ポーランドの国民的詩人ミツキエヴィチの像やその背後にある大変美しい教会を見学しながら、明るい広いクラクフ郊外通りを真っすぐに歩いてゆくと、やがて、美しい王宮広場に出る。広場の中心にそびえるジグムント3世の碑の向こうに、赤茶色の左右対称な外観をした旧王宮がある。この王宮の内部はあまりにも美しく繊細で、数知れず見たヨーロッパやロシアの王宮の中でも上位に入る。内部はおおむね、古典的であり、ドイツにありがちなバロック風なものではない。ここには非常に個性的な「大理石の間」があり、さまざまな種類の大理石の組み合わされた重厚な内装には息を呑むばかりだ。この王宮は他の多くのワルシャワの建物と同様、第二次世界大戦で破壊されたというから、現在見られるものは、復元されたものである。かつてはもっと美しかったという。 |

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