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14時からタップリサイズの二人会が先に予定されていて、そちらが完売御礼だったので、私のような「由良助」を救済しよう!と、言う席亭ごりんやさんのご好意で、この追加公演が開催されました。
良かった!噂の西の秘密兵器、お前はホウシュウエイトかぁ!!みたいな、桂福丸さんを楽しみにらくごカフェに予約!!一席ですが、至近距離で福丸さんを堪能しました。 さて、そんな東西2017年文化庁芸術祭新人賞を受賞したお二人の二人会、こんな内容でした。 ・オープニングトーク ・流れの豚次傳「任侠!流山動物園」…太福 ・左甚五郎「竹の水仙」…福丸 1.オープニングトーク 第一回の二人会の前に、フライングで追加公演するなんて!例えるなら、クリスマスの生番組の前に、正月特番の収録があるみたいな、そんな上手い表現をする福丸さん。 芸歴も、年齢も似てるお二人が、芸術祭新人賞を東西で同時期に取ったから生まれた、二人会。太福さんは、元々、ごりんやさんの主催で、らくごカフェの勉強会を13回続けていて、 14回目のゲストで福丸さんと言う考えもあったのを、あえて、二人会にして、発展的に刺激を増やして行くようなんです。今、正にその二人会が行われております。 福丸さん、浪曲師と一緒になる機会はあるものの深い歴史とかは、存じておられないようで、最初は講釈と同じ座りのスタイルに、曲師が横に付いて互いに前向いて義太夫みたいに演じていた。 それを桃中軒 雲右衛門がテーブル掛けを使う現在の立つスタイルにした話などを、太福さんが解説していきました。実際は福丸さんが知らないはずはないと思いますが、謙虚で好印象を持ちました。 だって、誰が浪曲師では好きですかの質問に、二代目春野百合子先生だと言うのだから、それなりにご存知なはずです。このコーナー写真okだと後から言われたが、残念!携帯の電源切って鞄に仕舞った為、撮影できず。 2.任侠!流山動物園/太福 マクラでは、二年前に亡くなり福丸さんが大好きな浪曲師と言った、二代目春野百合子先生の話を少しされました。 私は、浪曲がやや苦手で、本寸法に唸る浪曲と、女流の浪曲は殆ど聞いておりません。百合子先生も、存在は存じてましたが、生では聴いた事がなく、近松を浪曲にされていて、えらい硬い浪曲師だなぁ〜くらいにしか思ってなくてね。寸評も有りません。 そんな話から、ココは新作でと言って、白鳥作品の「任侠!流山動物園」をチョイス。旅行けばが、歌詞は違えど唸れますし、私は何より、夜この続きの「雨のベルサイユ」を聴くので、もっけの幸いでした。 朝練で、「流山の決闘」と呼んでた時に聞いたやつよりも、現在の白鳥師匠の「流山」に近づいていますね。更にやると喬太郎版の要素も加わるのか? 喬太郎師匠のは、園長と豚次が動物園復興策を練る場面と、上野動物園でのパン太郎・虎男と豚次の駆け引き、そして、パン太郎・虎男の殴り込み、この三つのバランスが均等です。 それに対して、太福さんのは、明らかに上野動物園が短めで、全体の尺も20分とコンパクトにできています。どうしても、浪曲なんで、節を聞かせる展開です。次郎長傳と聴き比べて真価が分かる感じですよね。 この後、三十石船を次郎長傳でやったのか?その辺りが楽しみで、それを聞かせるフリとしては、素晴らしい追加公演だったと思います。 玉川流でも虎造流でも構わないので、古典の次郎長傳と、任侠流山を続けて聞けたなら、お客さんは幸せです。 3.竹の水仙/福丸 マクラでは、東京の落語ファンと関西の落語ファンの違いを、女性ファン目線で解説する福丸さん!!掴みとしては、素晴らしいと思います。 『竹の水仙』の舞台は、大津の旅籠で、女将がマクラの大阪のおばちゃんと重なり、笑いが倍増します。また、甚五郎をボロカスに言っていたのに、百二十両貰った瞬間の変貌が痛快です。 東京の『竹の水仙』だと、汚い身なりの西の職人が左甚五郎と知れた時点で、女将の態度は一段階豹変し、お金で二段階にトドメを刺す感じですが、 滋賀の近江商人の「天秤の唄」の女将さんは、甚五郎の名前ごときでは、びくともしません!!銭を見せられて、初めて変わる、変わり身の早さが痛快です。 また、あまり武士を演じる機会は多くないはずなのに、先触れの侍・大槻玄蕃と、その主人細川越中守の威厳と貫禄の差が見事でした。 だから、大名行列が来てからの展開が、ピリッと締まる感じになり、それでいて、物語の流れは加速します。だから、マクラ込みで20分ちょうどくらいで終わってビックリしました。 本当に、無駄が無くて、東京の若い咄家にも見習って欲しい『竹の水仙』でした。本公演の二席は、なんだったのか?次は、予約に遅れまいと、誓いました!! |
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本公演に参上しました。
道案内 太福
寝床 福丸
新作 福丸
大浦兼武 太福 といったところでした。
福丸さんの新作と太福さんの大浦が良かったです。
2018/11/10(土) 午後 8:56
> ピ吉(pikichi)さん
大浦兼武は、軍部と警察の騒乱の仲裁に入った人ですね?中学だか高校だかの日本史に登場しますよね。
渋いなぁ、人選が。薩摩藩士ですが、西南戦争では、アンチ西郷のはずです。
2018/11/10(土) 午後 10:08 [ Mars_jj_boy ]
武春師匠から譲られたそうで「若き日の」が付きます。
笑いの多い人物伝物で小生大好きです。
2018/11/10(土) 午後 10:56
> ピ吉(pikichi)さん
武春では、聞いた事ありません!聞いてみたい。朝練でやらないかな?
2018/11/10(土) 午後 11:54 [ Mars_jj_boy ]
武春先生への思い入れがある演題のようで芸術祭を受賞した第一回の木馬亭の月例独演会でやっておられました。
朝練では「練習」が多いのでかけないかもしれませんね。
いつか是非お聴きになってください。感想が聞きたいです。
2018/11/11(日) 午前 8:22
> ピ吉(pikichi)さん
太福さんは、木馬で聞けばよいのだが、基本ふつうの唸りまくり、浪花節の節回しする浪曲が、私は苦手でして、太福さん以外に耐えられそうにありません。
また、女流浪曲師も二葉百合子、春野百合子の東西W百合子の時代から苦手で、殆ど聞いておりません。義太夫節みたいにできないものか?と、常々思いますが、そしたらタレ義太を聴きますよね。
2018/11/11(日) 午前 8:36 [ Mars_jj_boy ]
「ホウシュウエイト」とは懐かしい。今の若い方はご存じないチャイナロック産駒でしたね。
良さそうな『竹の水仙』ですね。福丸さんは聴いたことがありません(T.T)
2018/11/12(月) 午後 5:14
> 立花家蛇足さん
ハイセイコー、タケホープの世代で、関西では、秘密兵器と呼ばれたホウシュウエイトでしたが、四歳馬のタイトル戦線では活躍することなく秘密兵器のまんま終わりました。
福丸さんは、最初よしもとのNSCで漫才を学んでいたが、漫才に馴染めず、ピン芸をやりつつ、英語落語から枝雀落語にインスパイアされて、今に至るようです。
2018/11/12(月) 午後 5:31 [ Mars_jj_boy ]