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朝練講談会を終えて、日高屋へ行って「レバ韮定食」をご飯大盛で頂く。行きは神田から秋葉原経由で新小岩へ。
そして夜も日本橋亭なので、帰りは横須賀線を使って新小岩から新日本橋というルートにする、こちらの方が断然早かった。
今松師匠と成田家笑仙社中のお面芸のコラボを毎年観に来ている新小岩区民ホール。今回は女流浪曲とアコーディオン民謡のコラボでした。
このお二人を十分「娘」と呼べる世代のお客様で、私はお二人とも観た事がありますが、両者40分越えの大熱演のステージ!!
こんな感じの会になりました。
・成田家笑仙社中
◇大黒舞
◇獅子舞
◇南京玉簾
◇お面芸「手拭掛合い」
・稲川 … 瑞姫
お仲入り
・井伊直人 … 田辺いちか
・遠峰あこアコーディオン民謡
◇崎陽軒
◇秋田音頭
◇最上川舟唄
◇ミシャオの青い馬(ブルターニュ民謡)
◇哀愁のマグロぶつ
◇僕、カッパ巻
◇両国
◇エンディングテーマ(ギッチョンチョンで、パイのパイのパイ)
1.成田家笑仙社中
毎度お馴染みの出しモノは、「南京玉簾」だけで、芸の内容が一新されました。流石に3回観ていると違うのが観たくなりますね。
いきなり笑仙さんが大黒様の恰好で登場、金運を招き入れる大きな打出の小槌(鈴なり)を振って客席にサービスします。
更に、「福銭」をお客様全員に配るという大判振る舞い!!開運のご利益にあやかりたいので、早速、私は財布にこれを仕舞いました。
続いて、獅子舞。中に入っているのは若い女性でした。瑞姫さんあこチャンより多分若いと思われます。
愚者が蜜柑を持って登場し、獅子が愚者とコミカルに絡む展開になります。蜜柑の皮を剥いて獅子が食べるのが面白い。
南京玉簾は毎度お馴染み。「大江戸南京玉簾」です。歌いながら演じられて、この玉簾の女性が司会進行も勤めていて、
演技の後は、流石に息が上がって、つらそうでしたが、会の進行の都合もあり、必死に「手拭掛合い」を紹介されていました。
何時もは主人公が瓢箪の酒を呑んで酔っ払う踊りなんですが、山口メンバー効果?、鍬を持って農夫が二人登場。
豆絞りの手拭で鉢巻して畑を耕す二人踊りでした。鉢巻をカッコよく巻く仕草が見せどころです。
2.稲川/瑞姫
「関取千両幟」として芝居や文楽でもお馴染みの、相撲のめでたいお噺です。大坂の雄・稲川が江戸へ来てその強さを見せつける。
しかし、強いのに稲川は江戸のお旦から贔屓になってもらえない。江戸の大坂への偏見ですね。がっかりした稲川は、
十日間、ここ江戸の相撲を勤めたら、大坂に戻っても二度と土俵へは上がるまいと決心する。 ところが!!
橋の上でおこもさんに親切にする稲川を観た魚河岸の若衆が、稲川は強いだけの傲慢な力士ではないのでは?と疑念を持つ。
それを確かめようと自身も乞食衣装で、蕎麦を持って稲川に会うのだが… ここで稲川の云う科白、これが河岸の若衆の心を掴みます。
「贔屓に大名の、おこものと、上下の区別がありますものかぁ!!贔屓の二字は変わらない」と云って、その蕎麦を美味そうに頂く稲川!!
こうして千龝樂、魚河岸の若衆が両国に掛け付けて、稲川への声援はこの日一番となり、その人気は江戸でも不動となりました。
落語では、六代目圓生と八代目助六の音源が有名です。圓生一門では萬橘師匠が真打の披露目、十日間、この『稲川』で通しました。
芸協の方はどうなんでしょうか?雷門も音助さんあたりが、真打になる時に、是非、『稲川』を掛けて欲しいと思います。
さて、瑞姫さんの『稲川』。原作の「関取千両幟」がそんなに派手な物語ではないので、唄が思ったより盛り上がりません。
あと、マイクの音量がやや強過ぎて、唄が割れ加減でした。マイクから離れて歌うのもね、リハを本息でやっておいて欲しかった。
そうそう、瑞姫さんは江戸川区出身なので、ここ葛飾区は准地元ですね。稲川ではありませんが、ご贔屓が来ていました。
せっかく稲川だったので、「幟」が立つと洒落てたのにね。咄家じゃないので幟は持ってないかぁ。真打以上の咄家は持ってますけどね。
3.井伊直人/いちか
縁結びの噺で、仙台伊達家の井伊直人という武人の嫁取りの物語です。この噺は、私は琴柑さんで聴いています。
いちかさんにも合いますね、女流に合うパッピーエンドの物語だと思います。前座噺というより、今後も磨いていく噺。
井伊直人の妻の人物像が、聞く度にもっともっと大きく膨らんで欲しいと願います。
4.アコーディオン民謡/あこ
前半は現地で船頭さんから習ったという『最上川舟唄』ですね。実にあこチャンの声に合います。下半身から歌いあげておりました。
そして、『ミシャオの青い馬』みたいな欧州民謡もすぐ後に聞かせるのが、テクニックですよね。世界で活躍中なのが客席に伝わります。
更に、「鮪ぶつ」からの「カッパ巻」ですよ。コミカルな唄をアピールしておいて本寸法で『両国』を歌う。
小菊姉さんや、橘之助姉さんの『両国』もいいけど、私はあこちゃんのも好きです。誰か太鼓叩けよと思いました。小辰くんが居れば…
そうそう、あこさんプロだなぁと思ったのは、マイクとの距離の取り方ですね、ハウらないように気を使っておりました。
一曲目の崎陽軒で分かったみたいですよね。(笑)
次回、この主宰の会は、11月3日土曜日だそうです。また、つばなれ特選会と重なるので打上は参加できそうにありません。
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取材ご苦労様です。Marsさんの行動力にはさすがの藪さんもたじたじです。
最近はちょっと東京の夏祭りの取材をやり過ぎていて、夏に体調を崩さなければいいがなぁと思ってます。
「稲川」は相撲根多ですが、あまり演じられないのかも知れませんね。落語では圓生と助六の持ち根多でしたが、今輔も音源を残していたと思います。
2018/5/22(火) 午前 9:39
> 藪井竹庵さん
落語と講釈では「稲川」は聴いていますが、浪曲では初めてでした。市馬師匠みたいに甚句が歌えると浪曲でもカッコイイと思いました。
2018/5/22(火) 午前 11:44 [ Mars_jj_boy ]