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◇朝練講談会「二扇会」 on お江戸日本橋亭
・茶碗屋敷 … 太福
・小夜衣草紙「蛤の吸物」 … 春陽
1.茶碗屋敷/太福
浪曲は『井戸の茶碗』ではなく、『茶碗屋敷』です。そして、かなり筋が違います。
『井戸の茶碗』の千代田が、『茶碗屋敷』では高木です。そして高木が吉田!!
高木には娘が居て、千代田と同じ展開とおもいきや、吉田には女房が居ます。
曲がった事が嫌いな屑やではなく、普通の屑や。その代わりに五拾両を戻す際に吉田が付き添います。
この高木と吉田は、曲がった事が嫌いで、高木の長屋で喧嘩が勃発!!刀を抜いてチャリンチャリン始めます。
当然大家が出て来て、ここは私に免じてと、金子を山分けにして、高木は茶碗を吉田に進呈します。
ある日、吉田の家に竹馬の友がやって来て、久しぶりに酒を酌み交わしていると、
こんな事件があり、金子と茶碗を手に入れたと云って、ご馳走しながら茶碗を友人に見せる吉田。
その友人が目利きで、「これは世に2つとない名器、蒼井戸の茶碗だ!」と云う。何万両の価値があるか?と腰を抜かす。
この茶器はお前ごときが持っているべきものではないと意見され、細川様に献上し、吉田は出世、高木も細川家に召抱えられる。
めでたし!めでたし!の物語なのですが、ここまで筋を変えるのならば、一層、『茶碗屋敷』の後日談的にしては?と思います。
ただ、問題は、細川家に名器・井戸の茶碗が二個集まりますけどね。
2.蛤の吸物/春陽
季節の怪談噺です。何度か春陽先生でも聴いておりますが、六代目伯龍の十八番でした。神田らしい怪談。
マクラで新宿の伝説のオカマの最期についての話が、実に興味深かったです。
◇夏の小辰 on 日本橋ピッコロ
・品川心中/通し
・青菜
今年は、何か通しの長講を掛けると決めて臨んでいる日本橋ピッコロさんでの小辰さんの独演会。
夏は、『品川心中』でした。切らずに通しで演じ、仲入り休憩後に『青菜』をやりました。
たっぷりの二席で、大満足でした。会の後の料理も美味しかった。二度満足の“夏の小辰”
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> 盆町子さん
全然、違います!かなり失礼です。誰もが松之丞をスターとは思っていませんし、あんなグイグイではありません。
浪曲と講釈は、芸として語りを同じように扱わないと、似て非なる芸だと私は思います。
松之丞さんは、「井戸の茶碗」とかやりませんよ。恐らく最も苦手な演目だと思います。
唯一、似てるとしたら、語りのタッチぐらいか?!
でも、松之丞風スターでは無いと断言します。
2018/8/6(月) 午後 9:42 [ Mars_jj_boy ]
講釈の『茶碗屋敷』には接したことがありませんが、三代春錦亭柳桜の速記(明治24年)で読みました。
現行の『井戸の茶碗』よりも記事にある『茶碗屋敷』に近いですね。
侍二人は高井(左太夫)と吉田(要助)でした。
二人の心根に惚れ込んだ家主が「細川の 流れも清き 吉田氏」と詠めば、屑屋が「武士は食わずと 高井左太夫」と下の句をつけます。
その後は田沼意次の耳に入り……、Marsさんお書きのように後日談的な「神田橋見附の外を茶碗屋敷という……」で終わってます。
2018/8/6(月) 午後 11:34
> 立花家蛇足さん
高井だったんですね、高木と思って聞いていました。屑やの影が薄い話ですよね。
2018/8/7(火) 午後 0:26 [ Mars_jj_boy ]