酪農家のブログ

趣味は研ぎ。砥石や包丁(庖丁)の評価を記事にしています。もちろん牛の話もあります

包丁研ぎ

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趣味の包丁研ぎです
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VG5号舟行とCERAX#1000



今回は、ステンレス系の高村刃物製作所製の舟行(V金5号)を使って研ぎ試しました








研ぐ前の状態↓
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舟行は全然出番が無いので、いつ砥いだのやら・・・
何で研いだのかも思いだせないですが、
切刃を見る限り人造砥石のようです






CERAX#1000で研ぎ後↓
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出刃包丁系は、鎬から小刃まで蛤刃になっているので、
切刃を綺麗に砥ぐのには骨が折れます
鋼系の薄刃を研いだ時は、引き傷が意外と多かったのですが、
今回の舟行はステンレス系なので、引き傷は浅かったようです

CERAXは摩耗に強い鋼材の方が、楽に綺麗な霞を出せるようですね
切刃の状態は、ブラスト処理で霞ませてある様な感じになりました





地金100倍↓
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薄刃の時同様に砂模様ですね


刃金100倍↓
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こちらも、薄刃の時同様に砂模様ですね



小刃100倍↓
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こちらも、同様に砂模様ですね



ステンレス系でも、霞は100倍で見ると砂模様を形成していました
この砥石、切刃を魅せるには強い味方だと思います
ただ、V金5号の小刃付けには砥面が柔らかすぎるので、良い刃が付き難い感じでした
小刃付けは超セラか硝子砥石を使った方がよさそうです
前回の記事では、末広のCERAX#1000(1010)で切刃を研ぎました


今回はお待ちかねのデバド#4000(MD-400)の研ぎ味の報告です







研ぎ後の薄刃↓
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※切刃のみの研ぎこみです、小刃付けはしていません
黒丸印は砥石が当たらないえくぼの部分です
 この部分は無視してください

この砥石、最初は力加減が分らず結構な引き傷を出してしまい、
CERAX#1000より使い辛い印象を受けたのですが、
加減が分ってくると一様に綺麗な霞を出す事が出来ました

CERAX#1000もそうでしたが、時々脱落砥粒が出ます
もう少し結合剤を加減して大きな脱落を防ぎ、ムラなく一様に消耗するような作りになれば、
完璧に近い砥石になるであろうと思います
よって、CERAX同様に脱落砥粒をコントロールするテクが多少必要な砥石と言う事になります

砥面には泥が出やすですが、それなりに砥面は硬く、
薄刃を研ぎ終えてもほとんど平面は崩れていませんでした
ですが、高硬度鋼や粉末鋼には減りすぎると予想されるため、不向きかと思われます

SKG-24の#3000側と比べても遥かに使いやすいです
#3000側より粗い印象を受けましたが、これは砥面の硬さによるものでしょう
粗いと言っても、仕上がりはとても素晴らしいですよ
この石は吸水します









切刃100倍、上は刃金、下は地金↓
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やはりCERAX同様に砂模様を形成していました
模様の密度はCERAXとは変わらないような気がします












切刃300倍、上は刃金、下は地金↓
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300倍で見ても、人造特有の線条痕は確認できません
CERAX同様、砥石には研磨材以外に石英粉末が、
含まれているためでしょう












最後に、MD-400の画像を載せておきます↓
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研いでいる最中の画像を取り忘れましたので、
片づけた後の砥石を出して撮影しました

色は、卵色で砥汁は卵色に鉄粉が混ざったような色になります
砥面の面積が広いため大きな包丁も研ぎやすいと思いますが、
大きな包丁は重たいので、砥面をえぐらないように研ぐ事が肝心かと思います


前回の記事で中砥石#1000の研ぎ比べを行いました

記事を書いた後に、スエヒロさんに注文した砥石が到着しましたので、
早速使い勝手を記事にしてみました



届いた砥石は↓
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CERAX#1000 (白色,1010)とデバド#4000(卵色,MD-400)です
今回は前回の記事の、中砥の研ぎ比べの延長として記事を書きますので、
MD-400については後日改めて記事にしたいと思います






