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白鳥師匠と彦いち師匠が、若手の新作落語家を広く紹介する番組で、勝手に両師匠は「新作落語選手権」と呼んでいる。
両師は、第一回の会を予選Aブロックと呼び、立川志ら乃、神田鯉栄、古今亭志ん五の三人が闘った?事になっている。
そして、今回、第二回は予選Bブロック!古今亭駒治、春風亭昇々、柳家花いちの三人がエントリーされました。
0.オープニングトーク
白鳥師匠と彦いち師匠が登場し、まずは、会の趣旨などをお客様にトーク。覆面審査員が6人会場には仕込まれていると言い張る二人。
「権太楼師匠が女装して紛れているかも?ですよ。」と言うのは、個人的に受けました。想像しただけで、面白い。
また、M-1の後だった事もあり、上沼さんが覆面審査員かも?くらいのノリは理解するのですが、まだにぎわい座の館長が決まっていない。
もしかすると、この「新作落語選手権」の優勝者が、次期館長に選ばれる“かも”と言う二人。
ここから、彦いち師匠が、「白鳥兄さん、協会の役員/理事とか引き受けないんですか?」と言うと、白鳥師匠、飛んでもない!!と、
云わんばかりの勢いで、「あんな面倒臭い役は、俺には無理!!」と、香盤のかなり上の口煩い先輩が多々居ますからねぇ、さもありなん。
「彦いち、お前は?」と、振り返された彦いち師匠も、そういう役をやりたくないから、咄家になったのに… と否定しておられました。
1.青畳の女/彦いち
この噺、二回目なんですが、タイトルが違ったような?さて、マクラは、年末らしく今年の総括から。色んな仕事に行った中で、
学校寄席に今年も精力的に行ったと言う彦いち師匠。そんな中のワースト1位が、都内23区にある、区の冠が付く「A工業高校」。
いきなり、高座に上がる前座に向かって「着物、うける〜」と、最前列の男子が叫ぶ。この時点でヤバイと思った彦いち師匠。
前座、二つ目と終わって、膝に上がったのが正楽師匠。まずは腕試し。あいあい傘を切り始める。紙と鋏で何するんだ、このオヤジ?
と、懐疑的な空気で客席が包まれるも、一瞬にして「あいあい傘」が切り上がると、地鳴りのような感嘆の“ウォー”が巻き起こる。
次に、正楽師匠が「何かリクエストを?」と、お題を受けたら、前に居た男子が意を決して「パンダ!」と、リクエストした。
正楽師匠にとって、パンダは十八番中の十八番。一瞬で切り上がるパンダ。更に大きな“ウォー”が巻き起こる。
そして、正楽師匠が切り上がったA面とB面を、リクエストした子に渡すと、その男子が得意げに物凄く無邪気に喜んでみせる。
これを見た別の男子が、手を上げて、「俺もパンダ」とリクエストするのでした。正楽師匠、パンダを4枚切って終わったそうです。
そのんなマクラから『青畳の女』へ。女子柔道の根多で、五輪代表候補、重量級/78kg超級のカリスマ選手が主人公。
この選手には、少し意識している幼馴染の男子が居る。その男性が、とある大会で応援に来ていると、後輩の付き人に知らされる。
すると、試合の最中に、この女子柔道家が恋に落ちて行き、試合どこではなくなるというお噺。彦いち師匠らしいナンセンスな格闘技根多です。
最後に、とっておきの座布団芸、巴投げを披露した彦いち師匠。高座を目一杯広く使う芸で、楽屋のモニタからは消えてしまうのです。
2.記念日/花いち
前座時代、まだ古典落語をやっていた花いちさんを、1回か?2回聴いていますが、二つ目になって新作をやるようになってからは初めてです。
亭号が違うから、まだいいのですが、一花さんとまぎらわしいですよね。まぁ、一花さんの方がかなり後輩なので、花いちさんは悪くないけど…
さて、新作落語の『記念日』。売れない咄家が、その妻と居酒屋で結婚記念日を祝う噺なのですが、ちょっと趣向が変わっております。
