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今回は、4丁の刃物を天然砥石(新大上)で研いで霞を高倍率で観察してみました また、硝子#8000で砥いだ比較画像も付けました 画像内の倍率は、1段階目が300倍2段階目が約1000倍(PC上でデジタル画像を拡大)です ※全ての画像は拡大可能 柳刃(貞信)を新大上で霞ませた↓ 地と鋼は、紙ヤスリで刃線に平行に磨いた後、砥石で「峰、刃先方向」に砥ぎましたので、 右から左へ流れている深い傷は紙ヤスリ痕です 砥面を感じながら比較的強めに砥ぎました 地の部分は天然らしい砂模様、鋼部分はあまり霞まず砂模様と言うより線状痕ですね 次の画像も柳刃(貞信)↓ この包丁、歪み、反り、グラインダーの深い凹み(僕が削ったわけでは無い)で、 砥石が全く当たらない個所が数か所あります その一つが、画像中の左上の写真の黄色で囲んである霞んでいない部分(※1)です 紙ヤスリ痕が綺麗に残っています 実はこの写真、天然砥石が切刃に与える影響を腐食説とする考え方に、 疑問(否定)を投げかける事実です ※1とその周りの部分は、当然同時に新大上で研いだのですが、 同じ地なのに霞む部分と霞まない部分に分かれました ※1の部分は、砥面には絶対に接することが出来ずに、常に砥泥の上を上滑りする状態でありました 当然、研ぎ時間、砥泥の濃度等は霞む部分と同じです 腐食作用で高速に霞むのならば、周りの霞同様に※1部分も霞まなければなりません しかし、霞んでいませんね この事実は、腐食作用を否定しています 次は、天水刀の切刃を新大上で軽く砥ぎました↓ 研ぎ時間が少ないせいか、霞み方が甘いですね 次は、マサヒロ三徳包丁の霞↓ 三徳なので切刃の幅が狭く、霞む部分も狭いです ちなみに、柳刃(貞信)より霞むスピードは速いです 同じく、マサヒロ三徳を新大上(上)、硝子#8000(下)で研ぎ後の刃線厚↓ 刃線厚の撮影はピントを合わせるのが難しく、いまいちボケています 新大上だけ手を抜いたわけではなく、どちらの砥石も同じように刃を付けるつもり砥ぎました 左の2枚の写真は切刃を上から300倍で見ています 右の2枚は、刃線→峰方向に観察しています、つまり刃線厚を300倍で見ています 刃線厚は、新大上が約1.6μm、硝子が約1μm この包丁は研ぎ慣れている事もあって、硝子砥石の作業時間は約5分、新大上は約15分 切れ味ですが、硝子のほうが若干良いかな?って感じです 次は、酔心「椛」を新大上と硝子で研いでいます↓ ちょっと判り難いかもしれませんが、右上の画像だけ硝子で小刃を砥いだ後の刃線300倍 他はすべて新大上になります 地は綺麗に砂模様です 鋼はあまり砂模様っぽくないですね 切刃300倍(右2枚)ですが、新大上は反射光が少なく鈍い色、 硝子研ぎ後は、光が良く反射して光っていますね 刃線厚の画像は全てピンボケだったのでボツにしました そんな訳で文章だけになりますが、新大上も硝子も約0.9μm前後でした 諸刃と違って片刃の包丁なので、裏押しの加減で刃線厚は比較的簡単に薄くなりますね 以前、天然と人造で砥いだ後の切れ味について質問を受けた事が有りますが、
1μm前後だと差が良く解らないですね 天然の方が切れ味が上とかは別に感じませんね・・・ 本職の様に1日に大量に捌くような事をしないと実感できないかも・・・ |
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2011年02月16日
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