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またまた、ワイングッズの紹介です。 この名前だけを聞いたら、何のことやらわかりませんね。 プラティパスというアウトドア用品を扱う会社は、 『折りたたみ式水筒」のパイオニア的存在だそうです。 厳密にいうと、この製品は『水筒』ではなく『ワイン筒』というか ワインを持ち運ぶためのグッズであり、かつ飲み残しの酸化を防ぐ優れものなのです。 私がこの商品を購入しようと思ったきっかけは、12年ほど前にさかのぼります。 イングランド南西部に、Land's End(地の果て)という場所があります。 そこに海岸の絶壁を生かして作ったMinac Theatre(ミナックシアター)という野外劇場があります。 知っている人は、この名前を聞いただけで胸がワクワクすることと思います。 私もそのひとりですから。全景(4travel.jpより) 今では「地球の歩き方」にも掲載され、メジャーな観光名所のひとつになりましたが、 当時は、かなりマニアックな、日本人がほとんど行かない、秘密の場所でした。 Rowena Cadeという一人の女性が、40年以上もの歳月をかけて作り上げた劇場で、 ひとつひとつの座席が石でできている手作り劇場です。 その地道な過程と彼女の情熱、そして完成した姿は本当に素晴らしく、 眼下に広がる海原と遺跡のような舞台や座席は見事としか言いようがありません。 現在でも夏季限定で様々な演目が上演されています。 断崖絶壁なので、海からの強い風を受けるため、夏でも肌寒いくらいです。 突然の雨に見舞われることも多く、ポンチョやカッパは必須アイテムです。 劇が催される日の夕方になると、 三々五々、地元の人たちが集まってきます。平均年齢は60歳くらいでしょうか。 そして、劇が始まるまでのちょっとした時間に、みんなで腹ごしらえをするのです。 各々が家から持って来たものをチビチビ食べながら劇が始まるのを待つのです。 日本でいえば、おにぎりとか助六寿司になるのでしょうか… そんな中に、ワインとパンとチーズを持参して、美味しそうに食べている老夫婦を見つけました。 仲睦まじく、おいしそうに少しずつ上品に食べている姿に心を打たれました。 決して高級なワインではないでしょう。チーズも特別なものではないはずです。 それでも彼らの姿を見て『本当の豊かさ』を垣間みた気がしたのです。 その光景がとても印象的で、いつか自分たちもやりたいと思うようになりました。 でも、日本では基本的に劇場内は飲食禁止ですし、 野球場やサッカー場ではビン・缶は持ち込み禁止。 必然的に売られている生ビールを飲むことになります。 それはそれでいいのですが、ワインを持ち込むシチュエーションがなかなかないのが実情です。 そんなとき、NHKの情報番組でこの製品のことを知りました。 「これがあれば、あの老夫婦のようにワインとチーズとパンで楽しめるぞ〜!」と 心を躍らせました。 その後、Loftや東急ハンズなどで探しましたが見当たらず、 半ばあきらめていました。 そんなとき、たまたまネットで発見し、即購入しました。 まだ買ったばかりで、実際にスタジアムであの光景の再現はしていませんが、 その日が来るのもそう遠いことではないでしょう。 私はしあわせです。
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番外編4:雑記
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なるほどぉ。
そういう原体験があってのこだわり、いいなぁ。かっこいいです。
お酒を持ち歩く、と聞くと、
一瞬、ハードボイルド小説や、マカロニウェスタンなんかにでてくる
ひらぺったいシルバーのボトルを想像しました。
そうじゃなくて、こういうときのワインは、どっちかというとピクニックの水筒のイメージですね。
探してたものを見つけるって、確かに、間違いなくしあわせですよね。
わかるなぁ。
そして、まりんさんは、そういうしあわせを伝えるのがとても上手です。
だから、ついつい引き込まれるんだなぁ、と、今気がつきました!
2009/7/1(水) 午前 11:44
折りたたみ式水筒
折りたたみ式傘ー
さしつ、さされつ、水に濡れたあとは「たたみましょー」ですね^^
2009/7/2(木) 午前 7:26