新作落語の中で、所作/仕草にスポットを当てて、新作落語ならではの所作を、座布団ではなく、扇子と手拭でやると言うのは新しい発想です。
扇子を4本使って、ケーキを表現するのは、本当に笑ってしまいました。帆立や蟹ぐらいまではあるあるの所作ですが、ケーキはビックリしました。
3.待ちわびて/昇々
昇々さんを聞いたのも、かなり久しぶりで、文芸坐が落語会をやっていた2011年。昇太&たい平二人会の開口一番以来!!7年ぶりでした。
高齢化社会をテーマにした新作なのですが、嫁70歳、義父100歳、そして義理の祖父が120歳という、恐ろしい老々介護一家の物語です。
で、掴みは最高に良いのですが、流石に後半は、老人の喋りだけの一辺倒な押しなので、飽きてきてしまいました。
この一辺倒な押しで行くなら、もう少し短く、喬太郎師匠の『午後の保健室』ぐらいに、コンパクトにすべきだと思いました。
凄く面白いんですけどね。『午後の保健室』にも通じる、それぞれの年齢設定が後で分かるのが面白いと思いました。
4.レモンの涙/駒治
マクラは、宝幢院の時に聞いた「調布のインターナショナルスクール」の話。そこから『レモンの涙』へ。プロレス根多です。
『十時打ち』ではなかったのですが、これは聴いてみたい駒治噺の一つだったので、初めて聞けて嬉しかったです。
古館伊知郎風の実況が、もっと古館さんに寄せて演じると笑えると思いました。実況は、徳光さんに始まり、福沢さんあたりまで、
日テレは全日を中継し、テレ朝の新日は、古館さんの印象ですね。その後、あの調子で数年、競輪中継もやっていたよなぁ、古館さん。
5.任侠!流山動物園/白鳥
実に、今年八回目の『任侠!流山動物園』です。ありえへんやろう!!そして、白鳥師匠で聴くのは、2009年よみうりホールでの、
夢空間の「寄ってたかって」以来になりますから、9年ぶりでした。それにしても、素晴らしいデキで、ドッカン!ドッカン!受けていました。
また、座布団で虎男の口を演じる姿も、久しぶりに観て、大熱演に感動すら覚えました。この会は、若手が主役だ!!とか言いつつ、
トリの白鳥師匠の負けん気と、若い奴にはまだまだ負けない魂を見せられたようで、本当に、締まる思いのトリでした。
全体を通して、個性のバランスが良くて、新作の会は、つくを通り越して、被る事もあったりしますが、本当に五席とも楽しく拝見できました。
次回は、来年春になるとの事で、更に来年秋も予定されているそうです。 Cブロック、Dブロックに選ばれるのは誰だ?!
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落語協会の市馬会長は、今年で二期四年の任期が終わります。来年は誰が会長? (^ω^)
それと芸術協会は、歌丸会長が亡くなったあと次期会長を発表しているんでしたっけ?
2018/12/14(金) 午後 8:10
> 藪井竹庵さん
正蔵会長時代がやって来ますね。次の副会長に、誰が指名されるのか?
芸協は、小遊三師匠では、上の理事が煩くて、会長にらしてもらえませんね。18番目ですからね、小遊三師匠。
2018/12/14(金) 午後 11:22 [ Mars_jj_boy ]
今の協会の会長は、かつての圓生のように人形町末廣が閉亭したあとに、二代目 枝太郎さんが開拓した芸協の牙城の浅草に頼み込んで職場を作るなんて事はしません。
でも真打ち披露とか襲名披露の時に、自分の師匠の前に口上をやる人として重要な人なんです。結婚式で云えば仲人と同じで、長屋の大家同様に身元引受人になる訳なので、中途半端な人じゃ困るんです。
2018/12/16(日) 午前 7:29
> 藪井竹庵さん
まぁ、馬風師匠もやったし。サラブレッドですから、九代正蔵師匠は。香葉子さんの目の黒いうちに、会長にという動きは、あると思います。
2018/12/16(日) 午前 11:15 [ Mars_jj_boy ]