奇想の庭(復活そして昇天)

19世紀末から20世紀前半のロシア文化を駆け巡り、拾い集め、組み立てて、発見する・・・・・・

美術展、工芸展

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ジョルジュ・デ・キリコの一枚の絵に一番惹かれた。広々とした会場には彼の絵は三枚しか展示されていなかった。にもかかわらず、最も心の琴線に触れ、長時間絵の前に佇み、見入っていた。

生命を持ったマネキンたちが雄弁に語るジョルジュ・デ・キリコの象徴世界


ギリシャ神話のアルゴー船の乗組員の生まれ変わりであることが暗示されている絵である。天井に頭のつきそうな二体のマネキンはソファに腰かけたまま、帆船やら灯台、港、海、古代遺跡、森、小舟、陸地などを両腕に抱え切れないほど持っている。これらは彼らのアトリビュートなのだ。人物たちは絵の中では声は出さないけれど、何と雄弁に語っていることだろう。彼らの海での冒険を。

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二人の人物

このタイプの絵をもっと見たくて、古書店を散策していたら、1993年に開催されたデ・キリコ展のカタログを見つけた。ああ、こんなすばらしい展覧会があったのね。その中に同様のアトリビュートでいっぱいの絵が何枚かあった。より抽象化されたタイプの絵もあるが、本質は同じだ。

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考古学者たち

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二つの仮面

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吟遊詩人
なかなかどうして、多忙です。
「断片小説」を書き始めてみたものの、極度に時間がありません。
一日の義務的仕事を終えて、気がつくと深夜の一時は過ぎています。
それからブログのための小説を書き始める。すると、30分も書かないうちに
就寝時間が訪れる。ああ、30分では調子も出てこない。
しかし、少しずつ書いています。基本的に時代小説とかいうジャンルに
近いのかも知れないし、資料も読んだりしますから、案外時間がかかるのです。
ランボーの翻訳も続けたいし。過去に訳した詩がなんだか懐かしくなってくる
今日この頃です。

数か月後には、ロシアとヨーロッパの95日の旅に出ます。その間も
あまりブログは出来ないかも知れません。

で、今、国内で一番楽しみなのが、この展覧会。これは二回ぐらい通いたいと
思ってます。パリでポンピドーゥーセンターに行った時にはこれらの
コレクションは見ることがなかったので、夢のようです。
同センターでは2002年にアメリカにあるダリの傑作なども集めた
シュルレアリスム展があったのですが、生憎、カタログによって、
それを知るのみでございます。
今回はダリの『部分的幻影:ピアノに出現したレーニンの6つの幻影』が
来るので、今から欣喜雀躍しています。

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現在パリ滞在中のコニーさんにパルミジャニーノ作とされる美青年の肖像についてお話したところ、さっそく彼女のブログ「パリふり〜く!」でアップしていただいたので、あれこれ思い出し、以前ルーブル美術館で集めた美青年の肖像、彫刻を載せて楽しむことにしました。フランスは日本と違って、美術館の写真も撮り放題なところがいいですね。日本は決して絶対に永久に撮らせてくれないし、常に鋭く監視していて、しばしばガラスケースに近寄っただけで注意されるので、大変窮屈です。そうして、特に撮影する角度によってがらっと表情を変える彫刻は、カタログに載っているものでしか後に見ることが出来ないので残念です。教会も、パリでもウィーンでもいくら撮っても怒られなかったのだけど(ただし、ノートルダム大聖堂では三脚を使ったら怒られた・・)、日本の教会は御茶ノ水のニコライ堂を始め撮影禁止のところが多いですね。撮ったら減るわけでもないし、外国と同じにフラッシュさえたかなければ撮ってもいいことにならないかなあ。

パルミジャニーノに帰されている若者の肖像は上から二枚目です。

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渋谷区神宮前のアートスペースH.P.DECO・水金地火木土天冥海にて、倉敷の工場から出た端材を使って制作された時計と照明器具の展示会が行われている。
むき出しのゼンマイ、歯車にスーツケース、アンティーク時計の文字盤と機械の部品、石膏のマリア像と大きな振り子など、意外で懐かしいような組み合わせから成る作品群を眺めていると、あたかも廃墟の都市に生命の火が灯って活動しはじめたような印象がある。そう、それは多分、時を刻む音が一斉に閉ざされた空間に響き、黄色や赤の温かな光があちこちで交錯しているせいだろう。

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かつてイギリスにはヴィクトリア時代と呼ばれた輝かしい時代があった。ヴィクトリア女王が即位した1837年から亡くなる1901年までの、いわゆる「太陽の沈まない帝国」と呼ばれた時代である。商工業が繁栄し、交通網も発達し、植民地も拡大し、国交も盛んに結ばれ、友好国の間では頻繁に贈り物の遣り取りがなされた。
 こうした背景の中、素材もモチーフも技法もバラエティに富んだ繊細かつ、愛情や友情、忠誠、哀悼などさまざまなメッセージの込められたジュエリーが次々と生み出された。また、現代につながるアフタヌーンティーという社交的な意味合いを持つ茶会であるとかシュガーペーストで装飾の施されたウェディングケーキ、花嫁がレースのベールを着用する習慣など、この時代に完成され根付いた習慣も数々ある。
 また、この時代の華やかさをひときわ見事に象徴しているのが、レースである。16世から17世紀にかけて発達した優雅なレースは実は1520年代の贅沢禁止令に端を発していた。当時は金、銀、多色の糸に真珠や珊瑚などを混ぜて刺繍した華美な衣裳が主流であって、それが個人の財政を貧窮させたのだった。そこで、白糸刺繍で洗練されたデザインのレースが考案されたのであった。そうして、ヴィクトリア時代の優雅な衣裳やベール、日傘、扇には花や幾何学模様などの繊細で凝った刺繍のなされたレースがふんだんに使われている。

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