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プロの研ぎを勉強したくて、先週、堺の酔心さんへ正広三得(C0.85,Mo,V 全鋼)を研ぎに出しました 本日、包丁が長旅から帰ってきたので早速検証してみました 酔心さんの砥石の流れは 荒:CG#220 中:ドラゴン#800→嵐山#1000 仕上:北山#8000(鏡面風を造る為に使用) 糸引:INOX専用仕上砥石#6000 とのことでした 途中で#5000等を挟まずに、 #1000から#8000に一気に番手をあげていました 包丁の外見は↓のような感じです 1枚目2枚目をみると、シノギがよく出ているのが解ります 3枚目の切っ先周辺ですが、刃肉が厚かったので少しそぎ落としたとの事でした 送る前に比べて切刃が広がっていました 右片刃気味の直刃に仕上げ、糸引きを軽く加えたそうです 「鋼材の特性を考えると、しっかりしたエッジを立てる為には、糸引きが あった方が良いと思った」との事でした たしかにこの包丁は、糸引きを入れずにキンキンに研ぎ澄ますと、 直ぐ刃線にカエリの様な刃こぼれが出来てしまいまうんです やはり、鋼材が柔らかい(HRC56位?)包丁は鈍角に砥がないと、 直ぐ切れ止んでしまいますね 次に刃線の100倍画像です↓ 4枚目と5枚目を見ると、糸引きが40〜50μmの高さで入れてあるのがよく解ります 僕の場合、糸引きの高さは10〜20μmになることが多いです ということは、僕の糸引きはブレードを立てすぎているか、力を入れ無さ過ぎと言うことでしょう 今度はもう少し寝かせ気味(35度〜30度)位でチャレンジしてみたいと思います 6枚目の写真は切っ先です すこし砥ぎ方が荒くなっています 切っ先の研ぎはプロの方でも難しいようです あと、糸引きを除いた切刃の部分ですが、 やはり、#1000の傷を#8000で取るのは難しいようです 全体的に、深い砥傷が残っていますね まぁ、鏡面風との事ですし、 研ぎ賃もお安いので手間は掛けられないというのが実情でしょうね <<総評>> プロの研ぎ直しを拝見して最初に言えることは、 僕の研ぎは「なかなかイケテルかも?(自画自賛)」と自信がつきました また、包丁の実用において、必要最低限この位は研ぐべきという最低ラインが見えたような気がします つまり「#1000→糸引き」が手間と切れ味の最小公倍数(実用最低ライン)という事でしょうか 時間があれば、今度は別の研ぎ師に依頼してみたいと思います 最後に酔心さんの日々修行ブログで、
この包丁の研ぎの様子が記事になっていますので見てみてください↓ http://hibisyugyo.blog84.fc2.com/blog-entry-455.html |
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2010年06月01日
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前回、鳳凰琳(白二、水焼き)を大突で研いで、A4用紙落下テストをしました なかなかの切れ味だったのですが、 天然砥石(大突)を使用しなかった場合の切れ味が気になったので、 試してみました ついでに、硝子砥石#6000Sの使い勝手も合わせての報告です 今回の砥石の流れは下記の通りです 超セラ#3000(下研ぎ)→硝子砥石#3000→硝子砥石#6000S→硝子砥石#6000Sで糸引き まずは、研いだ直後の切刃の目視での画像です↓ まぁ、見た目はいつも通りって感じでしょうか? 次にA4用紙垂直落下テストの結果です↓ ※顎からの画像も写したのですが、PCに画像を移動する際にロストしたので有りません Orz 大突を使用するまでも無く、用紙は刃幅分は切り裂かれて無事テーブルに着地しました 糸引きを入れたにもかかわらず、十分な切れ味を引き出せたと思います 次に刃線の100倍画像です↓ 刃線の先端の左右に伸びている細い黒い部分はミクロな糸引きです 硝子砥石は黒幕とは違い研ぎ傷が少なくまた浅いようですね <<総評>> 超セラ#3000と硝子砥石#3000では、超セラの方が研削力がありますがなめらかさが劣ります なので、今回超セラは下研ぎとして使用しました 硝子砥石#6000Sは、結合剤が柔らかいため刃当たりがとても良く、
この包丁との相性は抜群だと感じました また、この砥石はとても滑らかで研ぎやすい上に研削力があり、それでいて砥傷が少ないため とても優れた砥石だと感じました ただし、#6000Sを使用するときの注意点ですが、 結合剤が柔らかいため、簡単に刃で砥面がエグレます 糸引きを入れるときのように刃を立てたり、粉末鋼などの硬度の高い包丁を研ぐときは、 くれぐれも注意してください 硝子砥石は、ナニワ純白超仕上砥石#8000と兄弟の様によく似ていると思います 純白超仕上砥石の粒度違いって感じでしょうか? |
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