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雨の自由が丘、11時15分くらいに東急の駅に到着。そんなに強い降りではないが傘は必要。
くだんの坂を、傘をさして上るのでやや時間を要し、25分くらいに到着する。 足元が悪いので、いつもの長椅子には、汚れた下足を並べる事を前提に、新聞紙がきれに敷かれていた。 そこに荷物だけ置いて並んでいると、常連のみなさんがやって来る。通常は12時にならないと開場しないが、 この日は、文菊師匠が楽屋入りすると、すぐに開場して頂けました。 そんな秋雨で、涼しいのか?蒸し蒸しするのか、微妙な天気の中開催された、今年最後の古桑庵の文菊独演会!!
このような内容でした。 ・鹿政談
お仲入り ・質屋庫 1.鹿政談
マクラデは、つい最近、日光江戸村からお仕事を頂いて、日光江戸村のステージで落語をやったそうです。 私は、日光江戸村へは行った事はありませんが、テレビで紹介されるのを何度か見たのと、ダウンタウンの「ガキ使」、 年末の笑ってはいけないで、この日光江戸村が、大々的にロケの現場に使われて、その施設を詳しく見る事ができました。 ものすごく広いのは知ってましたが、まさか!個人で経営されている施設とは、文菊さんに聞くまで知りませんでした。 先代が一代で施設を造り、二代目が現在その運営を行っているそうですが、この二代目がなかなかのやり手!! 新しい企画を次々に用意していて、日光江戸村だけでなく、周囲の街道から江戸の情緒を作るなどして、 地域全体を活性化するような試みをしていると仰っておりました。 また、日光江戸村は、どうしても昼間だけのイベントになりがちだが、意外とライトアップされた、薄明かりの江戸村も情緒があり、 文菊さんは、夜のイベントも充実させると、更に集客が見込めるのでは?と、言っておられました。 そして、実際、今年は秋の夜長に、二回、ライトアップされた夜の江戸村の企画が行われるそうで、また文菊さんも呼ばれているらしい。 そこで、主催者は、文菊さんに怪談噺をとリクエストがあるそうですが、怪談は苦手ですよね、文菊さん。 怪談は、やはり貞水先生、松鯉先生、はたまた、正雀師匠あたりにお願いしたほうが良い。 この日光江戸村は、イベントに出演する花魁も忍者も、岡っ引き、かわら版や、居酒屋や食堂、そして土産も売りまですべて社員。 二代目の社長は、「将軍様」と呼ばれているらしい。北朝鮮か?!と思いました。また、変な江戸弁が公用語で、 なぜか、任侠、渡世人みたいな口調で、全社員が喋り、時代劇の見すぎなのか?江戸弁を大きく勘違いしているようだと、 文菊さんは仰っておりました。江戸弁は、文菊さんが正しくレクチャーして上げたほうが良いと思いました。 また、閉鎖的な空間で、寮生活の仕事なので、花魁と岡っ引きがプライベートで恋に落ちたりするらしいです。 それをかわら版売りが、打ち上げの席で、喋ったりするらしいです。 そんな日光江戸村のマクラから、江戸の名物は、武士・鰹… と始めて、京都の名物、奈良の名物と説明してから、本編の『鹿政談』へ。 大阪名物が入らないし、京都の名物に“みっしゃ針”も出てこないので、米朝一門からではない、おそらく江戸の咄家から仕入れた一席かな? 奈良の豆腐屋さんの奈良弁は、少しぎこちない感じでしたが、それでも噺としては、十分楽しく聞けました。 2.質屋庫 この日は、上方落語が元の噺が二席続きました。出囃子を切るタイミングを覚えてくれない、主催者:古桑庵の女将さんにやんわりダメ出し。 文菊師匠がおじぎをする前に、出囃子を止めてしまう女将でした。10年続いている会でも3ヶ月に1回のラジカセ操作は覚えないようです。 そんな女将へのダメ出しから、菅原道真が藤原氏との権力闘争で負けて、大宰府に流された話を振ってから、本編の『質屋庫』へ。 一番笑ったのは、お化けや幽霊に、めっぽう弱い番頭さんと出入りの職人熊五郎。この驚く様子が実にリアルな文菊さんなんです。
一度、この会で、人形が動いて高座から、飛び降りた姿を、1mぐらいの至近距離で見ているので、そのまんま驚く文菊師匠が傑作でした。 例えるなら、これも「ガキ使」に登場する、総合演出家:世界のへーポー、こと斉藤さん、あのヘイポーさんが驚くのにも似ているのです。 お化けに弱い人って、共通の恐がり方しますよね。あの典型的な、突然奇声を発する驚き方が、ものすごく印象的で面白かったです。 次回、この会は、来年1月26日(土)です。そして、このウサギは?日本海海戦とどんな関係なんだろう?
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