酪農家のブログ

趣味は研ぎ。砥石や包丁(庖丁)の評価を記事にしています。もちろん牛の話もあります

包丁研ぎ

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趣味の包丁研ぎです
人造砥石を極めたいです
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柳刃包丁研ぎ その2



今回は、「藤原」の柄を取り外して作業しました

柄を外した直後↓
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柄は錆で素直に抜けなかったため割りました
柄にヒビが入っていたのでなんとなく想像はしておりましたが、
なかごは酷い錆具合ですね・・・

今回はこの錆をルーターと紙ヤスリを使用して取り除きました




錆除去後の状態↓
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いや〜、錆の根が深すぎて電動工具を使っても錆を落としきれませんね・・・
とりあえず、これだけ錆を取っておけば支障がなさそうです




錆取りついでにアゴとマチを磨いてみました↓
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初期状態ではグラインダー傷がそのままでしたので、
アゴを磨いた事で、さわり心地がソフトになったと思います

マチって、高級包丁は磨いて有るけど、
柄に隠れて見えなくなっちゃうのに磨く意味あるんですかね?
錆対策で磨くのかな?
磨く意図も判らず磨きましたw

柳刃包丁研ぎ その1

本業の酪農は今日はヘルパーなので夕方はお休みです
このヘルパーさん、釣りが好きなんですよね
釣りが好きなら、もしかしたら柳刃を持っているかも?
と思い仕事にくる前に確認したら持っているとの事

早速仕事に来て頂くついでに柳刃を持ってきてもらいました


預かった柳刃は3丁↓
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いや〜、錆とるわ、錆とるわって感じです
裏を見る限り普及品な感じで、
銘は左から「藤原」「貞信」「Daido Steel」です
まぁ、一番右は大同特殊鋼のステンレスっぽい

そして、画像を取り忘れましたが、一番左の柳刃は鋼側に反っちゃっていました
包丁は鋼側に曲がると聞いていましたが、2枚合わせでみごとに曲がっているのは初めて見ました
曲がっている包丁は、手でクイクイって戻してあげて取り合えず真直ぐになったようです



さて、次は錆取りになります
左2丁の柳刃は錆が酷いため、まずはクレンザーで大まかな錆を落としました↓
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板の上にクレンザーを大量に撒いて水を掛け、
砥石の上で研ぐ要領で包丁を前後に往復させ、クレンザーで錆を落とします

今回こんなやり方をしてみましたが、要領が良いかどうかは判りません
突然閃いたので試してみたまでです
一度にたくさんの面積を磨けるので結構使えるやり方かも?

クレンザーで一通り磨いたら、
汚れが落とし切れていない部分を錆とり消しゴムでゴシゴシしました


磨いた後↓
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平、切刃は磨けたので良かったものの、柄元の錆が酷く落としきれませんでした↓
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どうせ柄を交換しないといけなさそうなので、
後日、柄を外した後に磨き直したいと思います


柳刃包丁を研ぐのは初めてですのでどうなりますやら・・・
その2へ続く
いつも研ぎ直後の刃線状態ばかり記事にしていますので、
今回は趣向を変えまして、
マサヒロ三徳を鋭角に研いで約10日使用した後の刃線の状態を御見せします



肉眼での刃線状態↓
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上の画像は小刃の幅を計りました
幅は約0.7mmですが、和庖丁のように切刃を広げてあり、
薄刃風になっている状態で、小刃も鋭角に研いでありますのでかなり鋭角です
2枚目の画像は、刃線を肉眼で見たところです
刃線が毛羽立っている感じがありますね
この部分、刃返りが発生して切れ味を著しく低下させています




では、この小刃を100倍で見て見ます↓
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肉眼では判断出来ませんでしたが、
刃先がクルンと180度折れ曲がってしまっているのがわかります
これでは切れませんよね




では、刃先が負けないように小刃付けを鈍角で研ぎます
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↑刃先の髪の毛1本分を鈍角で研ぎ直しました





研ぎ直した小刃を100倍で見て見ます↓
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刃先から幅約60μmの良く光っている部分が、今回研ぎなおして刃角が変わった部分で、
刃先から幅約200μmが前回研いだ部分の小刃です

このように刃線を鈍角に研ぐ事で、刃返りを防ぎ長切れ効果を生み出します
当然ながら前回より鈍角になったため切れ味は落ちますが、
切れ味が落ちたと言っても必要十分な切れ味を発揮しているので、
使い勝手は今回の方が上です

髪の毛や新聞紙を切るだけの、最初の一閃しか考えない研ぎかたの包丁を、
実際にまな板の上で使いはじめると、最初画像の状態に陥り易いので注意が必要です


ちなみに、刃返りを起こさずちゃんと切れ止んだときの刃線の状態はこの様な感じになります


最後に、
この包丁の刃線厚は約1μmで研いであります
しかし、刃線厚をあまり薄く出来ない(例えば3μm以上)方の場合、
最初画像の刃線状態のように鋭角に研いで有っても刃返りは発生しないでしょう
ですから、この記事を読んで盲目的に鈍角にするのは良く有りません
なぜならば、「刃線の薄さ、鋼の硬度」などにより刃返りが発生する限界点が異なるからです