早速、CERAX#1000で研ぎ後↓
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この石は、セラックスなんてセラミック砥石臭い名称が付いていますが、
他社のセラミック砥石のように不吸水性では無く、しっかりと吸水します
刃当たりはキングハイパーよりもマイルドで、平面も比較的崩れにくいです
崩れにくいと言っても吸水性なので、黒幕のような硬さはありません

最初は使い始めと言う事もあり、ゴロゴロ感が強く引き傷も多かったのですが、
砥面がこなれてくると、かなりマイルドになります
しかし、僅かに引き傷を残してしまうのが惜しい所です ←僕が下手なだけかと思います
この引き傷は浅いので、上位番手で消す事も可能でしょう
研ぎ方によっては、全く引き傷を付けないように研ぐ事も可能かと思います
研ぐときは、最初は砥泥を出すようにして研ぎ、
後半は砥泥を利用しながら仕上げていく使い方になるでしょう

この砥石は、先の記事で紹介した#1000の中では、
実用的なことも踏まえて考え直した結果、和包丁の切刃を整えるには最も優れた砥石です
実用的な事を考えずに結果のみで考えると、広末のSKG-24に軍配が上がります

結果はとても良いけど、僅かに荒い印象を受けるので、
切刃を綺麗に魅せるには、多少のテクが必要ですね

#1500のセラックスがあれば、もう少し簡単に良い結果を生み出せそうです
しかし、同系列に#1500のラインナップは無いため、
NEWセラックス#1500(CR-1503-W)をぜひ試してみたいです

ところでセラックスは、NEWが付いているものと付いていない物は何が違うんだろう・・・





そして、切刃の100倍画像↓
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この砥石も、人造砥石とは思えない綿密な仕上がりで、
100倍画像を見る限り天然仕上砥石と何ら変わりません
SKG-24の100倍を初めて見たときも驚きましたが、
末広の給水系砥石は、抜群の性能だと思います
これほどの品質の商品を今まで知らなかったのが口惜しいです

※2枚目の画像の小刃は、手に入れたときから全く触っていない状態です
つまり、小刃付けは全く行っていません



薄刃包丁を研ぎ始めたら先の記事で、いきなり出鼻を挫かれた酪農家です


しょうがないので、切刃の凹みを消すついでに各種中砥石(#1000)を使用して、
切刃の研ぎ比べを行う事にしました
研ぎ比べている間に、切刃の凹みがなおるといいな〜〜




※切刃の研ぎ痕を比較するために、ちゃんと砥石が当たっている
「久」の字のすぐ下の、切刃の上半分を見てください
黒ペンの○印の周りは砥石が当たらない個所です











まず、先頭バッターはキングハイパー#1000
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この砥石は人造にしては綺麗に霞みます
刃当たりも軟らかく鋼系には無難で良い刃が付きます
砥泥は一応黒っぽいのですが、流さずに研ぐ方が綺麗に砥げるでしょう
地を引いている箇所がありますが、
これは、極妙デバド#2000で付いた傷が消せていません
この砥石自体は、地を引き難い感じです
結構軟らかいので、硬度の高い包丁、ステンレス包丁には不向きです
鋼系包丁の切刃を研ぐには、最もお勧めの1つです
でも、吸水時間はかかります















次は、ニューケント#1000です
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画像の良く光っている部分がニューケントでの仕上です
傷やムラも多く残り、霞まずに光ります
光るので余計に荒傷が目立ってしまいます
砥面は相当固く、面直しする手間は減りますが、いざ面直しする時が来たら苦労させられるでしょう
この石は研ぎに使うよりも、共擦り用、面直し用で使用した方が使い易いかな
ハッキリ言って、和包丁の切刃には不向きです
少し吸水します













次は、広末のSKG-24の#1000側です
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この石は、地がキングハイパーよりも濃くなります
また、キングハイパーよりもかなりきめ細かく、
僕の所有している#1000の中ではダントツで鋼系切刃と相性がよいです
しかし、柔らかすぎるのが玉にキズ
荒砥を思わせる減り具合です
この石は、最後に研ぎなおしていますので、詳細はそちらを見てください
吸水が必要です












