Marsのブログ

小さな会を精力的に聴く努力をしてまいります!!

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初日、二日、三日ぐらいまでは、超満員御礼となるから、四日?五日?と悩んだ末に、五日目の楽日に行きました。


・三方ヶ原軍記「五色備え」…伊織
・水戸黄門漫遊記「湊川顕碑」…こなぎ
・講談古事記「國生み」…銀冶
・五貫裁き…山緑
・次郎長と伯山…貞寿
・芥川龍之介作「杜子春」…鶴女

お仲入り

・於竹大日如来…梅福
・亀甲縞大売出し…貞心

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1.五色備え/伊織
五日目、何度も読んでいるのか?かなり良い調子の修羅場。されども、暮れに聴いた、あられさんの『道灌』には、流石にかなわない。


2.湊川顕碑/こなぎ
マクラでは、暮れの講談協会の行事「張り扇供養」、小腹がすいたこなぎさんが、屋台のたこ焼屋さんで、たこ焼を頂いていたら、
某先生から「共喰い」みたいな小言を食らった!と、振り、同じ神田でも、鯉栄先生が読んでいる水戸黄門とは、
180°反対の楽しいはずの『漫遊記』を読むこなぎさん。しかし、ちっとも面白くないのは、何故?折角の自虐ネタのマクラが台無しです。
一番の楽しさが伝わらない所以は、調子が常に一本調子なんですよね。やや後輩の紅純さんのように、噺に強弱早遅が付けられません。
紅純さんの場合は、とにかく楽しい表現が秀逸です。あれを真似ろとは言いませんが、噺の中で場面転換する技がもう少し欲しいです。
この『水戸黄門漫遊記』は、修羅場や道中付けが殆どないので、せめて朗読には負けないぐらいの、感情移入をして欲しいです。

講談古事記「國生み」/銀冶
トイレに立ってしまい、よく聴けておりません。

3.五貫裁き/山緑
久しぶりに聴いた山緑先生。名前を「山録」と間違えられるそうで、ひどいご贔屓が年賀状に、「緑山」と間違えたと言っておられました。
うーん、そんな事もあるだろうと思うぐらい、『五貫裁き』なのにつまらない。とにかく間が長い。所謂、大間である。
鮪なら大間は最高なのだろうが、講釈はどうなんだろう?私は苦手だ。特に若い人の大間は、若年寄にイライラしてしまう。
松鯉先生の小山陽時代でも、私は得意ではなかったのだ。勿論、70代後半、松鯉先生の今の大間は否定しません。
調子が変わったのに気付かないくらい間が長目です、山緑先生。


4.次郎長と伯山/貞寿
この日は、本来なら南北先生も出る予定でした。それが当日お休みとなり、真打は全員、少しずつ持ち時間が長くなっておりました。
そんな関係もあり、貞寿先生も師匠・貞心先生からの伝承芸『次郎長と伯山』でした。なんでも、年末のとある会で、
この噺のサゲ・3分前に、最前列のお客様が、「ちょっと、おトイレ!」と言って席を立たれて、それに全ての笑いと拍手を攫われた。
そんな事もあり、この日はリベンジの一席でした。この噺、貞心先生とは異なるベクトルの世話噺ですが、完全に貞寿さんの噺になっています。


5.杜子春/鶴女
協会の寄席でしか、私は観た事のない“たらちね”先生ではなく、鶴女先生。個人的には、あの『たらちね』の鶴女口調の講釈が聴きたい。
『三方ヶ原』とかできそうですよね?意味不明の軍記物、鶴女口調で一節読んで、解説を入れるみたいな講釈。楽しいと思うのだが…
そいうのをやらないから、松之丞さんが「多くの講釈師は既存の客のご機嫌とりしかしない」と言うのだろうが、云われた方は大きなお世話だろう。
結構、圓丈じゃなく炎上していますSNS。松之丞さんの今に始まった事ではありませんが、他の講釈師批判。かなり上からです。
まぁ、「講談とは」なんてhow-to本を、30そこそこの鼻タレで書くような性格なんだから、そりゃ生意気を云います。それが良くも悪くも松之丞。
大いに、既成勢力と戦って講釈界に革命を起こして、早く、講釈の常置小屋を作って下さい。連雀亭を買って常置小屋にするのか?
と、思ったのですが、なかなか買いませんよね。お金は十分あると思うのだが、真打の御祝儀に貰う算段なのかな?
さて、久しぶりに『杜子春』という物語に触れました。朗読とは違って、俯瞰と杜子春の目線を使い分けして語ってくれますね。プロの芸だと思います。


6.於竹大日如来/梅福
去年の貞寿先生の披露目も、『於竹大日如来』でした。梅福先生も協会の寄席でしか観ないのですが、違う噺も聴いてみたいです。


7.亀甲縞大売出し/貞心
マクラでは、干支のお話しでした。今年の「干支」は“亥”ではなく“己”だ!と、十干十二支について解説する貞心先生、実に生き生きしています。
こいう事の道理のようなものを、解説させると、上手いというか、しっくり来るというか、嵌り役だと思いますし、私は大好きです。
さて、『亀甲縞』。やっぱり、貞心先生の方が歴史として物語が伝わって来ます。俯瞰で展開されてより講釈らしいです、貞寿さんよりも。
貞寿さんのも悪くないんですよ、主人公の杉立治平目線で、彼女らしい講釈なんだけど、貞心先生の方が格調が高い!!是非、聴いて欲しい一席です。



次回、講談協会の寄席に来るとしたら、特選会かな?


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