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もう、次回分を売り出してからは、必ず参加している落語会のひとつだ。K師匠が苦手なぐらいで、
ホスト役真打の落語も楽しい。二つ目の数が増えているので、10年前に比べるとこの会に出るの難しいですね。
そんな、三三師匠のお眼鏡にかない選ばれた二人は、落語協会の市江さんと立川流の吉笑さん!!
そして、こんな内容でした。
1.鮑のし/駒六
古今亭:金原亭らしい芸だと思います。演出や表現が非常に細かくて、それでいて切れてますよね芸が。
臭くならないようにサラっとやるので、細かいのが気になりません。甚兵衛さんがいい味出しております。
また、しっかりした女房のお崎さんも、江戸の女将さんらしいと感じさせる。めでたい一席にピッタリ!!
2.一人相撲/吉笑
昨年、酔っ払って転んで骨折した話をマクラでされたのですが、これが結構笑えて、最初に行った近所の病院が、
本来内科と小児科専門なのに、なぜか整形外科もオマケでやっていて、レントゲン撮っても骨折に気付かず!!
マッサージと電気治療でその日は帰されたそうです。また、松葉杖を借りたけど、それが子供用!!
杖を使うと、歌舞伎の馬役みたいになったと言うのは、受けました。旨い表現です。
翌日、腫れは引かず、結局、地域で一番大きい病院へ再度行って、骨折と診断されて、それなりの治療を受けたが、
このでかい病院が、救急も同時にやっているので、検査の度に、割り込みの急患が入ったらしい。
また、吉笑さんの1人前の患者が、「織田裕二」だったというオマケ付き。勿論、役者のではなく同姓同名の一般人。
この噺も笑いました。血液検査の順番で「織田裕二さん!織田裕二さん!、2番で採血です。」と、
アナウンスが流れると、周囲がザワザワし、「織田裕二さん!織田裕二さん!、レントゲン室にお入り下さい。」でも、
また、周囲がザワザワする。CT室、問診室と、都合4回、周囲のザワザワを体験した吉笑さんでした。
さて、本編の『一人相撲』。2015年の年末に私は一回聞いているのですが、凄くよくなっていました。
物語は、ある大坂の大店。この呉服屋さんの主人が大の相撲好き。大坂相撲に飽き足らず、江戸にまで相撲を観に行く。
贔屓の力士の動向が気になるのに、商売を放って江戸へ一月も出掛けるのは、商人として失格だと反省し、
その年は、江戸相撲が始まっても、大坂に居残っておりました。ところが、相撲が気に成り、仕事が全く手につきません。
それを見かねた番頭が、一計を案じます。それは…
結構馬鹿馬鹿しい展開になるのですが、根多バレするので書きませんが、吉笑さんらしい。作品です。
3.もぐら泥/市江
前座の市丸時代を入れると、少なくとも十席は聞いている市江さん。初めて、彼の落語で笑ったかもしれません。
彼の喋りに本当によく合っていました『もぐら泥』。本人が言ってましたが、亡くなった喜多八師匠からの噺だそうです。
思い出しますよ、喜多八師匠の『もぐら泥』、泥棒が穴掘って手を突っ込む仕草!あれを喜多八師匠がやると、
腕を捲った瞬間、高座に近い席で見ている御婦人客が、一斉に、悲鳴を上げるんです。毛むくじゃらの手だから!!
三三師匠が言っていましたが、客席から「汚い!」って声が掛かった事もあったらしい。
4.とっておきトーク(鼎談)
三人での鼎談なのですが、市江さんが殆ど喋りませんでした。98%は“三三 VS 吉笑の対談”でした。
市江さんは極度に緊張するとフリーズするタイプ。目が絶えず泳いでいて、緊張が見ていて伝わりました。
逆に吉笑さんは、おそらく芸歴だと市江さんの2/3か?1/2だと思うのですが、流石、1年半で二つ目になるだけあって、
三三師匠のフリに機敏に反応して、的確な受け答えが即座に返せておりました。テレビやラジオで揉まれていますからね。
吉笑さんで印象的だったのは、どうやって新作を作るか?と聞かれて、自分を締め切りで追い込んで、
どうしても作らないと駄目な環境に、自分を追い込んで新作を作るそうです。春風亭昇太師匠と同じタイプなんですね。
5.橋場の雪/三三
去年の十月にギャラリー城山で聴いて以来の『橋場の雪』でした。あの時は、二十分に纏めるので夢の中の世界から始めず、
目が覚めたところから演じたのか?と、思っていたら、夢の中の物語を二回演じるとくどくなるので、構成を変えたんですね三三師匠。
こちらの方が、無駄がなくていいです。雪の吾妻橋から向島への風情が実にいいですよね。柳家三三、雪が似合います。
次回は、四月十六日(火)13:30開演、ホストは柳家喬太郎師匠、そしてゲストは美るくさん、花ごめさんの女流ふたりです。
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