次は黒幕#1000です
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この石は、どちらかと言うと荒砥に分類しても良い位の研削力があり、
切刃に線状痕をたくさん残します
ステンレス、粉末鋼等には力強い味方なのですが、
鋼系では、研ぎ減らし過ぎてしまうため注意が必要です
刃こぼれや荒砥傷の消し込み、大きな成形が必要なときにのみ、使用した方が良いでしょう
和包丁の切刃には適しません
吸水しません










次はキングデラックスです
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人造砥石の代名詞みたいな石ですね
砥面は軟らかいため、鋼系で使用するのが無難でしょう
研ぎ傷も比較的細かく、また研ぎやすく安いのでお買い得感は十分です
でも、キングデラックスを買うなら、
もう少しお金を出してキングハイパーを買う事をお勧めしたい
ハイパーの方が、きめ細やかです
この石は吸水します










次は超セラ#1000です
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この石は、セラミック系の中ではきめ細かく悪くは無い石です
僕の手持ちの砥石の中ではほとんど出番がありません
能力が中途半端な感じ?
全く吸水しないため、切刃を研ぐ場合は上滑りが激しく作業にならないですね
また、研削力もそれなりにあるため引き傷を付けてしまい、美しく出来ません
ステンレス、粉末鋼等の包丁向けですね











次は貝印のキッチン用のコンビ砥石(AP-0305)の#1000側です
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この砥石ですが、ハッキリ言って粗悪品です
買ってはいけません!
超柔らかいくせに、#1000とは思えないゴロゴロ感で、
大きな砥粒の脱落が激しく、切刃に激しい引き傷を残します
良くこんな砥石販売したなぁ
吸水しますが、吸水した水が抜けるのも速いです
コンクリートみたいに隙間が多い砥石かな・・・









次は、ベスター#1200
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吸水性の砥石の割には、引き傷が多いかなといつも感じます
また、他の石よりも#は少し高いのですが、平均的な#1000となんら変わりません
時々、脱落砥粒が大きな傷を付ける事があるため、なかなか使いどころが難しい感じです
切刃を綺麗に霞ませるような研ぎをしたいなら、使用しない方が無難です
この石を買うならキングハイパーの方が滑らかで無難です
ハイパー、キングよりは少し硬めです












ベスターまで研いだ後、スエヒロのSKG-24の#1000側で切刃を研ぎなおしました↓
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ベスターの砥傷が意外と深く、綺麗に霞ませるのには時間がかかりましたが、
上記の全ての砥石の中で、群を抜いて綺麗な仕上がりを見せてくれました


砥石が当たらない部分を除いて、引き傷はほぼ有りません
この切刃の霞み方は天然砥石と同等です


天然と同等なのはミクロの世界でも同じです!
100倍で研ぎ痕を見ても天然同様の砂模様を形成しているんです!
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この砥石は、人工的に作られた天然砥石と言えるかも?!
それにしてもこの砥石、もう少し固ければ完璧なんだがなぁ・・・

人造砥石の中で、砥粒成分が砥面から良く排出されて、
さらに砥面の平面が比較的維持される砥石ってないのかなぁ?



そして話は最初に戻りまして、
残念ながら切刃の凹みは消せませんでした・・・Orz


少し前に、あきらパパさんから手に入れた墨流し薄刃包丁の研ぎです



外見は↓な感じ
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見た目が新品ぽくないのは、あきらパパさんがすこし砥いだからのようです
鋼材は青紙二号ですね
実は青紙の包丁は一丁も持っていなかったので、
どんな砥ぎ味なのか楽しみです






さっそくキングハイパーを用意して、切刃を研ぎ始めたのですが、










この感じ・・・
シャア・アズナブルか!?














いや・・・、違う?!












こ、これは!?












切刃、凹んでるやん!!!
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凹んでいるのは、
もう、ええちゅうねん!!!









上の画像では良く分らないので印を付けてみました↓
ビフォー
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アフター
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ビフォー、アフターは、
大改造!!劇的ビフォーアフターだけで
えぇ、ちゅうねん!!!







墨流しって、一見すると高級感があり丁寧に作られている印象を受けるのですが、
別にそういうわけではないんですね・・・

アゴも磨いてなかったし・・・


念のため、キングハイパーの平面をストレートエッジで測定してみましたが、
キッチリ平面が出ていました↓
イメージ 8
なので、砥石が歪んでいて切刃が当たらないわけでは無いですね



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