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今日は、仕事も休みと言う事で久々に遠出をしました 行き先は、岐阜県の山本砥石店です このお店は、砥石に携わって60年のご主人が切り盛りしています 10年前までは採掘もされていたそうですが、 今は閉山して砥石の販売に専念されているそうで、 天然砥石の歴史を熱く語っていただきました 今回お店へは、手持ち以外の天然砥石の試し研ぎのために伺ったのですが、 いろいろな石が所狭しと置いて有るので、どれがどれなの?って感じでした そんなわけで、闇雲に砥ぎまくるわけにもいかないため、 僕の知っているメジャーどころの石を試させていただきました 本来、購入していない砥石の画像をアップするのはどうかと思ったのですが、 研ぎ試しの風景を1枚だけ公開したいと思います 試した砥石は他にもあるのですが、 購入していないので画像のアップは控えさせていただきます 画像内の砥石の名称を上げますと、 一番左の白い奴は忘れましたが、 青砥(大、一番上)、巣板(青砥の下)、カラス(菜切りの左)、マルカ(巣板右)、 マルカの直ぐ下の2丁は失念、その右の青いのは青砥(細め) 三河白名倉(菜切り右)、伊豫砥(白名倉の右)、三河白名倉を3つ繋げた物(伊豫砥の右) です この画像の中にはリーズナブルなものから、滅茶苦茶高いものまで含まれています <研ぎ試した感じ> 僅かしか触っていない未購入砥石をストレートに評価してしまうのは、 どうかと思うので青砥の結果のみ書きます 青砥(大) 切刃で撫でると直ぐに泥が出始めました これは僕の持っている青砥(赤門前[あかもんぜん])は、 軽く撫でた程度では泥を出さないため、 同じ種類でも全く異なる感触で驚きました これは、赤と青の違いなのか、 青砥の産地が広範囲であるための違いなのか良く解りませんが、 山本さんの青砥の方が直ぐに泥が出るため使いやすそうでした 泥の色は赤っぽくなくクリーム色でした <中古マルカ> ※真ん中の画像 研ぎ試しをさせていただいたのですが、 力を入れてもまったく地を引かず、とてもマイルドで肌の上で研いでいるようなきめの細かい感じでした 所有している大突より良品な感じで、間違いなく石の質は良いと思います 現状ですが、かなり使い込んである中古品で1cm無いですね まじめに使うとすぐ無くなってしまう厚みですね これと同等の質感で、一丁掛けのマルカもありましたが、1000ccクラスの新車が買えるお値段でしたw ↑今日試し研ぎをした石の中で最も高価で店内でも最も高い品↑ それを考えれば、遊び研ぎ程度なら丁度良いお値段(3000円)だったと思います <小鳥の中砥> 中砥なのですが、砥粒が比較的細かく切刃を合わせてみると、 直ぐに砥汁が出てきました シャリシャリとした研ぎ感で、概ね人造の#1000〜#1500でしょうか 例えると、キングハイパーをもうすこし細かくした感じかな? この石は後日使い込んで、もう少し詳しく記事にしたいと思います 1000円です <中山砥石> ※一番下の画像 試し研ぎもせず、ゆうけんさんのお勧めと言う事で買って来ました この石は江戸時代の参勤交代の時に、 女性が旅の途中で剃刀を研ぐために使う携帯用の砥石だったようです 研ぎ感云々より、時代を感じさせてくれる一品だったので購入しました 3000円です <<総評>>
天然砥石は、同種でも石によってずいぶん違うものだということが良く解りました また、お値段も有って無いようなものですね 山本さん自身もコレクターであり、手放すつもりが無いと思われる石は、 信じられない値段ですし、中古品であれば質が良くてもコレクター心が擽られないようで、 とてもお安く譲っていただけるようです 僕の場合は厚さや形にはこだわらないので、良質な石が安く手に入る中古品の方がうれしいですね |
