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「5歳になったら治るって言ったじゃん!!」
下の娘が6歳のときに、思いっきり怒って言ったことば。
いまでもときどきあのときの表情を思い出す。
娘は生まれてすぐにアトピー性皮膚炎だとわかった。
自分のよだれにさえかぶれる。
耳の付け根も手足の指のまたも、どこもかしこもただれて真っ赤。
皮がむけて黄色い汁が出る。
かゆくてむずがる。
ないてばかり。
あの病院この医院、よいらしいと聞けばどこへでも連れて行った。
治らなくて、民間療法にのめりこんだ。
山口県だったかにある砂治療とかも行こうかと思った。
いろんな薬草も試した。
塩も塗ったりした。
しみて痛いのに。
今思えば鬼だったなあ。
5歳ぐらいになると、抵抗力もついてきて、
よくなりますよ。
って、誰にいわれたんだか、
その言葉にすがって、娘と自分をはげました。
だけど、ちっともよくならなかった。
夢中で・・
都立病院の皮膚科に、漢方と西洋医学をミックスして処方してくれる先生を見つけた。
いつも混んでて、1時間2時間はあたりまえだったけど、
なんだか先生を信頼できた。
だいぶ年配の女の先生。
こわいけどあったかかった。
体中を消毒して、ワセリンを塗って、
それから、ひどいところにはこれをつけなさいって、
そして、ゆっくり体質改善しようねって、
漢方の飲み薬をくれた。
夢中で・・・。
きづいたときには、頭をかきむしることも、耳が切れることもなくなっていた。
なんなんだろう。信頼するってことが、治すことなのかな。
いまでもときどき、
「ねえ、アトピーの薬、もうないからもらってきてくれる?」
と一緒に、「あのさ、5歳になったら治るって、言ったよね??う・そ・つ・き」
て、笑いながら言ってくれる18歳になったアトピーっ子ちゃんです。
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