うつ病治療19年の患者が考える 、精神疾患を生き残る戦法

長年立ち直れていない患者から、療養コツや就業経験の紹介。 コメント・質問・無断転載、ウェルカム。

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うつ病になると、今まで考えもしなかった気持ちに、さいなまれる事がよくあると

思います。

「働きたくない」 と思ってしまうのも、その一つです。 



ちょっとやそっと働きたくない、だけではなくて 「無理に働かせる気なら、殺してやる」

とか 「親を殺して、刑務所で食いつなごうか」 などといった、ブッソウかつ激しい拒絶の

気持ちになる事も、私はありました。

ありませんか?

・・・・・ まあ、うつ病の症状は人それぞれで、千差万別ですので、働きたいうつ病患者も、

居るのかも知れません。   ・・・・・


とにかく働きたい気持ちが沸かないために、「もう自分は、怠け者になってしまった」 とか

「二度と働けるようには、ならないのかも知れない」 という、絶望的と言いますか、

将来の希望を失うような気持ちになる人も多いと聞きます。

「働きたくない」 という気持ちになるのは、珍しい事ではないのです。




さて、ここで 「それは、うつ病の症状なのか?」 と疑問に思う人は多いと思います。

自分が 「働きたくない」 と思っていても、それをうつ病が由来だとは考えていない人も

多いのではないかと思います。 実を言えば、私も発病後7〜8年間はそのように

考えていたと思います。


『うつ病のせいで、ああいう気持ちになっていた』 と考えるようになったのは、10年

ほど前に、一旦うつ病がかなり回復し、フルタイムで働く仕事に復帰を果たし、

うつ病にかかる前の、働くのが楽しい自分に戻ったからです。   




実際に生まれつきか何かは知りませんが、仕事や働くことが嫌いな人間はおります。

健康なのに年がら年中、「働きたくない〜、遊びに行きたい〜」 と言っている人間も、

まあまあおります。

 元からそういう人は、うつ病になったらどうなるのか、私には分かりません。



ただ言える事は、私は元々働くのが好きだった人間で、大学を出てすぐ就職した

仕事も、毎日楽しく勤めておりました。 

自分で言うのもなんですが、「○○さん、頑張ってるね」 と言われる人間である事が、

私のささやかな誇りでした。   フッ

そんなに優秀でもないので、努力賞を狙っていくタイプですね。(苦笑)

そもそも、激務と言うような仕事ではなかったですし、社内の雰囲気も良く、同僚とも

仲良くやっており、逆にこれで 「仕事が嫌い」 と言う人の気が知れません。

また、私は貯金や財テクも好きで、その元手を稼ぐのは趣味の一環とも言えまして、

とにかく働くのが嫌いなどとは、考えた事もなかったわけです。



 こんな人間でも、うつ病になると 「死んでも働かないぞ〜〜」 という気持ちに

なるのだから不思議です。

仕事をするのが不安になるほど、能力が落ちてそう思うという場合もあると思いますが、

それよりもなによりも、理由もなく 「働きたくない!」 「何もやりたくない!」 という

気持ちになる事があります。

そうなったら 「ちゃんとした社会人は働かなきゃ」 とか 「もう来月の家賃が払えない」

というような理由を、いくら自分に言って聞かせても、効果はありません。



これは私の私見ですが、「やる気が出ない」 という症状の延長に、 「働きたくない」

という気持ちはあると思います。

「やる気が出ない」 「行動に移す気にならない」 などは、うつ病の症状として、

よくある事ですが、「やる気が出ない」 という感情が激しさを増すと、「何もやりたくない」

「何もやるもんか!」 「死んでも、やらないぞう」 というふうに、エスカレートして行くの

だと考えれば、「死んでも働きたくない!」 という方向に、気持ちが動いて行くのも、

あながち的ハズレではありません。


そういった 『人間の行動を抑制する、感情を起こす作用が、うつ病の症状にはある』 と

言ってもいいでしょう。 





 覚えておいて欲しいのは、この感情はうつ病が治るにつれ、おさまるという事です。

少なくとも私は、働きたい気持ちがまた沸くようになりましたし、働くのが楽しい自分に

戻った時期も数年ありました。 


その後、うつ病が再発してまた 「誰か殺して、刑務所へ行こうかな〜」 「凶悪犯なら

隔離されて、作業はさせてもらえないものな〜」 などと、ブッソウな事を考えたり

するような時期もありましたが (苦笑)、一度治った経験があるので、今は希望を失わず

快復して来るのを、じっと待っております。




 このブログでは何度も書いておりますが、この 「働きたくない」 気持ちは、

気の持ちようや、努力などで克服できるものではありません。

もし出来たら、それはうつ病ではありません。


うつ病は脳の病気です。

ザックリまとめれば、脳の中の情報伝達物質が、正常な働きをしなくなるために、

元気な時のような行動が取れなくなる病です。

やる気が出ない、動きたくない、能力が下がった、記憶力が悪くなったなど、

症状は人それぞれですが、原因は脳の中で情報が正しく伝達されないためです。


「頑張って、脳内の機能を元に戻せ!」 と言われても、そんなことができる人間は

おりません。 だからうつ病は、精神力やガッツでなんとかなる病気ではないのです。


まあ、あのケチで有名な厚生労働省が、うつ病の治療費は患者の1割負担にして

くれる制度を作っているのですから、気の持ちようでなんとかなるような、甘い病気

なわけもないすよね。(笑)

 ここは信じて大丈夫です。




私のような、「働くの好き〜」 という人間でなくとも、もともとはちゃんと働いていた

と言う人は、うつ病が治れば働く人に戻ります。

「愛する妻と子供のために」 とか 「無職なんて、恥ずかしくて人には言えない」 とか

人間は色々な理由で働いていると思いますが、しかしうつ病になって急に、

働かなくなった人は、治ればまた働いてしまう人に戻ると私は思います。

人間は成人をすぎると、そう簡単に性格は変わりません。    〜 

急に変わってしまったところは、うつ病由来だと考える方が、むしろ理論的です。




「こういう事を、自分の医者は言わない」 と思う方も多いかと思いますが、私自身あまり

この手の話を、医師から聞いた事はありません。

多分、学会で発表できるほど、臨床実験を積み重ねた研究者が居ないのでしょう。


私はただのオバサンですから、発表しちゃいますけどね。

『※あくまでも、個人の感想です。』 とか書いておけば、大丈夫です。(笑)





まずは、しっかり養生して下さい!

お大事にどうぞ。














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そうですね。
私も、まだ働きたいという欲求が出てこないです。
この記事も転載させてくださいね。

いつも素晴らしい記事をありがとうございます。

2017/11/13(月) 午前 11:00 hikari 返信する

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どうもありがとうございます!
人間、どこかに体の不調があると、働くのが苦痛になりますが、
脳だって同じなんだという事を、もっと分かって欲しいですね。


ところで、ビーズ細工のブログを拝見しましたが、お上手ですね!
元気になったら、手作り品マーケットとか参加して、個人事業主
なんてのもいいんじゃないですか?
教室開催も、今はネットで生徒募集などできて楽ですよね。

いやまあ、将来の計画は置いといて、病気や不安な事を
考えているより、手芸などに集中するのはいいと思います。

集中できる時間が長くなって来ると、ちょっと治ってきたのかな〜と
いうことも分かりやすいので、おすすめです。

時間を忘れてやりすぎちゃうのは、疲れるので
要注意ですけどね

2017/11/13(月) 午後 2:16 [ 主婦の方 ] 返信する

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