Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

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立川こはるさんの横浜での勉強会です。ちょうどスタートから3年が経過しています。
こはるさんの活躍は、私が申すまでもなく、都内だけでなく地方でも定期的に会をやっています。
そんな人気実力ともに、ジワジワ来ているこはるさんの、「こはるパラダイス」こんな内容でした。
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1.ちりとてちん/こはる
この日、初めて「こはるパラダイス」に、立川流の後輩前座が勉強に来たそうです。
ここで、こはるさん自身が前座だった時代、「勉強させて頂きます!」と、先輩の勉強会に行った話をしました。
何でも今は亡き、こはるさんの出囃子「不思議なポケット」を使っていた立川談大さん。
彼が二つ目になる前の前座時代の頃、こはるさんの師匠・談春さんもまだブレイクする前で、
仕事は週に1回くらいしか無かったので、前座のこはるさんは超〜時間を持て余し、
毎日のように、多摩川で雑草を取ってはそれを糧とし、常にひもじい生活をしていました。

そんなこはるさんに、談大兄さんが「こはる!草ばっかり食ってねぇーで、
たまには美味いもん食いたくねぇーか?」と云う。目の色を輝かせてこはるさん、
「兄さん!おごってくれるんですか?」と、裏返らんばかりの声でこたえると、
談大さん曰く「違うよ。志らら兄さんの勉強会が今夜あるんだ、
あそこへ『勉強させて下さい!』って行くと、食べ放題&飲み放題なんだ」

意味をよく理解しないまんま、こはるさんは談大さんに連れられて、
20席くらいパイプ椅子が並べられた会議室みたいな?勉強会会場へ行った。
談大さんは、この会でCDの出囃子を掛ける係を、頼まれているのだが、
突然現れたこはるさんを、志らら兄さんは、怪訝そうな顔で見つめる。
「お前、談春師匠の弟子だよなぁー」と、少し険が在る言い方をする。

『談春の弟子だから、志らく一門の兄さんは厳しいのかな?』と思ったが、
談大兄さんに教えられた通り、勇気を出して言った「勉強させて下さい!」と。
すると、にわかに志らら兄さんの表情が緩み、「おう!良いよ。後ろで観てなぁ」と云う。
やがて会場時間になり、「受付でも手伝いましょうか?」と云うと、
「いいよ、気使うなぁよ、ゆっくり観て行けよ」と、志らら兄さんに手伝いを断わられる。

そして開演時間。来た客は3人。しかも、志らら兄さんの母上とその友人2名。
談大さんの掛けた出囃子に乗って登場した志らら兄さん、伊達に高田先生の鞄持ちをやってません。
面白いマクラを振って、お母さんとその友人を爆笑にさせているじゃありませんか?!
一方、それを横目に談大さんを見てみると、CDを掛け終わったら、単行本を夢中で読んでいました。
やがて、勉強会は終わり、志らら兄さんの母上ご一行様が帰ると、パイプ椅子の片付けを手伝うこはる。

全部終わったところで、志らら兄さんが言うのでした「お前ら、メシ食いに行くぞ」
まってました!って顔になる談大さん。居酒屋へ行って志らら兄さんのおごりで、
ビールと焼鳥を遠慮せず腹一杯食べる二人だったそうです。
そう考えると、こはるさんも、当時の志ららさんの立場なんですね。
しかも、135人の会場に、この日は少ない方でしたが、80人くらいは入っていました。

そんなマクラから『ちりとてちん』へ。これは、去年の夏、ギャラリー工の会でも聴きました。
何だろうなぁーそつなく演じているのですが、こはるカラーに薄い一席でした。
何でもヨイショする奴と、後から呼ばれる何でもケチを付ける奴の対比が弱いねぇ、まだ。
“ちりとてちん”を食べた時のリアクションだけは、ハデなんだけどなぁ。


2.狸札/らくみん
勉強に来て、こはるさんに上げらました、らくみんさん。
私は二回目です。志らく師匠の何番弟子なのか???
まだ、喋りが落語口調になっていません。もう流石にとは思いましたが、
ぴっかり☆さんも、ぽっぽ時代、彼女と似た喋り方していましたね。
おそらく、演劇が抜けないように思います。早く落語のリズムを覚えて欲しいです。
それにしても、志らく師匠は、本当に放任のようです。


3.千早振る/こはる
こちらも、こはるさんで聴くのは二回目ですが、前回は大田区の“きゅりあん”だったのでね。
今回の方が、こじんまりした空間で、八五郎が隠居の作り話にグイグイ引き込まれるのがよく分かりました。
ただ、こはるさんは、何でも力いっぱいやるんでねぇ、もう少し肩の力を抜いてやると、
この噺などは、軽く軽く聴かせる方が良いと思います。一生懸命なのは分かるけどね。


