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今日は1頭だけですが、受精卵移植(ET)を行いました 受精卵移植とは、メスのホルスタインに和牛(ホルスタイン牛の時もある)を代理出産させる技術です 体外受精卵を移植するには受精卵を取り寄せるところから始めます 受精卵を注文するとゴッツイ細胞培養輸送器でバイテクセンターから送られてきます 中には更にケースが入っています。これが細胞培養輸送器です 中のケースを開けると、保温機が入っていまして 右側の扉を開くとようやく受精卵の入ったストローが出てきます ストローは直径2.5mm、長さが約15cm位ですね このストローの中に直径、0.1mm位の和牛の受精卵が入っています ちなみに、1卵が20,000円です 高い(><) 次は移植の準備です まず、使用する器具を用意してアルコール消毒します いろいろありますが、重要なのは、一番右の長い袋に入った棒(移植器)です 使用しているのは、モ4号という使い捨てカテーテルタイプです たぶん「モ4号」の「モ」はモーモーの「モ」だと思います 安直なネーミングです(笑) 続いて、受卵牛の準備です 牛の頭としっぽを動かないように縛った後、直腸に腕を入れて除糞しまーす この後、お尻と陰部をきれいに拭いて準備完了です(カメラマンが逃げたので写真無し(-.-; ) そして、実際の移植です 左腕を直腸に突っ込んで、頚管と子宮を操作し、 陰部から移植器を挿入して受精卵を子宮角まで送り込みます 以上で移植完了です 無事に妊娠すれば、約280日で和牛子牛が生まれて、更に2年半かけて大きくなり 精肉店で販売されることでしょう 台所に食材として届くのは3年後の5月位ですかね〜
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二万円?酪農家もコストがすごくかかるのね。手間も。。。
大変な作業ですね。酪農家さんは自分でここまでやるのですね
獣医さんがやるものだと思っていました(^。^;)
2010/1/23(土) 午前 8:29
おはようございます、かぁーちゃんさん
一般的には「受精卵移植(ET)」「人工授精(AI)」は獣医師あるいは、授精師がおこないます
特にETを農家の人が実施しているケースはかなり少ないと思いますよ
自分で行っているのは、趣味&コスト削減のためです
あと、ETはAIの免許(いちおう国家試験)のほかにETの免許も必要なんですよ(これらの試験は合格率はほぼ100%ですね)
それから、獣医師等に繁殖作業を頼むと、
AIは2,000円〜5,000円(精液代金除く)の技術料ですが
ETの技術料は5,000円〜10,000円位するんですよ
そのほかに受精卵代も別にかかるので最低30,000円位かかっちゃいます
僕の牧場の規模でも自分でETすれば1年で技術料代だけでも数十万〜100万位節約できるんです
2010/1/23(土) 午前 9:20 [ 酪農家 ]
はじめまして。あるけすさんの所から飛んできました。
包丁研ぐのが趣味みたいな…職業…調理師です。
コミック雑誌「もやしもん」で丁度このシーンがあったのを思い出しました。「脅かすと腕もっていかれるぞ」と言われて固まった主人公が印象的でした。
2010/1/23(土) 午後 9:44 [ タナゴ ]
タナゴさん、お越しいただきありがとうございます
「もやしもん」って農大の話だったんですね
今度レンタルして見てみようかな
AI中に牛が驚いて、受精器が持っていかれた挙句に、
落下して牛に踏まれてひん曲がっちゃったことがありました
ですから、腕を持っていかれても不思議ではありませんよ
腕を持っていかれて骨折してもいいように、
利き腕と逆の腕を直腸に入れるのが基本です(マジ)
2010/1/23(土) 午後 10:33 [ 酪農家 ]
ありがとうございます。
始めにお断りしておきますが、「もやしもん」に出てくる畜産の方々はあくまで脇役のため、O−157で一騒ぎ起こし、子供の前で鳥の首をはねるなど、おおらかにしてとんでもない方々ですので御気を悪くなさいませんように…
2010/1/25(月) 午後 3:23 [ タナゴ ]
本の紹介記事をよんだら細菌を肉眼で見える主人公の話のようで、
考えていたマンガとは違うようですね
レンタル本を立ち読みして面白かったら借りてみます
2010/1/25(月) 午後 8:53 [ 酪農家 ]