Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

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イメージ 1真打披露二日目です。この日は、先にも書きましたが、
早朝から横浜にぎわい座に並んで、チケットを買ってからの会場入でした。
天どんさんは、新作のイメージの方が、私は強いです。
最近ですよねぇ、古典の長講をやるように成ったのは。
そんな天どんさんの真打昇進を祝う新作落語派のメンバーは、
昇太、彦いち、百栄、喬太郎、一之輔、モロ師岡、そして師匠・圓丈と兄弟子・白鳥。
この昼の部は、圓丈、昇太、彦いち、百栄が登場し、こんな演目でした。
 
 
 
 
1.お世継狂想曲/駒次
鉄道マニア(オタク?)の駒次くんが開口一番。
披露目なのに、いきなり皇室ネタで始まりました。
このネタは、駒次くんが前座時代に作った作品で、
師匠志ん駒師匠からは、「俺の前で二度とやるな!」「俺は右翼なんだぞ!」
と、恫喝された作品です。私は、これを聴いたの二回目でした。
笑える、よくできた作品なのですが、先輩の披露目にやるか?!と思いますネ。

天どんさん!舐められてますよ。
 
 
 
2.船越くん/百栄
この4回の披露目のゲストで唯一、天どんさんと一緒に前座時代を経験している百栄師匠。
最初、百栄師匠は古典派だったので、新作命の圓丈一門に入門した天どんさんを、
完全にバカにして下に見ていたそうです。しかし… 現在は百栄師匠がほぼ9割新作、
逆に天どんさんは、最近半分くらいは古典をやるように成って、立場が完全に逆転したそうです。

また、不遇の二つ目成り立て時代には、「落語タイフーン」?というユニットでも一緒だったそうです。
そんなユニットが有ったとは知らなかったです。落語騎兵隊は知ってましたけどね。
まぁ、騎兵隊は、昇太、談春、志らく、文左衛門、花緑、白鳥、一琴なんてメンバーでした。
落語は勿論、コントやったり、大喜利やったりしてましたね。
百栄さんの口からは、一緒によく飲んだ!落語ユニットも組んだ!と言う割りに、
天どんさんとの具体的な思い出話は、聞かれないまま、
二つ目時代は暇だから昼間、ドラマの再放送をよく見ると振って、ネタの『船越くん』へ。

初めて聴く噺でした。二時間ドラマの船越英一郎を地で行くような“船越くん”が登場する噺です。
離婚したカップルを断崖絶壁の海岸に呼び出して、撚りを戻すように説得するのですが、
その説得の最中に、更に、“なぎさサン”という、片平なぎさみたいな女も加わり、
この説得が変な方向に展開して、笑いを誘います。実に、百栄師匠らしい一席。
面白い作品でした。
 
 

3.マサコ/昇太
ここ成城ホールは、自らの住まいにも非常に近く、世田谷でも、
ハイソサエティな街=成城に相応しい!とヨイショから入る昇太師匠。

しかしそれなのに、この街に、あんな奴が来ていいのでしょうか?

と、百栄師匠を攻撃し始めます。百栄師匠の住まいが「三ノ輪」である事に言及。
三ノ輪の駅前とかには、いまだに靴磨きの子供が沢山居るんでしょう?
飲み屋といえば、立ち呑みで、エチルアルコールとかで、酔えば何でも飲む輩の巣窟。
そして、あの頭!! なんですか?三ノ輪から出ちゃダメな頭でしょう。
成城に来ちゃダメ、あんな オバQの小池さんみたいな頭で…
そう言ったあたりで、着替え途中の百栄師匠が袖から出て来て抗議するのでした。
百栄師匠の格好が凄かったです、肌襦袢にステテコ。

百栄師匠が下がったら、「実は、同郷(清水出身)なんですよ、百栄くんは」と言う昇太師匠。
百栄攻撃から、以前は清水出身の咄家が三人、東京には居たという話へ。
昇太師匠、百栄師匠、そして、圓歌師匠の弟子で三遊亭歌雀さん!
この歌雀さん!が、本当にバカだった。というエピソードを紹介。
(私は、歌雀師匠を殆ど観ていないが、最後糖尿病で両足を切断しても、
その闘病話をネタにして、高座に上がっていたのは知っている。)

