うつ病歴20年の患者から、精神疾患でも 勇気がでそうなアドバイス

長年治っていない患者の、療養コツや就業経験の紹介です。 匿名コメント・質問・無断転載 OK

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 うつ病治療後期には 「なんとなく働きだせない」 という事がよくあります。







長期療養の後半と言いますのは、最初の1〜2ヶ月は寝ついていたとしても、そのうち

起きてダラダラ暮らすくらい出来るようになり、治療がうまく進んでいれば 4〜5ヶ月くらいで、

一日起きていられるくらいまでに、回復する場合もあるでしょう。







人によって、何ヶ月かかるかはまちまちですが、長期療養を医師に命じられるような、

レベルのうつ病になれば、2〜3週間でケロッと治る事は無いと、言っていいと思います。







さて、この一日起きて活動が可能になる時期が、療養の後期と言っていいのかなと、

私は考えています。







たまに年単位の時間がかかる人もいらっしゃるので、長くてもあまり気にしなくて

大丈夫だとも思います。 (気にはなるけどね)






その時期は、毎日起きて散歩したり、買い物をしたり、家事手伝いていどの作業も、

個人差はありますが、マアマア出来るようになります。    ・・・・・







ちょっと調子がいい日は、若干の遠出や、温泉でのんびりするくらいの軽旅行も、

可能になります。








 この状態は軽い風邪だったら、風邪薬でも飲んで働く人間から見ると、当然

職場復帰しても良さそうな、元気さに見えます。







患者自身から見ても、少しも重病らしく見えないので、「今は病気で働けない」 と、

とても言いにくい時期とも言えると思います。







しかしこの時期、「なんとなく働きたくない」 「まだ働き出すのは心配」 「仕事が

出来るほどの、元気さだとは思えない」 などという、消極的な気持ちが続くことがあります。







医師が 「そろそろ、仕事を探してみては?」 「会社に復帰する話を、してみてもいいのでは」

などと言いだすのも、この時期かなとも思います。






しかし、そう言われると、「働きたくないなぁ」 という気持ちが沸いて来ます。  







こういう、消極的な気分は数ヶ月続く時もありますし、私など半年や 1年続いたような

時もあったように思います。

(記録を取っていないので、あまり正確な事は言えないですけど)







自分が 「もう働くほど元気には戻らない」 とか、「自分は怠け者になってしまったのかも」

などと考えてしまうのも、この状態の時が多いと思います。 







 そりゃあ、元気な頃場時々トイレに駆け込みながらも、キャベジンを飲んで、

仕事を続けていた働き者の自分から見れば、外出する元気が出て来ているのに、

仕事に戻る気にならないというのは、「心が怠け者になってしまった」 と解釈するくらいしか

できないとも思います。







「貯金も底をついて来て、そろそろ収入を得ないとヤバい」 「そもそも無職なんて、

恥ずかしくて人には言えない生活は、いいかげん脱出したい」 と思ってはいるのに、

それでも 「働きたくない」 という気持ちが強く沸いて来るのですから、これはうつ病や

長期間の療養で、性格に変化が起きてしまって、怠け者になったのだなどと考える人も、

実際にかなりいるようです。






 私もうつ病経験が浅い頃は、5〜6年くらいそんな風に、考えていた事もありました。








医師にこの事を相談すると 「長いこと働いていなかったから、消極的になっているのでしょう」

とか 「うつ病で突然働けなくなっ事のショックで、仕事全般に拒否感や不安感などを持つ

ようになっているのでは?」 などと分析してくれるかも知れません。







私も確かにそういう面も、まったく無いとは言えないと思います。







 しかし患者側から言わせてもらえば、「消極的」 とか 「不安」 ていどのハードルは、

経済的に困窮したり、将来の夢や希望を失っていく不安に比べたら、ほんの

ささいな不安です。






平均的にうつ病になるような人は、根は真面目で、社会の規範を守り、正しく生きて来た

少々堅い性格の人が多いのですから、「無職」 とか 「ニート」 などという、屈辱の

生活を早く切り上げたいと、誰もが願っているのです。







「消極的」 や 「不安」 くらいで、「今日は仕事に行けない〜 」 などと言い出すような、

甘ったれた人間ではないのです! 

(自分で言うか?という気もするけどね)







私の長いうつ病経験では、こういう 「なんとなく働きたくない」 という状態は、まだ

仕事に戻れるほど元気ではない場合が多いのです。







医師が仕事復帰をすすめるのが、早すぎるとも言えると思います。







家で軽い家事手伝いなどと、本当にお金をいただいて働くという事は、責任の重さが

まったく違います。  







うつ病になんぞかかる人間は根が真面目なため、とくにこの責任を重く受け止め、

仕事に戻ると、いやおうなく頑張って働いてしまう人だとも思います。







ですから 「なんとなく働きたくない」 という気持ちの裏では、 「今の状態ではまだ、

自分の職務をこなせる元気さは無い」 と感じているのだと思います。







そこまで自分の仕事を、真面目に考えていないと言う人は、それでもいいのですが、

そもそも、世界的にも 「働き者〜!」 と賞賛される日本人ですから、一人一人に

割当てられた仕事は、簡単にこなせるものではありません。 







 気力も体力も充実していて、やっと十分な働きができるのです。







うつ病で仕事を辞める前 (または休職前) は、とても楽な仕事で、毎日残業も無く、

5時ピッタリに上がれるように、4時 45分には帰るしたくをしてました・・・・・ なんて、

楽チンな事をやっていた人は、ほとんど居ないでしょう。






ハードな仕事に戻らなければならないのですから、自分の病状に不安があるうちは、

働く気になれないのは、むしろ当然なのです。






精神科の医師は、うつ病患者ではありませんから、仕事に真面目な人間が、どこまで

真面目なのか分かっていません。(苦笑)