4.品川心中/こはる
今回のネタ卸しは、この家元も好きでよく演じた『品川心中』でした。
まず、マクラは、博多日帰りという強行軍な仕事の話をしました。
博多は、板付空港(福岡空港)が市街地に隣接しているので、飛行機にすぐ搭乗できる。
だから、博多の席亭は、30分もあれば誰もが飛行機に乗れると、思っているのか?
そんな恐ろしい航空券が送られて来るそうだ。この日もそんな仕事だったらしい。

往復飛行機なのは良いが、“スターフライヤー航空”所謂、LCCの代表選手だ!!
朝五時のフライトで博多入り、こはるさんの自宅から羽田まで2時間弱、フライトは1時間半。
そして、10時には現場に入り、その日のネタをさらう。昼の部が1時半開演。
四時までタップリやって夜の部は夕方6時開演だ。主催者に、昼みたいにタップリだと、
飛行機に間に合わないので、8時には高座を下りるように言われる。
なんと!9時のなのだ帰りの便は。高座でこの話をしたら、客もビックリしていたそうだ。

そして、楽屋での事、流し台で手を洗おうとして、蛇口に手を近づけると自動で水が出た。
その水の勢いが半端なく強烈だったそうで、着物がビショビショになる。
しかも、勢いだけでなく、明らかに蛇口の取り付け角度がおかしい。
普通は、流し台の中に向かっているかずなのに、完全にオーバーして水平に水が出る。
自動なので勢いも調整できず、最低の流し台である。悔しかったので、若いスタッフに、
「何ですか?この流しは、水が出過ぎでしょう?」と、言うと、そのスタッフの答えが傑作だ!

「ハイ、博多は水が豊富ですけん」

豊富とか、水不足とかの問題じゃない!!と、思って、本当に不愉快だったので、
この出来事をマクラで言って、どれだけ酷い流し台なのかを、客にぶちまけた、こはるさん。
すると、仲入りで楽屋に下がった時に、ホールの関係者が「芸人さんは全員同じ突っ込みをしますねぇー」
おいおい、直すつもりゼロかよ!!と、思ったそうです。また、昼の部と夜の部の間、
1時間くらい空いたから、近所を散歩して櫛田神社に寄ったら、中洲川端商店街で、
アーケードの中に「博多弁講座」なる挿絵付きの方言解説が等間隔で貼り出されていたらしい。
ただし、その挿絵、博多弁の標準語訳が載ってないので、こはるさんには絵だけでは理解不能だったとか。

特に理解できなかったのが、ヨレヨレのスーツ姿で赤ら顔の旦那さんを、
影で如何にもやつれた感じの生活臭漂う奥さんが小さい子供をおんぶして睨んでいる絵。
これで、「しぇからしかー」という博多弁が紹介されているのだが… これは明らかに的外れである。
「しぇからしかー」は、うっとおしいとか、かったるいと言うニュアンスの言葉である。
それに、その夫婦の絵は、どうもしっくりこない。

そんなマクラを振って、『品川心中』へ。

もしかすると、こはるさんが演じる初めての女郎、元板頭の「お染」ではないか?
上手く女郎を処理はしているのだが、女性が廓噺をやるのが難しい良い例でした。
長く女郎を演じると、少しずつ違和感が増す感じです。サラっとできないねぇ。
こはるさんですら、女郎が時々、鼻に掛かる猫撫で声を使わないとダメな場面があるからねぇ。
そこで、本人が恥ずかしいと感じると、どうもそれで白けた空気になります。

こはるさんは、勿論「上」でサゲて終わりました。貸本屋の金蔵が親方の家に辿り着くまでですね。
最後の親方の家でのドタバタは、なかなか良かったのと、金蔵のバカで御人好しなキャラが、
実に上手くできていて、ここはネタ卸しなのに、関心させられました。

金蔵が、自分のキャッチフレーズを、「あっしは金蔵、そこに在るのは雑巾です」と云うのですが、
最後に心中仕損なって、品川の海から泥まみれで上がって、犬に吠えられて這う這うの体で親方宅へ。
そこで、親方に「お前、本当に金蔵か?」と言われて「あっしは金蔵、そこに在るのは雑巾です」
と、言った時は、場内大爆笑でした。こいうのが、こはるさんは上手いと思います。


さて、次回、こはるさんの会は、来月7日のギャラリー工に行くか?迷っています。
同じ日に、馬桜師匠の「たびと亭」も魅力なんですよねぇー 迷います。

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こはるさん、聴いてみたいです。

2015/5/30(土) 午前 9:31 [ tin**a1943 ] 返信する

結構幅広く活動していますが、住まいが府中だから、珍太さんがお住まいのエリアは、ホームじゃないですね。

2015/5/30(土) 午後 5:41 [ Mars_jj_boy ] 返信する

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