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スエヒロ赤門前#1000と青砥(赤門前)を手に入れましたので、軽く使用してみました まず、青砥は養生↓ 青砥を充電している間に、スエヒロ赤門前で薄刃の切刃を研いでみました↓ 霞の色具合はCERAXよりもすこし濃くなりました 流石にスエヒロCERAX#1000よりも引き傷が増えました 頑張って減らす努力をしましたが、無くすのは無理! まぁ、とても安い砥石なのでしょうがないかな 砥面は比較的軟らかいですが、脱落砥粒がCERAXより多く、 これが引き傷を減らせない要因になっていますね 小刃付けをしてみると、研削力が弱いせいか青紙2号の水焼が相手だと力不足な感じです もちろん、力をもっと加えればいいのですが、僕の研ぎスタイルとは違いますね この石を買うつもりならばCERAX#1000をお勧めします ただし、CERAXの方が厚みが少し薄いです 赤門前の切刃の霞(上)と小刃(下)の100倍↓ この砥石も砂模様になりました 刃先は、線条痕と砂模様が合わさった感じ なんか良い刃が付かず面白くなかったので、蛤刃の練習しながらの小刃付けでした 次は青砥です↓ 砥面の状態は撮り忘れました。後日、撮影して画像を差し込んでおきます 最初に面直しを共擦りで行いました 共擦りの時はチョコレート様の砥泥が沢山出たのですが、 実際に切刃を研ぎ始めると、砥泥が出ない・・・ しょうがないので耐水ペーパーで泥を出して研ぎました 切刃を研ぎ後↓ この砥石は、どれだけ力をいれても引き傷が出ない感じですね 切刃磨きが、ちょー楽でした その反面、小刃を研いでも研削力が全くない感じで刃が全然付かない・・・ 刃金の硬度が高く砥石が負けちゃっているのかと思い、 とても柔らかいマサヒロ三徳で小刃を合わせてみました↓ ※小刃100倍の線条痕は、以前人造で研いだ時のものです 上の砥面の画像は小刃砥ぎ後なのですが、 いつもどおりの力加減で研ぐと砥汁は全く出ず・・・ なんか、プラスチックの上で研いでいるような感じ? 人造で研ぐときと同じように小刃を合わせましたが、 刃先はほとんど変化していく感じがしない 研削力0%、研磨力100%なバランスの砥石な感じがする この石は、小刃を研ぐには適さないかなって感じ? 泥が出ていない状態だと、普通は研削力が上がって研げていく気がするんだが・・・
新大上や大突で、同じ手加減で研いでも、 ちゃんと刃はつくんだけど・・・
赤の青砥と呼ばれるだけに、
おまけ画像 墨流し薄刃の小刃は、最終的に表が硝子#8000、裏が硝子#16000で研ぎました この包丁、よ〜切れますわ〜
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前回までの記事はコチラ 末広のCERAX#1000およびMD-400(#4000)を使用した、墨流し薄刃(青二)小刃付けの検証です <検証手順> キングデラックス#1000(CERAXと比較のために使用) ↓ CERAX砥泥無し ↓ CERAX砥泥有り ↓ 硝子#4000S(MD-400と比較のために使用) ↓ MD-400前後にストローク ※砥面が比較的軟らかく泥が出るので、ストローク別で観察 ↓ MD-400円運動ストローク 〃 ↓ 新大上円運動ストローク(MD-400と比較のために使用) ※上記の工程で裏押しは1度も行いませんでした キングデラックス100倍(上は表、下は裏)↓ キングデラックス300倍(上は表、下は裏)↓ CERAX泥無しの100倍(上は表、下は裏)↓ CERAX泥無しの300倍(上は表、下は裏)↓ CERAX泥有りの100倍(上は表、下は裏)↓ CERAX泥有りの300倍(上は表、下は表を少し峰側へ移動)↓ 裏側撮り忘れ 硝子砥石の100倍(上は表、下は裏)↓ 硝子砥石の300倍(上は表、下は裏)↓ MD-400前後ストロークの100倍(上は表、下は裏)↓ 線条痕模様 MD-400前後ストロークの300倍(上は表、下は裏)↓ MD-400円運動ストロークの100倍(上は表、下は裏)↓ 砥泥の上で円運動すると砂模様になるか検証した 小刃付けでは研ぐ面積が小さすぎるため、上手に砥泥の表面上に切刃を保持する事が難しく、 どうしても砥面に接するので、#4000相当の研磨材の影響を受けるため砂模様には成らず MD-400円運動ストロークの300倍(上は表、下は裏)↓ 新大上円運動ストロークの100倍(上は表、下は裏)↓ MD-400と同様に円運動した MD-400と違うのは、砂模様を形成すること(※1)と、カエリが綺麗に落ちること(※2) ※1は、砥面に小刃が接しても、研磨材としての成分がほとんどないため引き傷が作られず、 石英の影響を多大に受けるため砂模様を形成しているようだ →末広さん、研磨材抜き&石英成分豊富なのCERAXを作ってくれ。