「仕事にもどっても、最初はあまり頑張らないでね」 などと、医師は気楽に言って

くれますが、頑張ってしまう性格だから、うつ病なんかにかかっているのだという事を、

忘れてはいけません。 (苦笑)







「働いているうちに元気になるから」 と励まして、仕事復帰させたために、患者の病状を

悪化させてしまう医師も、沢山おりますので注意が必要とも言えます。






 こう考えて来ると、うつ病患者が 「まだ働く気にならない」 という気持ちになるのは、

自己防衛本能なのかも知れません。







ただ、「働きたくない」 気持ちの出どころを、合理的に説明が出来ないために、よけいに

不安にかられてしまうように思います。 この合理的説明が出来ないのは、うつ病の

症状が、どこまでが症状なのか分かりにくい事が原因です。






まあ、専門用語でいえば 『精神行動抑制』 と呼ばれる症状のカテゴリーで、

なにか行動を起こそうとすると、やりたくない気持ちや、疲労感や、だるさなどを、

強く感じるようになるといった、症状が出て来ていると言ってもいいかも知れませんが、、、、、







まあ、私は精神医学の専門家でもないので、難しい事は言わないでおきましよう。







ただ、長い闘病経験から言わせてもらえば、根が真面目なうつ病患者は、元気になると

働きたくなって来ます。 






いくら仕事が嫌いでも、近所の人から 「あそこのお宅の

〇〇さん、まだ家に居るみたいよ? 仕事してないのかしら?」 と陰口をたたかれる

事を考えれば、働いた方が100倍ましなのです。  







そういう世間体を気にするのも、真面目な上に、少し完璧主義でプライドが高めの、

うつ病患者にはありがちです。






「働きたくない」 という気持ちが、沸いてくる事 からして、

 うつ病の症状の一端と考えた方がいいと、私は思います。






現在、私は専業主婦ですが、今年 2月に寝込むほど具合が悪くなった事があり、

それから今はまた、軽い家事ならこなせるくらいまで回復して来ております。






4〜5月ごろは働くのが嫌で、掃除機を見るのも、音を聞くのも嫌で、一月に一回くらい

なんとか掃除しておりました。 






今は週に 1回くらい出来るようになって来ていますし、なにより 「掃除機かけるの、

嫌だ〜〜〜!」 という強い拒否感を感じなくなって来ました。 







うつ病の快復とは、こんなにダラダラと時間がかかるものですが、快復が本格的に

なってくれば、働く気は出て来るものです。







少なくとも、『うつ病になる前は週 5日、朝から晩まで働く仕事についていて、世間になんら

恥じるところはなかった』 という人は、うつ病が本当に治っているのなら、またそういう

生活が送れるようになりますので、その点を心配する必要はありません。






治療に専念して、働く元気が出て来るのを待つのが、一番いいと私は思います。







 治療に専念するとは、具体的には薬を正しく飲んで、あとはゴロゴロのんびり暮らし、

脳や体の回復力を助ける事です。 






無理をおして体力造りや、脳トレをする事ではありません。







うつ病は脳の中で、情報伝達物質 (セロトニンやノルアドレナリンなど) が減ったり、

活動が異常をきたしたりする病気です。






指令塔である脳が、うまく動かないので生活に障害が出るような、能力低下や

性格の変化、精神バランスを欠くなどの症状が現れますが、表に現れている現象は、

脳の中の障害が治らなければ、治すのは困難です。







根性で脳内物質をどうにかしろと言われても、たいていの人間にはできません。(笑)






人間の自然治癒力を活性化させ、脳内の異常が元に戻るように、患者は無理をしないで

のんびり暮らすのが、うつ病治療の要と言っていいと思います。






18年も治ってない人に言われても、いまいち説得力が無いですか?






 そりゃあ、そうですね。(笑)






お大事にどうぞ 





※ このブログは、以前に書いた記事と重複する内容は多いと思いますが、
読解力が落ちているうつ病の患者さんに、より分かりやすく伝える書き方を
模索しているためです。

ご理解いただければ幸いです。












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働きたくないと思っているうち場病気なのですね。
療養してもいいのですね。。。

2017/10/12(木) 午後 7:07 hikari 返信する

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普通の人は 「働きたくないなぁ」と思っても、お金や生活を
考えれば働いちゃいますよね。

日本で働いていないのは、周りから白い目で見られますし、
衣食住もタダじゃないので、働かない、収入を得ないというのは、
意外に根性や勇気がないと、出来ない行為だと思います。

「働かない!」と思ってしまう事が、自分にとって異常だと思いませんか?
それなら、病気のせいなのですよ。

うつ病は表から病気に見えにくいので、理解が得られにくいですけど、
自信を持って、休んでいていいと思います。

2017/10/13(金) 午前 10:25 [ 主婦の方 ] 返信する

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