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議員活動歴
○山根公述人 その次に経済問題ですが、小麦、大麦あるいはバター、とうもろこしなどを買いつけまして向うから買うその金をすえ置きまして、五千万ドルかの金を日本に置いておく。その中で一千万ドル、すなわち邦貨に直しまして三十六億というものは、日本でそれをいろいろ使つてよろしい。三十六億と一ぺんに言いますけれども、相当にこれを有用に使えば、私どもの仕事の上にも、あるいはあらゆる問題の上にも、これを使うことができると思う。四千万トルというものは、それは軍事援助の物資を域外に買いつけるのだから、四千万ドルといつたつて、それは軍需工場に使う命じやないかといえばそれきりですが、しかし文なしの日本が、たとい幾らかの金でも、それを融通して国内産業に向けることができるということは文なしよりもいいじやないか。
個人としては、皆様の中で御商売をなさる方や事業をなさる方は御存じかもしれませんが、ある場へ品においては高利貸しから高利の金を借りる場合もあるじやありませんか。ただ使う人の能力による、腕による。高利貸しから金を借りてもその人がもうけられるということは、その人の腕があるから、能力があるから、働きがあるから。この働きをするのは国会議員の皆さんだ。皆様の腕次第頭次第で、その金も有用に使つてください。皆さんが喜ぶように使つてもらいたい。福祉の方にも使つてもらいたい。それからまた、国民もあなた方のみに責任を負わせるのではありません。国民もあなた方の指導によつては、よし、それではおれもやろうということになつて一生懸命働けるのです。皆さんが不平ばかり言つていればあれもああ言うからおれもなまけようということになるから、できるだけ働く意欲をそそつていただきたい。
あなた方の中には、労使協調ということは陳腐な言葉と思われる方があるかもしれない。私は言葉は古いかもしれないが、西ドイツの状態を見ても、これには新しい意義があると思う。大いに労使協調して、慈悲慈愛の心を持つて、お互いが生きて行こうという意欲さえあるならば、日本だつて西ドイツに負けないだけの政治ができると思う。そのできないということは、皆さんが個人主義、一党一派に片寄つて争うがゆえにそれができないのだ。
だから、西ドイツの政治家に見習つて、皆様たちがまず塊より始めよで大いに反省して、日本の将来のためにひとつしつかりやつてください。日本の貧困な政治はあなた方に責任があると思う。根のある平和論ならよろしいが、根のないクリスマス ツリーの平和論は、きよう限りおやめいただくように、この際をかりてお願いいたしまして、MSA絶対賛成の意見を申し上げる次第であります。
○上塚委員長 ありがとうございました。次は元陸軍中将遠藤三郎君にお願いいたします。
間は省略
○上塚委員長 どうもありがとうございました。
これにて公述人の意見の陳述は終了いたしました。公述人の各位には種々有益なる御意見を開陳していただきまして、
まことにありがとうございました。厚く委員長よりお礼を申し上げます。
これにて公聴会を散会いたします。
午後四時八分散会
[001・001] 19衆議院外務委員会公聴会 2号〜昭和29年3月23日国会会議録検索システムより
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