おまけ:マサヒロの刃角を計算してみる


諸刃のマサヒロ三徳のモデル図↓
イメージ 8
辺a,cは小刃部分、点B、Mは鎬部分とする
刃先は峰の中央に位置すると仮定し、hは峰の1/2の長さとする

マサヒロは諸刃であるため、表側の切刃の角度xと裏側の切刃の角度yの和が実際の刃角であるため、
刃角=x + y
x=arcsin(b/a)
y=arcsin(d/c)
で求まる
Excelマクロを使用すると、
=Degrees(Asin(b/a)) + Degrees(Asin(d/c))

でも、a,b,c,dをノギスで計ろうとすると、幅が狭すぎて計れず計算できませんでしたwww
昨日、砥いだダメステン包丁ですが、
切れ味が納得出来なかったため、もう一度研ぎ直ししました


使用した砥石は、超セラ#1000、3000、極妙#15000


研ぎ後↓
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いつもは、滑らかに切れないのを嫌って#3000で砥ぎ終える事は無いのですが、
包丁の基本性能が悪すぎるため、荒いノコギリ刃を付けて切れ味を誤魔化しましたw


超仕上砥の極妙が使ってありますが、使用した理由は下記の2つ
1、#3000程度で砥ぎ終えると刃線の厚みが厚くなりがちなため
  刃線厚を薄く仕上げるために使用
2、この包丁のカエリは、荒めの革砥で何十回なぶってもなかなか落ちず、
  強引に落ちるまでなぶったら刃線がボロボロに刃こぼれしてしまったため、
  マイクロ糸引きを入れてカエリを取るために使用



この包丁、アゴ付近が変にカーブしていますが、
アゴから数えて1つめの丸い穴付近の刃線が最初から砥石に当たりませんでした
当たるまで砥ぎこんでいたら、なんか刃線が変なカーブを描いてしまいました

この包丁は工場から出荷されて以来、一度も研がれていないはず(ほぼ新品状態)
安い包丁は、研ぎ直しを前提として作られていない良い例ですね



刃先付近の峰厚↓
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普通の包丁(左)、ダメステン包丁(右)
ダメステンはこれでもブレードの肉厚を落としたんですがね・・・厚いですね・・・

ちなみに、峰厚が厚いと必ず切り難いとはかぎりません
黒打ち、槌目、切刃の霞み方次第で、
ダメステン包丁より峰厚が有っても、良く切り抜ける包丁はあります↓
イメージ 4
ダメステン包丁(左)、藤下新次作白二割込三徳(右)
右の白二割込ですが、峰厚がある割には素晴らしい切れ味と切り抜け性能です
A4用紙落とし切りは、峰まで切り込む事が出来ます

包丁は、作り方、研ぎ方、加工の仕方で性能がずいぶんと変わるものですね
ちょー久しぶりに安物ダメステン包丁を研ぎました


包丁は良くカタログギフトに載っているような、
2本で600円あるいは3本で980円の代物です
イメージ 1


まずこの包丁、試しに切刃を超セラの#5000まで研いでみてストロー切りで切抜け具合を、
チェックしてみました
あと、リンゴの皮剥きで僕の包丁と剥き比べて見ましたが、
作業スピードが2倍位違いました

まぁ、予想通りの切抜け悪さです

なんで切抜けが悪いんだろうかと、ブレードの厚みをまともな包丁と比べてみました


まず、まともな包丁のブレードの断面(右)↓
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次に、ダメステン包丁の断面(左)↓
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なんじゃこりゃ?
違いは一目瞭然、まともな包丁の断面は「二等辺三角形」の形状なのですが、
ダメステン包丁は「五角形?」というか、途中グラインダーで強引に凹ましてあるので、「ひょうたん型?」
とも言える歪な形状です
刃先から峰方向に見ていくと、小刃の鎬部分で一度厚くなり、
次にグラインダーの研削によって少し薄くなり、平の部分でまた厚くなる・・・

まともに切れるわけねーだろ!!
って感じです

あまりに酷いので、今回は厚みを削ぐことにしました


使用した砥石は、ダイヤ#150、黒幕#1000、超セラ#3000、5000

まずは、ダイヤ砥石で厚みをガンガン削っていきます↓
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次に、黒幕でダイヤ砥石の研削痕を綺麗にします↓
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最後に、超セラで小刃付け完了↓
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最終的なブレード断面は↓
イメージ 8
もう少し厚みを減らしたかったのですが、根気が尽きました・・・Orz
ストローの試し切りをしたところ、最初の状態よりは良く切れるようになりましたが、
ここまでやっても、ホームセンターで売っている二千円クラスの鋼割込み三徳包丁のほうが切れますよ?
このような包丁は、「安物買いの銭失い」なので絶対にお勧めしません!



以前、もうえささんから預かった三徳包丁研ぎを行った時のことですが、
あのヘンケルス三徳包丁も切抜けがとても悪かったため、これほどで無くても肉厚を削ぐべきでした
しかし、刃線修正に加えて肉厚落としを「あらと君」で全部行うのは無理があったので、
行いませんでした
実際に肉厚修正しようとすると上記の様に、かなりの手間がかかるし、
安物包丁にそこまでする必要があるのか?とも考えてしまう

あの時、ダイヤ砥石を持っていたら、多分肉厚を落としていたでしょうね・・・

ダイヤ砥石ってイイネ

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