持ちが変わるような場合もあります。


ちなみに、高橋さんは実在の人物ではありません。(笑)






 ちょっと脱線しましたが、、、  結論づけますと、うつ病患者にとって 「気の持ちよう」 は、

通常の人が考えるような 「気の持ちよう」 と、同じレベルのものではありません。


しかし、うつ病を治すために必要な、『脳の休息』 をより効率的に取るためには、

脳を悩み事でいっぱいいっぱいにしないように、努めるのが大切です。

そのためには 「気の持ちよう」 と言いますか、適度な責任転嫁は必要ですし、

悪い事のいい面を探したり、ともかく考えるのを止めてボンヤリ過ごしたりするのが、

うつ病の療養の正しい過ごし方だと私は思います。



 みなさんも、お大事にどうぞ!






あとがき

書き終わって気がつきましたが、うつ病で高まった怒りのおさまり方って、なんとなく

思春期の親への反感とか恨みつらみが、中年になって振り返ると、まったく馬鹿

みたいな気がするのと似ていますね。


うつ病の場合は、短期間 (数ヶ月〜数年) のうちに怒りが燃え上がり、また鎮火したり

というような、心の変化にかかる時間はかなり短いのですが、心の変わり方は多少

類似点があると思います。


子供の時好きだったアニメが、今見ると小っぱずかしくて見ちゃいられないのも、

若干似てるかな? ・・・・・  これは、そうでもないか? (笑)







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なるほど。
とても参考になりました。
(*^_^*)

2017/9/8(金) 午後 7:27 hikari 返信する

こんばんは。いつも参考になる記事ありがとうございます。
確かに調子が一番の悪かった時は私の場合は不安や恐怖だけが強すぎていたのですが、大分薬のおかげで気持ちが落ち着き始めてくると少しだけあの時に感じていた恐怖や不安の理由の部分に目を向けることが出来るような時があります。
もちろん、私も寛解しているわけではないので、なんとも言えないのですが、前よりも少しだけ自分を許せるように、また他人が悪い部分、自分が悪い部分の区別が出来るようになったような気がします。

2017/9/8(金) 午後 10:27 [ 椿 ] 返信する

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お初になります、よろしくお願いします。

まえに少しだけ休職して、復帰して仕事も増やし今年は案件をたくさん抱えたうえ、イライラしてる同僚に当られて、ある日突然動けなくなりました。もう、これ、勘弁してほしいです。こころのカゼぐらいではすまないです。毎日、気分が変わるし、悪いときはお医者さんのところに行くこともできない、くらいになってしまって。お医者さんから入院か休業一カ月の処置、とのことで少しだけ元気にはなってきましたが。

乱文申し訳ありませんでした。

2017/9/11(月) 午後 2:44 [ いわのふ ] 返信する

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皆さん、コメントありがとうございます!

多少なりとも、ご参考になれば幸いです。

うつ病患者はガンバリ屋さんが多いので、ほっとくと頑張ってしまう人が多いから、
再発も多いのではないかな〜などとも思います。

遠まわしに、自分の弁護ですけど。




≫ いわのふさん、はじめまして

入院とは大変でしたね!
私は実家住まいだったせいもあり、自宅療養で入院の経験がありません。

うちの主治医も 「心の風邪」なんていう、生やさしいい病じゃないよ〜と
言っていますが、まったくあの表現は私も頭にきております。

風邪で何度も失職する人間が居るなら、会ってみたいわ〜〜い!


ともあれ、時間がかかる病気ですので、
ジックリ腰を据えて、治療してください。

ちなみに腰を据えた治療とは、具体的には薬をちゃんと飲む事と、
毎日ダラダラゴロゴロ過ごすという意味です。(笑)


お大事に!

2017/9/12(火) 午後 8:03 [ 主婦の方 ] 返信する

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