あと、清水出身と言うと、「清水の次郎長で有名ですね?!」と言われるのが悔しいらしい。
なんでも、ヤクザが町で一番の有名人というのが納得いかないと、言うのである。
昇太師匠のお婆ちゃんが、お婆ちゃんの婆ちゃんから聞いた話として、
この次郎長一家の悪行を、昇太師匠の父や昇太師匠自身に話したそうです。
あまりに非道をするので、家の金目モノを持って山に隠れに逃げたらしいです。
講談や浪曲で美化されて、現代に伝わっているけど、
ヤクザはヤクザ、ろくなもんじゃないと、次郎長に嫌悪丸出しの昇太師匠でした。

そんな長めのマクラから、怪談噺風な『マサコ』へ。
この『マサコ』は、立川生志くんも昇太師匠から稽古を付けてもらって、やっていますが、
やっぱり本家の昇太師匠の方が、間が良くて、笑えますネ。
この日も、かなり受けておりました。
 
 

4.悲しみは埼玉へ向けて/圓丈
三ノ輪攻撃の昇太師匠の続いて、今度は、足立区:北千住を舞台に展開する噺になりました。
圓丈師匠のこの噺を聴くの久しぶりでした。圓丈師匠らしい、一風変わったネタです。
東武電車に乗って、北千住から小菅、西新井、越谷へ
更には館林、足利、太田と群馬へと向かう電車内の人間模様を描写する作品です。
この日の圓丈師匠は、のりのりで、凄い圓丈を見る事ができました。
前日の『金明竹』とは、えらい違いでしたね。これがあるから圓丈師匠を追いかけてしまいます。
どこで、凄い圓丈が出るのか?それが予測不可能なのが悩みの種ですけどね。
現役である以上、圓丈師匠は追いかけたいです。
 
 
 
5.口上
緋毛氈の上に下手から「彦いち、百栄、天どん、圓丈、昇太」の順で並び、
彦いち師匠の司会で始まる口上。彦いち自身、少し緊張ぎみで、
天どんくんのプロフィールを言うと、余計な事は語らず、百栄くんにバトンタッチ。
圓丈師匠が、「おいおい、もう終わり?」と言うと、「間で適当に突っ込みいれます」と言う彦いち師。

続いて百栄師匠。いきなり「実は、明後日、9/3は僕の誕生日なんですよ、51歳になります」と言う。
彦いちがすかさず、それはめでたいですね。と、一気に百栄バースデイムードを盛り上げる。
それに乗る百栄師匠、更に、天どんさんには触れず、甥の結婚式に出た話を始める。
その結婚式で、当然、身内の咄家なんだから、一言挨拶を求められる場面があるだろうと思いきや、
全くスピーチする機会が与えられなかったそうです。その残念な気持ちをここでぶつけます!!
そう言って、甥とその嫁の名前を叫んで、おめでとう!と、天どんさんに対してより先に言いました。
そして、天どんさんとはよく前座時代から飲む機会が多いのだが、
天どんさんには、面白い能力があり、彼が喋り始めると、周囲の空気が微妙に悪くなるそうです。
これには、司会の彦いちも強く同意して、こう言いました。
「天どんが話そうとすると、居酒屋の店員が注文を取りに来る」

次に、昇太師匠が落語芸術協会を代表して口上を述べる。
まず、天どんさんが前座時代、昇太師匠に対して初めて挨拶した時、
「えっ!? 名前が天どん??? 可哀想」と思ったそうです。
昇太自身、前座名は、柳昇の八番目の弟子という事で、昇八だった。
それを思うと、圓丈の弟子なのに、天どんって… 何?と思ったそうです。
それから、4年。天どんくんが二つ目になり、流石に新しい名前を貰っただろうと思ったら、
天どんのまんまで、二つ目も過ごすと言う。 それなら!今度こそ!と、思ったが…
結局、真打になっても天どん。 心の中で「上天どんになった」と叫んで、
圓丈の“丈”を付けて、丈天どんになって下さいと、口上を〆ました。
ただ、客席にはあまり受けず、微妙な空気になりました。

