|
天水刀(日本剃刀、SK3)の表梳きと研ぎこみを行いました 僕の持っている天水刀は表梳きがされていない状態で頂きました この状態で、1か月半前研ぎこんでみたのですが、 研ぎにくくてしょうがないし、実際に髭を剃るときも肌に張り付いて 使える状態ではありませんでしたので、 ↑の剃刀を↓の様に表梳きしました 天水刀を頂いてから約1月半・・・ ようやく表梳きが出来ました(^_^; ) 今回、梳きと研ぎを行うに当たって、 いろいろな方から剃刀の研ぎ方についてアドバイスを頂き、 この情報を元に表梳きを行いました 頂戴したアドバイスは↓な感じ 1.刃先に力を入れて峰側には力を入れないよう研ぐこと そうしないと、軟鉄である峰側が先に減ってしまい刃先がどんどん厚くなってしまう(図解参照) 2.ノコギリ刃にすると、肌を傷つけるので縦に砥ぐ 3.刃先の厚みを意識すること まず、1.を防ぐために表梳きに工夫をしました 峰側の砥石との当たり幅と刃線側の砥石との当たり幅を「峰(広い)>>刃線(狭い)」として、 峰側が砥石と当たる面積を刃線側より広くして、 研ぐときに峰にかかる圧力を分散するようにしました こうすることによって、峰側が刃先側よりも減りすぎるのを防ぎます 峰側が刃線側に比べて砥石が当たる面積が約5倍↓ 上の画像は研ぎ後ですが、刃先側は鏡面になっているけど、 峰側は霞んでいます つまり、峰側は中砥以降ほとんど無駄減りしなかったことになります 次に、2のアドバイスの実践です 表梳きをする時に、アゴから柄に向かって研ぎを邪魔する凸部分(△部分)が有ったので、 削り落しました(1枚目と2枚目の画像を比べてください) 梳く前と梳いた後では、アゴの位置から柄の方までかなり削り落してあり、 砥石が当たらないようにしてあるのが判るとおもいます それと↓の画像の様に中砥から最終仕上砥まで縦研ぎ(画像だと上下に動かす)してみました この研ぎ方をすると、峰側の無駄減りも防ぐ事が出来るように感じました また、使用した砥石は、黒幕#1000、硝子4000S,6000S,8000S、 シグマパワー#10000、極妙#15000,#20000になります 前回、表梳きせずに研ぎこみましたが、梳いて有るととても楽に研げますね 前回の苦労はなんだったのかと・・・Orz そして3ですが、 最終仕上砥をかけ終わった後の刃線を真横と刃線側から300倍で観察してみました 「上の画像がブレードの横からの刃線300倍」で刃線のノコギリ状態で、「真ん中と下の画像が刃線から峰方向の画像」で刃先の厚みを現しています↓ 最小目盛りの幅は3.3μmです 横からの画像を見ると、すべて人造砥石で研いだので深い砥傷は残りましたが、 刃線は一直線になっています 刃先の厚みの画像を見ると、前回の包丁の刃線の厚みよりも更に薄くなっており、 刃線の厚みは1μm未満になりました(白い大きなものはゴミの付着です) ゴミ以外のとても小さい点状の光が一直線に並んでおり、この部分が刃線の先端になります ※真ん中の画像のみ写真サイズを大きくしてありますので、クリックすると画像を拡大して見れます 最後に切れ味ですが、 髪の毛切りを試したところ、切れたり切れなかったり、サキガケになったりでした 包丁の刃線の厚みの記事の最後にも書きましたが、髪の毛の直径(70〜80μm)の1/100以下(0.7〜0.8μm)あるいは 更に薄い刃線状態にしないと、スパスパ切れるようにはならないようです 剛毛の人の髪の毛なら太さが有ると思うので、上記の状態でも切れるかもw
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2010年11月01日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]