たぶん新大上と同じ結果になる ※2は、研磨材含有率が低いため、砥面に接しても新たにカエリが発生(成長)せず、 既に存在するカエリはストロークによって脱落していくものと推測する 新大上円運動ストロークの300倍(上は表、下は裏)↓ 以前どこかの記事でも書いたが、 天然砥石は、砥泥で適当に転がしていれば、勝手にカエリは取れるし刃線は揃うし、 楽な砥石だと思う 研ぎスキルを上げたいなら難易度の高い人造の方が良いかと、、、 仕事等で短時間で良い刃が必要なら天然が良いかと、、、 夜も遅いので、説明は最小限しか書いていません 文章校正もしてないので、誤字脱字有るかも 眠い・・・ |
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今回は、ステンレス系の高村刃物製作所製の舟行(V金5号)を使って研ぎ試しました 研ぐ前の状態↓ 舟行は全然出番が無いので、いつ砥いだのやら・・・ 何で研いだのかも思いだせないですが、 切刃を見る限り人造砥石のようです CERAX#1000で研ぎ後↓ 出刃包丁系は、鎬から小刃まで蛤刃になっているので、 切刃を綺麗に砥ぐのには骨が折れます 鋼系の薄刃を研いだ時は、引き傷が意外と多かったのですが、 今回の舟行はステンレス系なので、引き傷は浅かったようです CERAXは摩耗に強い鋼材の方が、楽に綺麗な霞を出せるようですね 切刃の状態は、ブラスト処理で霞ませてある様な感じになりました 地金100倍↓ 薄刃の時同様に砂模様ですね 刃金100倍↓ こちらも、薄刃の時同様に砂模様ですね 小刃100倍↓ こちらも、同様に砂模様ですね ステンレス系でも、霞は100倍で見ると砂模様を形成していました
この砥石、切刃を魅せるには強い味方だと思います ただ、V金5号の小刃付けには砥面が柔らかすぎるので、良い刃が付き難い感じでした 小刃付けは超セラか硝子砥石を使った方がよさそうです |
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前回の記事では、末広のCERAX#1000(1010)で切刃を研ぎました 今回はお待ちかねのデバド#4000(MD-400)の研ぎ味の報告です 研ぎ後の薄刃↓ ※切刃のみの研ぎこみです、小刃付けはしていません
黒丸印は砥石が当たらないえくぼの部分です
この部分は無視してくださいこの砥石、最初は力加減が分らず結構な引き傷を出してしまい、 CERAX#1000より使い辛い印象を受けたのですが、 加減が分ってくると一様に綺麗な霞を出す事が出来ました CERAX#1000もそうでしたが、時々脱落砥粒が出ます もう少し結合剤を加減して大きな脱落を防ぎ、ムラなく一様に消耗するような作りになれば、 完璧に近い砥石になるであろうと思います よって、CERAX同様に脱落砥粒をコントロールするテクが多少必要な砥石と言う事になります 砥面には泥が出やすですが、それなりに砥面は硬く、 薄刃を研ぎ終えてもほとんど平面は崩れていませんでした ですが、高硬度鋼や粉末鋼には減りすぎると予想されるため、不向きかと思われます SKG-24の#3000側と比べても遥かに使いやすいです #3000側より粗い印象を受けましたが、これは砥面の硬さによるものでしょう 粗いと言っても、仕上がりはとても素晴らしいですよ この石は吸水します 切刃100倍、上は刃金、下は地金↓ やはりCERAX同様に砂模様を形成していました 模様の密度はCERAXとは変わらないような気がします 切刃300倍、上は刃金、下は地金↓ 300倍で見ても、人造特有の線条痕は確認できません CERAX同様、砥石には研磨材以外に石英粉末が、 含まれているためでしょう 最後に、MD-400の画像を載せておきます↓ 研いでいる最中の画像を取り忘れましたので、 片づけた後の砥石を出して撮影しました 色は、卵色で砥汁は卵色に鉄粉が混ざったような色になります 砥面の面積が広いため大きな包丁も研ぎやすいと思いますが、 大きな包丁は重たいので、砥面をえぐらないように研ぐ事が肝心かと思います |