最後に、師匠・圓丈からの二度目の口上。
ほぼ一回目と同じ内容でしたが、天どんには潜在能力がある。
だからお客さんに対して、今の10倍、100倍は良い芸を見せる芸人になれ!
と、エールを贈って〆る圓丈師匠。この口上、師匠の愛を感じました。
 
 
 
6.掛け声指南/彦いち
彦いち師匠の十八番、ムアン・チャイが登場するSWA時代の彦いち師の名作です。
元気を注入するようなネタで、披露目にも合っていると思うし、
トリの新真打のことも考えて、膝のネタとしては最適だったと思います。
 
 

7.カベ抜け/天どん
なぜ、トリの新作がこれなのか? 天どんさんらしいちゃらしいが…
もう少し、この日の流れに合った新作を持っていると思うのだが、コレでした。
幽霊が出る噺がしたかったのか? また、『カベ抜け』と言っても、
ミュージカルの「カベ抜け男」とは、全く違います。
引きこもり系のオタクが主人公の噺なんです。
でも、天どんテーストなのでナンセンスぎみで暗くはなく、
ましてや、おどろおどろしい感じは微塵も無い。
幽霊がオタクの為に料理(ハンバーグを作る)したりします。
ただ、雑なんですよね、仕草や展開・構成は。
そのくせ、ト書きが丁寧に説明するというアンバランス。
まぁ、それが天どん流なんだろうけど、仕草や言葉・順番を工夫すれば、
もっと良い感じになるのなぁーと、思います。
目の付け所などは、良いのに… もったいないと感じます。

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このお披露目会も楽しかったようですね。通しで行けなくて残念です。百栄さんって、TVのあちこちご当地の料理を紹介して「まるで○○や〜」と言う人に似てますね。昇太師匠はいい!私は圓丈師匠の実力を、ずっと見逃しているようです。運良く大当たりできる日を願っておきます。当の天どんさんについては、なんとも言えず・・・(´;ω;`)

2013/9/6(金) 午後 1:13 [ せいこ ]

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せいこさん!圓丈師匠は年に2・3回聴いて当たりは引けません。
雲助師匠に負けないくらい追いかけないと!!(笑)

2013/9/6(金) 午後 1:47 [ Mars_jj_boy ]

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これもそうですね。
このお品書きをちょっと前の9月3日に没後34年になった圓生が見たら何と云うだろうか・・・(^ω^)

生前の談志も云ってましたが、落語は現代のものになってきていて伝統芸能では無くなってきてるんですね。現代落語と云うのは着物を着て座布団に座って何か喋ると云う落語の様式だけを取り入れているけれども、かつての落語とはまったく違うものをやっている。

当然ながらウチのブログのお客さんたちはそれには批判的ですねぇ。ブログ主の私としては、どのように接点を持って行ったらいいのかを苦慮しています(^ω^)

2013/9/7(土) 午後 5:36 藪井竹庵

伝統芸でないのが主流になると、伝統芸をやっていたはずの師匠たちにも、少なからず影響があるようです。
これは、小三治師匠ですら例外ではありません。吸収したくないものでも、無意識に染まるようです。

2013/9/7(土) 午後 8:55 [ Mars_jj_boy ]

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小三治が去年12月のBLITZの一門会の「死神」で、フランク永井の「公園の手品師」を一番丸ごと歌ったってのも、若い連中ってか先輩の川柳さんや後輩の市馬に影響されてるんですかね(^∇^)

トラバしておきます。

2013/9/8(日) 午後 2:15 藪井竹庵

私は、所沢MUSEと、サンパール荒川で、「公園の手品師」を歌う小三治師匠を見ました。他にも何曲か歌います。
市馬、川柳に負けず歌好きです。

2013/9/8(日) 午後 3:01 [ Mars_jj_boy ]

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