酪農家のブログ

趣味は研ぎ。砥石や包丁(庖丁)の評価を記事にしています。もちろん牛の話もあります

鋏研ぎ

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今日は、義母の家にある鋏を研いでみました

研いだ鋏は、左から「花切り鋏」「ステンレスの洋包丁っぽい切刃の鋏(※1)」「ステンレスの和包丁っぽい切刃の鋏(※2)」です
イメージ 1


※1の切刃は洋包丁のように幅が2mm位
刃角は80度前後
この鋏はそのまま直刃で刃角は変更せず研ぎ直しました
イメージ 2


※2の切刃は和包丁のように、シノギから刃線までの約10mmが切刃になっており
刃線付近は2段刃になっていました
刃角は少し鋭角で60度〜70度位ですね
この鋏は2段刃の部分だけ研ぎ直しました
イメージ 3



次に花切り鋏ですが、義母が嫁入り前から使っていたようで、30年位は使っている感じでした
切刃が真っ黒に錆びており中華なべの黒錆びのようになっていました
イメージ 4


まず最初は錆落としを行いました
イメージ 5
かなり時間がかかりました
最終的には1枚目の画像の様に、ピカピカとまではいきませんが、
多少見栄えが良くなったと思います


次に段刃部分を研ぎ直しました
砥石は黒幕#1000と#2000を使用
イメージ 6
最初は※1のようにかなりの鈍角で研いだのですが、
砥いだ後に適当な草を試し切りところ、切りにくい事が判明
刃角を45度に変更して研ぎ直しました


切れ味が悪いのは刃角以外にも、
要の部分がかなりガタガタで、上手に上と下の刃がかみ合っていなかったことが原因でもありました
グラつきをなくす為、ハンマーで要を叩いきました
イメージ 7
ある程度叩いたところで、鋏を開閉してみたのですが、
まだグラつきました
しかし、これ以上叩いて要を締め付けてしまうと
開閉が出来なくなる恐れがあるため叩くのは諦めました


要が外せる場合、鋏を分解して要部分のブレードの厚みを減らして
グラつきをなくす事が出来るようなのですが
要が外せないタイプでしたのでこの方法も諦めました
イメージ 8




鋏を研いでみて、初めて構造をじっくり観察したり調べたりしたのですが、
鋏って先人の知恵が詰まってるなぁって感じがしますね

上下の刃だけが一点で接するように、ブレードが反らしてあったり、
裏梳はあるけど裏押しはしないようにしてあったり、
切断対象ごとに刃角がかなり異なっていたり


包丁も砥ぐようになってから、いろんな知恵が詰まっていることに気づかされたけど、
鋏も同じように考えさせられますね

両方とも、ただ切るという単純な道具ですが侮れません

閉じる コメント(14)

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花切り鋏、錆びてしまったのが勿体無いですが、
元はかなり良い物のようですね。

調べてないのではっきりとは分りませんが、
ひょっとしたらある書籍に写真が載っているかも?です。

2010/8/16(月) 午後 8:31 あるけすさん

あるけすさん

花切り鋏ですが、「吉秀」となっています
ですが、ググっても情報は得られませんでした
残念・・・

2010/8/16(月) 午後 9:30 [ 酪農家 ]

ハサミは研ぎだけでなく、歪み取りと合わせないといけないので、結構難しいです。

ハサミの場合、モノにもよりますが、
細かな番手で研いだら、滑ってしまって逆に切れない場合もあるので、
中仕上げ位でヨシとする場合が多いです。

また、錆び落としは裏を磨くと、刃が開いてしまって切れないので、ご注意を。

カシメは叩いて調整するのですが、経験が必要です。
硬くも緩くも出来ます。

ネジ止めの場合、普通は緩まないようにテーパーネジを使うので、
一度バラしたら、新しいネジが必要になります。

2010/8/16(月) 午後 10:12 [ あきらパパ ]

杉江さんは奥さんの旧姓かな?
お花は池坊か草月のどちらでしょうねぇ!

2010/8/16(月) 午後 11:16 ゆうけん

あきらパパさん

なるほど〜
カシメって緩める事も出来るんですね
でも、取り外せないタイプの場合でも緩めれるんでしょうか?

2010/8/17(火) 午前 9:27 [ 酪農家 ]

ゆうけんさん

旧姓です
この花切り鋏で生け花をしていたのは、ざっと40年前位のようで、
流派は判りません

ちなみに、僕の妻も生け花を習っていたことがありまして、
流派は池坊です

2010/8/17(火) 午前 9:31 [ 酪農家 ]

ちょうどタイミングよく、うちの鋏を直しました。

2010/8/18(水) 午後 1:01 [ あきらパパ ]

あきらパパさんカシメの方法有り難う御座います。

2010/8/18(水) 午後 6:48 ゆうけん

酪農家さん実は私も池坊を習っていましたので鋏の形状でどうかなぁってコメント入れました(笑)。

2010/8/18(水) 午後 6:49 ゆうけん

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酪農家さんの記事のおかげで小学校のとき使っていて全く切れなくなったハサミを復活させることが出来ました。ありがとう御座います。自分はシャプトン1000番のみでしあげました
持っている砥石は黒幕1000 5000 硝子砥石16000です。
1000番と2000番ではかなり仕上がりが違うのでしょうか?
あと最近、絶賛されていた硝子砥石の3000が登場しませんが、何か欠点に気がすかれましたか?

2010/8/18(水) 午後 8:07 [ mak*tow*si*uki ]

あきらパパさん

ブログ拝見しました
とても参考になりました
ありがとうございました

2010/8/19(木) 午前 8:41 [ 酪農家 ]

ゆうけんさん

「お花」を習っていたんですか〜
僕は、美的センスがゼロなので真似できませんよ〜

2010/8/19(木) 午前 8:44 [ 酪農家 ]

mak*tow*si*ukiさん

ハサミの復活おめでとうございます

黒幕の件ですが、
2000番はとても優秀です
僕の場合、これ未満の番手(荒い砥石)は、刃角修正、刃欠け、著しい切れ止み等が無ければ、基本的には使用していません

ほとんどの研ぎにおいて、黒幕#2000を基準として研いでいます
#2000で研いで刃が付きにくければ番手を落とし、直ぐ付けば速やかに上の番手へ移行しています
ただ最近は、普段使用しない砥石をいろいろ砥ぎだめししているので、すこし黒幕#2000の出番が減ったかな

2010/8/19(木) 午前 9:09 [ 酪農家 ]

つづき

仕上がり具合ですが、黒幕#1000は荒砥といえる砥石なので、砥ぐ刃物にもよると思いますが、この砥石で終了するのは避けたいですね
黒幕#1000から#5000へいきなり飛ぶのもちょっと無理がある感じです
超セラ等、もっと滑らかな#1000からなら良いと思いますが・・・
実は黒幕#5000ですが、僕は評価低めです(当たりが硬過ぎる、目づまる、平面崩れるの早い、砥傷荒い)
最近はもっぱら超セラ#5000です

硝子#3000ですが、ちゃんと使用していますよ
今のところ欠点は特に感じません
すべての刃研ぎを記事にしているわけではないので、
この砥石を使用していてもブログの記事にしてない事も有ります


早速ですが、昨日、本職の理容師のハサミを研ぎました
この砥ぎでは硝子#3000を使用しました
あとで記事にしますね

2010/8/19(木) 午前 9:10 [ 酪農家 ]

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