酪農家のブログ

趣味は研ぎ。砥石や包丁(庖丁)の評価を記事にしています。もちろん牛の話もあります

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今回は、前回の鳳凰琳(白二水焼き)と極妙デバド#2000の再検証として研ぎました

前回は、「デバドの面が荒いから刃線が酷いノコギリ刃になったんじゃないの?」ってことでしたので、
今回は、黒幕#2000で下研ぎ→面直しした極妙デバド#2000→極妙デバド#6000で糸引き→大突で仕上
の順番で研ぎました

客観的に砥ぎ状態の善し悪しを判断するために、刃線のノコギリ刃の高さを測定して記事に明記しました
※マイクロスコープの目盛は「10μm/div(0.01mm)」です
今回はいつもと違ってマジ研ぎしました




では早速ですが↓は黒幕#2000マジ研ぎ後です
スケールが横になっちゃっていますが、ノコギリ刃の高さは約20μmです
以前の極妙デバド#2000研ぎでは、約35μm
ほどあったので進歩したかな(^^ゞ
イメージ 1


上の刃線を肉眼で見るとこうです↓
肉眼では全く解りませんね
このノコギリ刃を利用法に合わせてうまくコントロールするのが研ぎの腕(醍醐味)では無いでしょうか?
イメージ 2






続いて極妙デバド#2000でのマジ研ぎの結果です↓
ノコギリ刃の高さは約10μmです
マジ研ぎしましたので、この状態にするのにデバドで10〜15分位かかりました
ほとんどカエリを取るのに費やしました
イメージ 3
ちなみに肉眼で刃線を見ると↓です
黒幕同様肉眼では判りません
刃線を触ってみるとざらつき感が僅かに異なる程度です
イメージ 4
↑の研ぎですが#2000にしては時間かけすぎですね。毎日研ぐには不向きな研ぎ方法だと思います
急ぐ方はスピーディで実用的な次の方法が良いでしょう






次に極妙デバド#6000を使用して、糸引きを入れてノコギリ刃を削りました↓
この状態でのノコギリ刃の高さは10μmを下回り、約2〜3μmかな
マイクロスコープでも判別が難しいレベルです
デバドで時間をかけて研ぎ澄ます位なら、糸引きをサッと入れちゃった方(所要時間10〜20秒)が、荒いノコギリ刃が減って長切れするし研ぎが楽かと思います
ただし、多少鈍角になる為切れ味は落ちます
上の刃線を10段階評価で「切れ味を10」「長切れを7」とするならば、糸引きは「切れ味を9」に落として、「長切れを9」まで上げる感じでしょうか?
イメージ 5






そして最後に大突での仕上です
ノコギリ刃の高さは、1μm以下と思われ100倍では判別不能です
大突は、切れ味が良いとの事ですが、上の全ての切刃の状態を上回る切れ味でした(キャベツを刻んで試し済み)
そして、この超ミクロのノコギリ刃ならば長切れもよいと考えられます
この状態ならば「切れ味、長切れ共に10」でしょう
また、この刃線状態にするのに要した時間は5分ほどであり、
仕上にかける時間も少なくて済みました
イメージ 6


なぜ、天然と人造でこうも結果が違うんでしょうね?
今回のケースだと、大突は錆を発生させる成分が含まれているため、
ノコギリ刃の山を腐食させて不要な部分を落として、綺麗な一直線の切刃にしてくれているのかな〜と、考えちゃいます
あと天然砥石が長切れするのは、ノコギリ刃をとても細かくしてくれるからでしょうね
人造砥石でこの状態にしようとすると、#12000以上って感じですね

人造でも錆の成分が入っている砥石「嵐山」?があったなぁ
天然と使い比べてみるのも面白いかもしれないなぁ(^◇^)


最後に、「デバドの面が荒いから刃線が酷いノコギリ刃になったんじゃないの?」の結果は、
砥面状態というよりも「僕の研ぎが手抜き」でした<(_ _)>

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